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2023年7月20日の日記
Q:君たちはどう生きるか。
A:生きるように生きるさ。
「事情はいろいろだ まして素性なんてわからない」。すべてを披露できぬまま私が私を終えるのは思ったよりも悲しいことなのだ。だって満員電車のとなりのアンタ顔も知らねぇ。いざマスクをはずしたご尊顔、研ぎ澄まされた写輪眼でも見抜けないその最暗部。生きづらいったらありゃしない。
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暑い。これに尽きる。梅雨が明けたとか明けてないとか、なんてことはもうどっちでもいいんだ。やい梅雨明け判断師、はやく終息宣言を出せ。疑わしきは罰せず、裁判長!ここは懲役4年でどうすか!なんてことを夏マニアも言ってるだろう。
みんなそそのかされちまう、ついつい流されちまう。フラッと寄ったコンビニで、お金もないのにアイスを買ってしまう。いつだか食べていたアイスの値段は、今は溶けてなくなって見る影もない。アイスを食べる前に、脳に冷静さが一瞬だけカムバックする。
とはいってもそこは夏の魔法の効力か、気がつけばアイスを片手に夏の下。粘着質のアスファルトを歩く。駐車場のトラックが吐く排煙は夏になると一層重さが増す。ピーカンの空、こうやってまたひとつ季節が巡ってきた。
夏が、来る。
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