前髪

生活の合間につらつらと。今年はフジロックに行った。あとはしまなみ海道自転車旅と整骨院通…

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生活の合間につらつらと。今年はフジロックに行った。あとはしまなみ海道自転車旅と整骨院通いがしたい。

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  • 或る若者の思索

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我が生涯に一片の

 「恥の多い生涯を送ってきました」で有名な『人間失格』の葉蔵は作中で26歳だとされている。20半ばの分際で恥の多い生涯だと自称できるなんて、どれほど放蕩無頼な人生を送ったのだろう(私自身は人間失格を未読なので詳しくは知らない)。  恥の多い生涯だと決めつけるには、あまりにもまだ私たちは若い。恥ずべき生涯であったかどうかなんてことは、地獄で閻魔大王が謁見なされるその時に初めて決定することで、むしろ地獄に行くことこそが大恥晒しであると思う。今はとりあえず徳を積めるだけ積んで、そ

    • 「晨」って合体漢字で出てきたら「農」の確定演出すぎない?

      Q.これらの漢字を組み合わせて、二文字の熟語を完成させよ。 「晨」「二」「西」「一」「各」 『えっ、晨ってこれ「農」の確定演出じゃん!』 -  私は幼いころからなぜか漢字が好きで、家にあったポケットサイズの漢字辞典を常に持ち歩いていたくらい。なかでも「薔薇」という漢字に惹かれ、小学1年生のときには既に書けるようになっていた。  当時、IQサプリという番組があって、その中のコーナーで「合体漢字」というものがあった。説明するまでも

      • 2024年8月22日の日記

        踊るさんま御殿の一言体験談のコーナーでは、採用されると賞金5万3000円がプレゼントされる。さんま御殿は月に4回放送されるため、週イチペースでコンスタントに採用されれば、なんと月の手取りが21万2000円になるのだ。2ヶ月45万、ためる、たまる。そこらへんのサラリーマンよりよっぽど貰える、TVに出れる、ぶりモテる。 一方で現実はひとことでは到底言い表せれないほどに複雑怪奇。踊ってる暇もない。 仕事で立ち寄った先で美味しいアイスを食べた。低温殺菌製法の牛乳など、

        • ユビキタスの響きに見た未来

           小学生くらいのとき、社会の授業でぼんやり眺めていた資料集(便覧だったかな)に載っていた言葉で「ユビキタス」というのがあった。  ちょうどその頃、イーモバイルのCMで松下奈緒がユビキタスというワードを言っていて、なんのことかわからないなりにも、「あぁ、なんか近未来的な響きだな」と思っていた記憶がある。ちなみにこのCMが放送されたのは2007年冬のことらしい。今から17年前だ。  ユビキタスとはなんだろう。何もわからないけれど、幼かった私は「近い未来、このユビキタスとやらが日

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        我が生涯に一片の

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          2024年8月17日の日記

           大人になると、常にうっすら体調が悪い。晴れの日も雨の日も、平日も休みの日も、いつも身体のどこかしらがかなりの確率で調子が悪い。  たとえば、朝起きると背中が痛い。背中が痛いなんて子どもの時には感じたことがなかったと思う。また別の日には、朝起きると手首が痛い。子どものときには一日中ラケットやバットを振り回しても、手首や腕が痛むことなどなかったのに。  コンタクトを着けても眼鏡をかけても、常にうっすら目が悪い。裸眼の時より視力はもちろんいいのだが、心なしか視界がボンヤリしてい

          2024年8月17日の日記

          2024年8月15日の日記

           人には人の乳酸菌があり、人には人の歴史がある。チチヤスのヨーグルトのパッケージに、乳酸菌は約1億種もあると書いてあった。その1億の乳酸菌の中でどれが個々人に合うかなんて、蒼井優でもわかりゃしねえ。   そう考えると、1億人から吹き出る1億通りの文句に適切に対処せねばならない日本の政治家も大変だなと思う。全員が全員、己の基準で満足できる世界なんてどこにもない。 -  8月の12日〜14日の3日間で、祖母の故郷帰りに同行してきた。車で片道5時間、行き帰りでいろいろ途中下車を

          2024年8月15日の日記

          ナンバリングディストピア

           音楽や映画、お笑い芸人のコンビ名や店名、ありとあらゆる「名前」がつくもの。名前がつくことでその存在に個性を付与し、他者との差別化を図り、マーケティング戦略の上でも有利に働く。  名前から入ることって結構多い。書籍「君は永遠にそいつらより若い」やロックバンド「Two Door Cinema Club」やお笑いコンビ「9番街レトロ」などは、まさに私が名前から入った好例である。    ではこの名前というものが存在しなかったらどうだろう。名前が存在せずに、すべて通しの管理番号で管理

          ナンバリングディストピア

          2024年8月10日の日記

           お盆前の仕事の駆け込みがアツイ、ウチは駆け込み寺か、織田無道か。8月8日、八十八ヶ所巡礼の日に何か書こうと思っていたが忘れて、8月9日も忙しいので忘れて、8月10日野獣の日にはなにも書くまいと決めていたのだが、結局今日に書くしかないというワケ。 -  先週、京都駅で開催されていたみうらじゅんの個展に行った。そのあと烏丸のほうへ繰り出して京おばんざいを食べた。おばんざいという言葉を聞くたび、髭男爵の山田ルイ53世の「貴族のお漫才」というワードが浮かぶ。そんなことを考えなが

