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つれづれ箱

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あれやこれや喋りたいこと
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#好き

さよならは、突然に

さよならは、突然に

一時期、ハンドメイドでアクセサリーなどを作ることにハマっていた。

思いつきを形にすることが楽しくて、色や素材の組合せを考えることが楽しくて、何年か夢中になってあれやこれやと作っていた。

それはいつでも自分にとって新しいチャレンジで。
やったことのないことをを試してみる、その連続で。

4~5年の間は、飽きもせずに様々な材料を買い集めては「こうしたい」を形にすることを続けていた。

販売戦略的に

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シンプルで単純な欲求のこと

シンプルで単純な欲求のこと

今でこそnoteを書いたり、Twitterでつぶやいたり、Instagramで写真をアップしたり…と日常的に何かの表現や発信をすることが当たり前のようになっているけれど。

昔からそうだった訳でも、そういうことを好んでいた訳でもなかったということに突然気がついた。

子供の頃に好きだったのは本を読む、ゲームをする、犬と遊ぶ、探検をする…などで。お絵かきとか自分で何か書いてみるとか、そういう創作や表

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ロマンティックと浪漫の違い

ロマンティックと浪漫の違い

先日「ロマンティックはつづく/Romantic Bites.」を読んでいて、自分に足りない物はこれだったのか!!と頭の上で電球がピコーンとした。

この記事を書いた西平 麻依(まいも)さんは、詩的で美しい文章を紡ぐ女性作家さんだ。柔らかで女性的で、まさにロマンティックな文を綴る方で。いつも読ませていただく度に「自分には到底書けない文章だ…」と感じていたけれど、彼女の投稿したこのnoteを読んで理解

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流行を捨てた大人

流行を捨てた大人

さて、「流行を知らない子供」はその後どうなったかというと。

中学から高校にかけては周囲に合わせる為に、似たようなことを続けてきた。ファッション雑誌を買う、芸能人を覚える、流行のドラマや音楽を追う…こうやって会話の種を増やしていく、というのは社交の一部であり新たな楽しみでもあった。しかしその楽しみと努力の割合は、いずれにおいても50:50だったように思う。楽しさ半分、努力が半分。どうやら心の底から

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そうだ、この人は羽生結弦だった

そうだ、この人は羽生結弦だった

先月末あたりからちょこちょこと羽生くんの特集番組をやっている。それらを見ていたら…今シーズン、怪我以降からずっとひっそりとどこかに存在していたそこはかとない不安がいつのまにか消えていた。

羽生結弦くんのどこが良いかって。勝ちたい、1番強いのは自分でありたい…という気概が半端なさそうな所が良い。それをハッキリと口に出し、その為にひたすら頭を使い、努力をする。Twitterでもつぶやいたけれど、

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無数の個に向けて

無数の個に向けて

「なぜ僕は写真を撮っているのか?その1」を読んだ。
ninoさんの、写真に向き合う文章を読むたびに…自分の中のふわふわしていた感覚がまとまりを持ち始めるようだ。

「あなたはなぜ写真を撮っているのですか?」

根源的な質問。当たり前すぎて改めては向き合ってこなかったような、そんな問いに。あなたなら、なんと答えるだろうか?

自分の場合は、常々言っていることだけど「絵が描けないから、写真を撮っている

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食いしん坊の旅路

食いしん坊の旅路

初めてのひとり旅、陽も傾きかける頃。
鴨川から色づく空を眺めながら、1つの重要ミッションと向き合っていた。

 勇気がいるが、覚悟は出来ているか?
 臆することはない、さぁ行こうじゃないか
 この壮挙を成し遂げるのだ…

どんなミッションなのか、何を躊躇っていたのかというと。
旅に出る前に、自分と約束していたのだ。

「旅先でふらりと美味しそうな店に立ち寄り、カウンターで舌鼓を打つ。
そんな憧れの

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青い食器が好きらしい

すごくどうでもいい事なんだけれども、どうやら青い食器が好きらしい…と最近気がついた。

手持ちの食器の中でも特に贔屓にしているものが、青い。

例えば、これ。実家にいた10代の頃から色味が気に入っていて、家を出ても結婚してからもずっと手元にあるお気に入りのカップだ。

ちなみに何十年も使った今になって、ふと「どこで買ったものなんだろう?」との疑問が湧いて。昨日の昼に底を見て書いてあった銘を検索して

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写真は、"好き"の写し鏡

写真は、"好き"の写し鏡

生まれて初めて、MY花瓶を手に入れた。
自分の花瓶。すなわち、MY花瓶。

ひとり暮らしの頃からずっと、花をもらうたびに花瓶買わなきゃ…と思っていたし。結婚してからも、同様に思っていたにも関わらず。

とりあえずの不要なグラスや、小洒落た空き瓶なんかで代用してて。
いまだに花瓶というものを持っていなかったのだけれど…

先日ショッピングモールのお花屋さんで通りすがりにふと見かけた花瓶に、どうにも心

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