もっとも苦手だった読書。ひたすら読み、修行のごとく解読した。読んだことを忘れ、いまだ振り返り読書をしています。ただ、その読書は二度と忘れない「ボクだけの図書」として、生涯のアーカ…
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「読書より」マガジンを見直しました。
https://note.com/0602kawasemi/m/m3d72bced3cd1
新 青春の絆(長編サンプル)
【巻頭言】
「もしかぶれがいのしない空気で、知りばえのしない人間であったらお互いに不運としてあきらめるよりしかたがない」
(夏目漱石著「三四郎」解説より)
10日間限定投稿
原作はKindle Unlimitedで読めます。
著者 翡翠(かわせみ)
「青春の絆 リニューアル」
第一章 常磐木の落葉
2時限目の授業が終わる鐘、それは午前の終了と昼飯の二つの合図を同時に告げる。
常磐木が落
重松快作 「その日のまえに」
去り行く昭和の残像を舞台に、淡々と語る妻の死と残された子供の有様。同世代の・同姓として、自分は次第に主人公と同一化してしまった。
家庭内の話・心の内面の話・思い出という、今は実態のない話が多く、読み始めは「女々しい語り口」であると感じました。
7つの短編を上手く組み合わせた本書は、立派な単行本に仕立てられている。縦軸に「命の話」・横軸に「時間の経過」と言う風に、変えない著者のスタンスは、