          2024年8月10日の日記

          約束の地、苗場で【FUJI ROCK FESTIVAL 2024】

           私が初めて音楽フェスに行ったのが今から10年前の2014年。当時高校生だった私と友人3人とで、県外までバスと電車を乗り継ぐ大移動。初めての君と夏フェスは2日連続参戦、そしてキャンプ場での宿泊、大人が同行しない初めての大掛かりな旅行とあってそれらすべてが新鮮で、私は今もなお、その思い出に囚われ続けている。  そんな少年もラッパー…ではなく社会人になった。10年間という月日は数えてみればあっという間で、あの時食べたケバブサンドの味や、遠くから響いてくる音楽の振動だって今でもな

          約束の地、苗場で【FUJI ROCK FESTIVAL 2024】

          2024年8月3日の日記

           ねえねえ教えて 教えて 8月3日の天気教えて。知りたいの。  私的怒涛の1週間が終わり、脳天ピーカン、空は晴れて。なんだかセミの声が例年より小さくなったような気がする。 今日は近所で大きな花火大会があるということを当日まですっかり忘れていた。今は花火大会も予約が必須、なおかつ観覧席の有料設定がデフォルトになってきた。昔はフラッと行っては群衆に割り込んで最前列まで無理くり行って…なんてことができていたが。このご時世、無課金おじさんでは満足に花火も見られない。  家にいた

          2024年8月3日の日記

          2024年7月31日の日記

           私としたことが、最後に日記を書いてから1週間以上も空いてしまった。というのも、仕事が7月後半からちょっとゆるやかにかなり確実に繁忙期に突入し、最終週あたりにはもう猫の手を借りて返したくないくらいになっていた。日記を書くにも猫の手では頼りない。なんやかんやで気がつけば7月最終日である。さすがに何か書いておこう。  そういえばフジロックに行ってきた。また別の記事で詳細な感想を書くのでここでは特に述べることはないが、私の2024年を構成する大きなイベントのひとつが終わってしまっ

          2024年7月31日の日記

          2024年7月22日の日記

           人生で初めて、プロ野球のゲームを見に行った。スポーツ全般、おもに球技の知識にめっぽう疎く、サッカーにいたっては基本的なルールさえ怪しい私だが、ひょんなことからプロ野球を見ることになったのである。  兵庫県で生まれ育っておきながら私にとって甲子園というのはとても遠い存在で、"大阪に行くときの途中駅"程度の認識しかなかった。今回こうやって甲子園を主目的として行ったのは本当に初めてだ。  スタンドに行ってみると、球場全体がどよめいているようだった。テレビで見る球場なんかよりも遥

          2024年7月22日の日記

          佐藤浩市っていつもナイフ舐める直前みたいな顔してるな

           こういう固定的なタレントイメージって怖い。というのも、私が佐藤浩市に対して知っている事柄が「映画:マジックアワーのデラ富樫役」しかないからであるが、いやはや代表作の呪いってのは恐ろしい。詳細な説明は割愛するが、佐藤浩市が当の映画で演じたデラ富樫というのは、ナイフを舐めまわすようなしぐさが特徴的な、そういう役のキャラクターだった。 -  今や俳優の活動だけに留まらず、バラエティ番組にも引っ張りだこの佐藤浩市さん。御年63才とは思えないほどのカッコよさ、スタイルの良さ、そし

          佐藤浩市っていつもナイフ舐める直前みたいな顔してるな

          2024年7月17日の日記

           京都府北部にある伊根の舟屋というところに行ってきた。湾に沿って水際に家々が建ち並ぶ不思議な光景が特徴的。さらにその建屋の1階部分は海側から船が出入りできるように、駐車場ならぬ駐船場になっているのだ。日本海にほど近い山あいの小さな漁村の風景、この伊根湾の凪のように、心までおだやかになれる。 -  私は、同じ観光地に2度行くことはあまりない。有名な観光地であろうとなかろうと、複数回行っても同じ場所は同じ場所である、という自論がある。それならば、未だ行ったことのない場所に行っ

          2024年7月17日の日記

          2024年7月12日の日記

           いつも私が通勤で使っている路線は、朝になると異様な混雑っぷりを見せる。そのため、客の乗降が間に合わずダイヤ通りに発車できないこともしばしばある。  そのせいか、昨日の車掌さんはあまりの混雑具合を見かねて「このへんで扉を閉めさせていただきます」って飲み会の幹事みたいなアナウンスをしてた。宴もたけなわですが~じゃないんだよ。堅苦しい物言いではなくちょっと砕けた言い方をする車掌さんに朝から癒されたというお話でした。 -  夏なのにまだそうめんを食べていないことを思い出した。そ

          2024年7月12日の日記

          2024年7月9日の日記

           京阪電鉄の中之島線の駅って、どことなくbackroomsの雰囲気があるよね。ゴミゴミと煩わしい大阪の大都心の真下に、あんなに広大で無機質な世界が広がっているのってなかなか奇妙。荒れている海上とは裏腹に、水中には穏やかな凪の世界が広がっているのと同じだ。昼間でも人の往来があまりないので、実は大阪の隠れた避難場所ではないかと思っている。  仕事の都合でお昼に中之島や淀屋橋のあたりに行ったのだが、あそこはスゴイ。行っただけでなんだか「仕事をしている雰囲気」にあてられるのでお得。

          2024年7月9日の日記