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週休3日を目指す開業医。 趣味:株式投資,YouTube,温泉 座右の銘:「現状維持で…

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週休3日を目指す開業医。 趣味:株式投資,YouTube,温泉 座右の銘:「現状維持では後退するばかりである」

最近の記事

40代医師それぞれのキャリア

40代中盤ともなれば、キャリアの折り返し地点。 医学部時代の仲良い同期それぞれの進んだ道は 4人開業、うち3人は継承開業 1人は市中病院勤務医 1人はフリーランス 1人は大学に残り出世コース これは一般的な分布なのだろうか。 学生の時には、誰がどうなるかは想像できなかった。 でもそれぞれ自分のペースで頑張って充実してそう。 どんどん情勢が変わるのでまた10年後は違う結果になるだろう。 自分の選んだ道は、完全に出世コースからは外れた地元での開業医。 理由は、 医局の関

    • 開業医は収入に対する税率は減らせないが、労働時間に対する税率は減らせることの証明

      選挙前ですし、税金の話をします。 その辺にあるNISAとかふるさと納税とか小規模企業共済とかの節税話ではないです。 前提として 「時間は命そのもの」 であることを共通の認識とします。 我々開業医は自営業者ですので、 「自己労働時間=売上」 となります。 そして個人事業主で最高税率であれば 「自己労働時間×4/10=収入」 であり 「自己労働時間×6/10=税金」 つまり週5日働くうち3日は税金の為に働いています。 命である時間の60%を搾取されてる状況を改善するため

        • クリニックを高く売却するためには

          先日、M&A会社の経営者さんとお会いしたときに、クリニック売却について伺いました。 【自分が産み出したクリニックの終わりは、やはり自分で決めたい】 という思いは誰しもあるのではないでしょうか。 私が売りたいと思う時は、人が辞めるときと、業務に飽きたとき。 でも売却するに当たって大事なのは、 【売却してどうするか】を決めることだそうです。 私は特にやりたいことはまだ見つかっていませんが、手術に使う鋼製小物などを開発する仕事なんかやりたいですね。 そして、いずれ売却を

        40代医師それぞれのキャリア

          子離れならぬクリニック離れ~医療職人→経営者~

          私が開業医をやめたかった理由 1.人の雇用管理が面倒 2.忙殺されてつらいが売上少なくてもつらい 3.飽きた 先日、同時期に開業した遠い親戚と食事をしました。 久々に会った彼は、痩せていて、下顔面が腫れ上がり、呂律が回っていない状態。 聞くと、舌の半分くらいのデカイ潰瘍があるとのことで、世にも珍しい口腔内の帯状疱疹とのことでした。原因はコロナワクチンと過労の影響だそうです。 彼も私と同じく7年目で、同じような悩みを抱えていました。 私と違って、クリニックが戸建てで自宅が併

          子離れならぬクリニック離れ~医療職人→経営者~

          クリニックの運用利回りは?

          先日、医療経営コンサルの方に今後の方針について相談しまして、 人の管理にうんざりで、仕事にも飽きてる私に頂いたアドバイスは、 「クリニックは他医師に任せて残しなさい。そして、完全予約の自分がやりたい事だけやるクリニックを別にもうひとつ作りなさい。」 多くの開業医を見てきてらっしゃるコンサルタントさんなので、その経験から私にピッタリのアドバイスがそれらしいのです。 正直、次の暴落で株買い足したらもうFIREして農業でもしようかって思ってたのですが、 確かに自分は経営する

          クリニックの運用利回りは?

          院長の信頼度・退職危険度をさりげなく簡単に知る方法

          いつもニコニコ働いているスタッフが、なんの前触れもなく突然退職を申し出てきた経験ありませんか? 今回は、スタッフから自分への信頼度と、退職危険度の簡単な見抜き方をご紹介します。 方法は簡単。 スタッフの中から1人協力者を見つけます。 院長の誕生日か開院記念日等に、スタッフ全員から院長あての寄せ書きを集めてもらいます。 書き込まれた内容の結びが、 「今後とも宜しくお願いします。」や 「頑張りますのでご指導宜しくお願いします。」 などの今後共にいる未来をイメージし

          院長の信頼度・退職危険度をさりげなく簡単に知る方法

          ストレスを極限まで減らしたクリニック開業

          開業医の3大ストレスは、 売上 雇用 患者トラブル ではないでしょうか? これらを最小限にすれば、理論上ストレスフリーな経営スタイルが実現しやすくなります。 実際にそのような開業形態をとる先生が私の周りでも何人かおられます。 今回は、もし私がストレスフリー開業するとしたら…という視点で考えてみます。 まず広いスペースは要らないので、月に25万ほどのテナントを借ります。 受付、診察室、手術室があればOKです。 スタッフは雇わないか、雇うとしても親族のみで構成します。

