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およそ500字日記

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文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
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#季節

2024年4月20日の日記

2024年4月20日の日記

 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! 私は今朝、最寄駅から電車に乗り込んだ。そして気が付くと、もういつのまにか最寄り駅に降りていた…。な、なにを言ってるのかわからねーと思うが、

 てな感じで毎日が過ぎてく。最寄駅から電車に乗り込んだと思うともう最寄り駅に降りている。まるでデッカイ環状線に長い間乗ってたみたいだ。環状線は僕らを乗せてくれてる??

 取引先の人たちと、とあるプロジェクトについて長

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2024年3月22日の日記

2024年3月22日の日記

 3月ももう終盤なのに、水っ気の多い雪に見舞われた。「三寒四温」とは実によくできた言葉で、語呂の良さもさることながら、冬のこの時期の危うい気温の推移を見事に表現した素晴らしい言葉だと思う。

 祝日でお休みだったので、実家に帰省。冒頭の雪のくだりは、父と母と私の3人で神戸の北の方にドライブに行った折の話。3月ってこんなに雨降ってたっけ?
 国道沿いの寂れたレストインで定食ランチを食べて、キツネの嫁

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2023年11月12日の日記

2023年11月12日の日記

 先週くらいからずっと風邪気味で、鼻は崩落したトンネルのごとく不通だったし、喉には常にヘドロが滞留しているかのごとく、慢性的な異物感に悩まされていた。
 ようやくそれもなくなったと思ったら、異常なスピードで冬がやってきた。槇原敬之はちゃんと冬の到来を教えてくれるのに全く…、季節は僕らを追い越してゆくケド…。

 11月11日はベースの日だ!とか言ってキャッキャしてたら、月初に書いた日記を思い出した

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2023年8月16日の日記

2023年8月16日の日記

 風が強いからTMレボリューションごっこをしようとか、雨が降ってるからショーシャンクの空にごっこをしようとか、台風だからコロッケを買おうとか、天候が荒れている日はそんなことしか考えられない。それにしても今年のお盆はツイていないな。

束の間の夏季休暇、後半3日間は東京旅行をしようと企てていたが、例のエマージェンシータイフーンのせいで急遽、一日早めることになった。その分予定を前倒しにしてなんとかキ

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2023年7月20日の日記

2023年7月20日の日記

Q:君たちはどう生きるか。
A:生きるように生きるさ。

「事情はいろいろだ まして素性なんてわからない」。すべてを披露できぬまま私が私を終えるのは思ったよりも悲しいことなのだ。だって満員電車のとなりのアンタ顔も知らねぇ。いざマスクをはずしたご尊顔、研ぎ澄まされた写輪眼でも見抜けないその最暗部。生きづらいったらありゃしない。

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 暑い。これに尽きる。梅雨が明けたとか明けてないとか、なんてこと

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2023年6月19日の日記

2023年6月19日の日記

 この前、家にあったガラス製のテーブルが派手に割れた。カネコアヤノっぽく言うと、ひとりでに。瑛人っぽく言うと、夜中に、いきなりさ。
 しかし調べてみると、強化ガラスのものがひとりでに割れるというのはよくある話みたいで、傷や劣化、高温多湿などの悪条件が重なった時とか、予想外の力が加わった時には容易くそうなるみたいだ。

 それにしても派手に割れた。仮面ライダー龍騎のオープニングくらい派手に割れてる。

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2023年5月15日の日記

2023年5月15日の日記

 ことは一刻を争う、二度と言わすな。いつの季節にでも三寒四温はある。五月病に罹患することもなく、双六のようにゆっくり進んでいく七転び八起きの日々。されど九相図のように確実に移り変わっていく。今はそれで十分だ。

 てな具合にカレンダーのマスを順番に塗りつぶしていっていたらもう五月も折り返し地点に差し掛かっている。いやさすがに早すぎる。
 大型連休明けにはよく五月病という言葉を耳にするが、社会に出て

