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およそ500字日記

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文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
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#生活

2024年5月6日の日記

2024年5月6日の日記

【4月27日】
学生時代のサークルのOBライブを見に行った。改めて自分は「自分から話しかけなければ、限りなくイベントが発生しない」体質の人間だということを認識。

【4月28日】
先輩が家に遊びに来たので、料理を作っておもてなし。パエリアを初めて作った。バターたっぷりのサフランライスめっちゃ美味い。バターホンマにヤバい。

【4月29日】
大阪城野外音楽堂で音楽フェス。微妙に雨が降ったり降らなか

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2024年4月30日の日記

2024年4月30日の日記

 世間はGW。弊社もカレンダー通りではあるが、仕事の量はかなりセーブできているので、思い切って休みにした。といってもやることは特にないので、歯医者と皮膚科を予約。なんとか有意義に過ごしてみせよう。

 久しぶりに平日に街を歩いてみると、シャッターの下りている店が休日よりも少ないことに驚いた。いつも閉まっているクリニックも、休日にATMだけ利用する近所の郵便局も開いているし、街全体がなんだか明るい。

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2023年11月12日の日記

2023年11月12日の日記

 先週くらいからずっと風邪気味で、鼻は崩落したトンネルのごとく不通だったし、喉には常にヘドロが滞留しているかのごとく、慢性的な異物感に悩まされていた。
 ようやくそれもなくなったと思ったら、異常なスピードで冬がやってきた。槇原敬之はちゃんと冬の到来を教えてくれるのに全く…、季節は僕らを追い越してゆくケド…。

 11月11日はベースの日だ!とか言ってキャッキャしてたら、月初に書いた日記を思い出した

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2023年10月24日の日記

2023年10月24日の日記

 普段、ワイヤレスイヤホンをつけて歩いている。擦り切れたレコードのように何度も繰り返したプレイリストにもそろそろ飽きてきて、それでも音に包まれていない状態ではどうも耳が寂しいので、感動も救いもない音楽にただただ殴られている。

 基本的にはイヤホンをはずさない。はずすのは、主にお店で買い物をして精算をするときとか。レジでの精算なんて客も店員も機械的にやっているのだから、お互い無意識下で音声記号を処

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2023年5月22日の日記

2023年5月22日の日記

 少し前に、長年愛用していた折り畳み傘を通勤途中でなくしたのだが、新しく買うのもなんか面倒だし、「雨に降られさえしなければどうということはない」と思い、ここ数日は傘無しの丸腰で生活をしていた。
 雨は突然やってくる。こんなときに限って傘を用意しておかなかった自分がとことん憎い。どうせ最終的に同じ出費を計上するのだから、先に財布を痛めつけておいた方が何かと得なのだろうが、人間はそんなに賢くない。

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2023年3月27日の日記

2023年3月27日の日記

「発端は愛やで!」とダウンタウンの松ちゃんも言っていた。確かに、50音も「あい」から始まるしね。人間のあらゆる行動原理の発端は愛なのかもしれない。
 ターミナル駅の改札前はおもしろい。しばらく立っていると、小さな人間ドラマがいくつも見られる。金曜の夜、中年のおじさんが「よい休日を!」といって別れていった。オッサンになってもそうやってお互いの楽しい明日を願える人は果たしているだろうか。これも愛なんだ

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2022年8月3日の日記

2022年8月3日の日記

 夜21時過ぎの新大阪駅のコンコースを歩いていると、新幹線の発車時刻が記された電光掲示板に目が止まる。スーツケースを引きずった若者が出たり入ったり、この時間になっても10分間隔で東西に新幹線は出発していく。

 21時24分発東京行き、東京へ行く新大阪駅からの最終列車だ。この新幹線に飛び乗れば、日付が変わる前に東京に到着することができるのだ。「今から行くわ」と東京の友人に伝えてその2時間後には終電

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2022年6月19日の日記

2022年6月19日の日記

 普段は大阪メトロ御堂筋線の淀屋橋駅で降りることが多い。だからその先へ行くことは滅多にない。今日は野暮用で南港のあたりに行かなくてはいけなかったので、淀屋橋の一つ先、本町で中央線に乗り換えて、海へと向かった。それにしても本町駅での乗り継ぎはめんどくさい。学生時代にもたまに利用することはあったが、果たしてどのルートが乗り継ぎの最善なのか、よくわからないまま歩き回っていたことを思い出しながら、今日も長

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2022年6月2日の日記

2022年6月2日の日記

 影が少し、長くなった気がする。夕日にじっとりとした熱気を感じるようになった。明日の天気を憂うようになった。気がついたら6月になっていた。さて、どうしよう。

 去年の今頃は何をしていたっけ、とSNSを遡る。あぁ、これから1年もの月日が経ったのか。

 1番線に停車中の電車内で、2番線を通過してゆく電車を見送った。退勤ラッシュの午後6時、ついさっき家を出たと思ったらもう家に向かっている。誰かが私の

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2022年5月14日の日記

2022年5月14日の日記

 状況はどうだい?私はというと、この一人分の吹き溜まりで一人、ノートパソコンに向かい合っている。暗い部屋でひとりテレビは付けたまま。
 
 休日ともなると、誰とも話さずに一日が終わることもザラにあるので、こうやって指先を動かして言葉を綴る他に、自分を考えや思いを吐き出す手段がない。言葉も言えないままに感情をキープするのは、私にはちとしんどいのだ。

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 この街に来て早1か月が経った。街の喧騒

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2021年10月28日の日記

2021年10月28日の日記

 東へ東へと走る電車の車窓から、北の空へ飛んでゆく飛行機を見た。薄雲がかかる澄んだパステルブルーの寒空に、雲よりも白い鉄の塊が悠々と浮かぶ。
 飛行機はさらに北へ北へ。やがてそれは、大きな水色の画用紙につけられたわずかな傷痕ほどの大きさになって、どこまでも続く空が見えているだけになった。

 異国にいる友人に、誕生日おめでとう、というメッセージを送った。時差の都合で、今ちょうど日が変わるという頃合

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2021年9月29日の日記

2021年9月29日の日記

 今日も環状線が止まったので会社に間に合わない。9月になってからやたらと人身事故が多いのだけれど、季節との相関性は何?目的の駅まであと1駅というとこで電車が止まりやがる。20分待っても動く気配がないからその駅で下りて次の駅まで走ろうと決めた。グーグルマップで確認したら徒歩で20分、さしずめ走れば10分弱といったところか。今思えば完全に体力を度外視した荒唐無稽なプランだった。結局駅を出て3分後くらい

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