          ストレスを極限まで減らしたクリニック開業

          究極のマネジメントとは

          スタッフ10人程度のクリニックに関する話ですが、 マネジメントできてるところと、そうでないところの違いは、なんでしょうか? 私がチーム作りをする上で必ずやってることは、 「陰口、悪口をいう人を排除する」 ということです。 気に入らないことがあれば、直接経営者に言うか、陰で不満を言うくらいなら、自分の満足のいく職場に転職することを勧めています。 そうする理由は、チームをまとめるのに邪魔だからです。 ルール違反は厳正に対処することで、それが当たり前の社風にします。 次に

          究極のマネジメントとは

          良かったこと 1.機能面・整容面で改善した患者さんにそれぞれ感謝された 2.注入セミナーの講師に選ばれた 3.右腕スタッフが戻ってくる

          良かったこと 1.機能面・整容面で改善した患者さんにそれぞれ感謝された 2.注入セミナーの講師に選ばれた 3.右腕スタッフが戻ってくる

          質の維持か売上の維持か

          ここで言う「質」とは、サービスの質。 我々医療機関でもサービスの質は差別化の重要なポイント。 長く働いていた看護師が育休で出た。 変わりに入ったのは、23歳の感情が読めないいわゆるZ世代と、47歳のベテラン。 23歳は病棟経験しかなく、人見知りもあって、患者さんとのコミュニケーションが苦手だ。 しかし、この年代は仕事の覚えは早い。 47歳は、外来経験も長いが、美容ともなれば勝手が違う。問題は、手の震えと老眼で脱毛すらまともにできず、その他の美容施術は到底任せられないこ

          質の維持か売上の維持か

          外来がツラい理由

          私は基本的に、仕事は好きですが、外来だけはしんどいときがあります。 外来の本質は「説得」だと思っています。 患者さんが、自分の治療をこの医師に任せていいのかという判断を行う、そういう場です。 年齢と共に、経験と見た目が貫禄となり、多少認められやすくはなったものの、外来患者さんが増えれば増えるほど、時間との戦いになります。 待ち時間が2時間を過ぎれば、帰る患者さんもいれば、腹いせに口コミを書く患者さんも出てきます。 ただ、こちらはご飯もトイレも我慢して必死で回している

          外来がツラい理由

          マンションVS戸建て

          この論争は、賃貸VS持家と行ったかたちでも行われ、双方のメリット・デメリットあると思います。 両方住んでみた私の結論は、子持ちなら絶対に戸建てです。 というのもそもそも騒音で追い出されたわけですが、騒いでる子供を止める回数が減るために、精神的に楽です。 次に駐車場の近さ、エレベーターの待ち時間分のロスがないこと、あとは新築なら設備が全然良くなります。 家はデザインで選ぶのもいいし、機能で選ぶのも楽しいです。 経済的にみると賃貸がいいかもしれませんが、金利が上がる前に

          マンションVS戸建て

          開業医2.0

          以前読んだ本で、開業医の平均寿命は勤務医より5年ほど少ないというのを見ました。 実際、私の周りの開業医も若くして脳梗塞、うつ病、自殺など患うのを見てきました。 その原因のメインはおそらく心労でしょう。 私の場合は、目のアレルギーと戦っています。 ここ半年は、家で寝れない状態になってしまいました。 目の不調は、手術に影響するためモチベーションはかなり低下します。 「もう続けられない…。」 と思うことも、しょっちゅうあります。 しかしまだ借金もあるし、子供は小さいので辞

          医師に最適な株式投資法とは

          ある程度 資産が増えてくると、 その運用方法に悩む時期があると思います。 特に所得税率が 高くなってきたあたりから、 働けば働くほど損している意識に苛まれるのは当然でしょう。 私は株式投資を、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる「スタンド」だと思っています。 忙しい自分の裏でお金を稼いできてくれる存在。 イメージは、ハーヴェストではなく、スタープラチナです…。 さらに株式投資は、うまく分散すればインフレや円安のヘッジにもなりますし、何よりもリターンと流動性が高いところが魅力的で

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          医師に最適な株式投資法とは

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          セミナーの利点

          先日、 自ら主催して一般向けのセミナーを 行った。 テーマは 「美容医療との正しい 付き合い方 」 近年 美容医療における 被害者 が増えており、 その啓蒙のために、一般の方に直接伝える機会をもうけたかったからだ。 同時に私は、仕事を続けるのに体力と気力の限界を感じていたため、最後のセミナーになるかもと思いながら、望んだ。 セミナー終了後、見ていた父から「他院の悪口をいうな」と注意を受け、へこむシーンもあったが、私は被害患者さんを減らすためにやったことなので、やりたい

          セミナーの利点