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2023年4月30日の日記

2023年4月30日の日記

 タイトなジーンズにねじ込むのは何も私のボディだけじゃない。今はスマホもパスケースもタイトなジーンズにねじ込む時代。かくいう私はあまりタイトな衣服が好きではない。だってなんか、ちょっとHALENTIじゃん。

「心理の心理感」みたいな感覚、大事にしたい。言語化できないけど確かに自分の中にある判断基準というか、審美眼みたいなもの。こういう成文化されていない判断基準が、自分の生活の根底を支えている気が

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2023年3月6日の日記

2023年3月6日の日記

 すっかり春になった心地よい陽気にあてられて、気持ちが浮ついてしまっている。春先にはよく変なのが出てくる、というがそれはたぶん私のことだ。春は浮かれていていい。
 3月の土日は第1週目しか空いていなかったので、これは好機とばかりに電車で富山県に行ってきた。少し霞んだ空の根元に鎮座する立山連峰はなんとも幻想的な佇まいで、RPGゲームの序盤で見ることはできるが終盤にならないと攻略できない、まさに竜王の

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2023年2月28日の日記

2023年2月28日の日記

 マイナンバーカードを受け取りに行って来た、ようやく。平日に役所に行けないので、こうやって月イチの日曜開庁の日に狙いを定めて来たわけだが、案の定めちゃくちゃ混んでいる。マイナポイントの締め切りのこともあってか、2月末の市役所は動物さんたち大集合だワイワイばりの大盛況。ここはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドか?シングルライドでこの混みようは異常だぜ。

 将来的に私たちがマイナンバーで呼び合う未来も

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2023年1月16日の日記

2023年1月16日の日記

 YouTubeで動画を開いて、広告が流れ終わるまでの時間に他の動画を探っていたら、別の面白そうな動画を見つけてすぐにそちらを開いたらたまたま広告無しで始まって、なんか得した気分になったりならなかったりしている1日。自分の興味の移ろう早さにもはや驚きも覚えなくなった。そんなこんなで1月も折り返しである。こうやって季節は巡る。

 土日が暖かかったのもあって、週初めは少し冷え込んだ。今日に限ってはヒ

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2022年6月2日の日記

2022年6月2日の日記

 影が少し、長くなった気がする。夕日にじっとりとした熱気を感じるようになった。明日の天気を憂うようになった。気がついたら6月になっていた。さて、どうしよう。

 去年の今頃は何をしていたっけ、とSNSを遡る。あぁ、これから1年もの月日が経ったのか。

 1番線に停車中の電車内で、2番線を通過してゆく電車を見送った。退勤ラッシュの午後6時、ついさっき家を出たと思ったらもう家に向かっている。誰かが私の

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2021年10月28日の日記

2021年10月28日の日記

 東へ東へと走る電車の車窓から、北の空へ飛んでゆく飛行機を見た。薄雲がかかる澄んだパステルブルーの寒空に、雲よりも白い鉄の塊が悠々と浮かぶ。
 飛行機はさらに北へ北へ。やがてそれは、大きな水色の画用紙につけられたわずかな傷痕ほどの大きさになって、どこまでも続く空が見えているだけになった。

 異国にいる友人に、誕生日おめでとう、というメッセージを送った。時差の都合で、今ちょうど日が変わるという頃合

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2021年10月20日の日記

2021年10月20日の日記

 「秋は死んだ」。現代が生み出した愚鈍な厭世哲学者を自称する私であれば、夏が終わって秋への衣替えの時期に、この言葉を遺し絶望するだろう。秋は死んだ、日本に四季なぞ疾うにない。

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 朝起きるのが億劫になりました。羽毛布団がわたしを離さないでと言わんばかりにタッチダウンをしてくる。当機はまもなくテイクオフします、がしかし冬季はその限りではありません...。エマージェンシーエマージェンシー、ドーン

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