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エッセイ

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2021年1月の記事一覧

「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

以下、GOの三浦さんという方のNewspicksの佐々木さんが起業した理由についてのツイートだ。

三浦さんは「フェアに自分の責任で大きなリスクをとりたい」というのを「起業の本質」だと言っているが、私もまさにそう思う。

会社勤めはいいこともあるし、悪いこともある。ただ、一番もやもやするのは、責任の範囲が曖昧なことだ。いい仕事をしたのにリターンが少ない、という理由もあるだろう。

しかし、それより

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「ビジョンがあること」と「信頼を得て集団をまとめること」

「ビジョンがあること」と「信頼を得て集団をまとめること」

人の話をよく聞いて、相手を立てながらコミュニケーションをしていけば信頼を得ることができる。

日本の組織で出世したり、抜擢される人はそういう人が多いだろう。

ガースーこと菅首相もそうなのではないか。

でも、そうして権力を持てる地位についたとしても、その人自身に思想がなければ、その地位は宝の持ち腐れである。

やりたいことがあってこその地位だ。

その地位に副次的にくっついている権力や金を目的に

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褒め方にいちゃもんをつけるRを褒めるポイント3つ

褒め方にいちゃもんをつけるRを褒めるポイント3つ

「褒め方がしっくりこない」

この衝撃の言葉、

よく思い出すのが、

大学時代の後輩Rの言葉。

自分と同期のIは、活発で協調性のあるナイスガイだが、Iはよく人を褒める。

後輩Rをよく褒めていた。というより、後輩R以外の人もばんばん褒める。

そこで、あるときRはIがいないときに、

この冒頭の言葉を放った。

「褒め方がしっくりこない」

褒められておいて、その褒め方にいちゃもんをつけるとい

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それでも「真実」を求める理由は「システムはどのみち回らなくなるから」

それでも「真実」を求める理由は「システムはどのみち回らなくなるから」

真実はなぜ重要か?自分たちの主観的な世界が楽しければそれでよくないのか?

自分が見ている世界を全てだと思って、その中で自由に楽しく生きていればいい。そう考える人は多いだろう。

つまり、その自分たちの(狭い)世界の「外」(真実)なんかどうでもいい、という態度。

本当のことがわかっても、だからどうなんだ!っていっちゃうやつ。真実なんてどうでもよくて自分たちが自分たちの見ている世界がよければそれで

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i + 1という語学の理論はコンテンツ作りの原理を示している

i + 1という語学の理論はコンテンツ作りの原理を示している

第二言語習得の分野でクラッシェンという人が提案したi +1理論というのがある。自分が7−8割くらい理解できるくらいのインプットをすることで語学力が高まるということ。(というか、むしろこれでしか高まらない理論)

私はこれを概ね信じているが、よく考えるとあらゆる体験や経験においても示唆のある理論だ。

語学で一番楽しいのはたしかにこの状況である。つまり、ぎりぎりわかる、ということ。

これは語学に限

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ツイッターで続出「著作権」大好き一番病

ツイッターで続出「著作権」大好き一番病

「我こそは著作権の第一理解者で〜す!」

三島由紀夫は、自称天皇主義者が一夜にして民主主義者になったという滑稽さ、「一番病」という病気で説明した。周りが天皇主義の空気だったら、「僕が一番の天皇主義者でーす!」と言う。

私は著作権についても、そういう空気を感じる。

ツイッターで著作権違反投稿に対して、優等生ぶってそれを指摘する行為をよく見た。

私が中国で生活を始めた2014年の頃、中国ではブラ

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教育における「介入」の重要性

教育における「介入」の重要性

教え手が学習者にモチベーションを与えることは重要だが、なんでも自由にやらせることがいいわけではない。

素人があることを学ぶ場合、やはり門外漢であるのだから目標設定の仕方、学習計画の立て方のような戦略から、より細かな「何を、どのように、どらくらい」やるべきか、全くわからない。

なんとなくこれまでの他の領域の学習経験などを参考に独自のやり方をしてしまう。その他の領域の経験が優れたものであればまだし

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スタバの店員さん並に人に喜んでもらうことが人生の全て

スタバの店員さん並に人に喜んでもらうことが人生の全て

私はかなり実存主義者である。

実存主義って何かといえばいろいろな定義があるが、

一言でいうと、

自分の主観を最優先に考える

といえる。

社会だったり、GDPだったり、他者だったりを主語にして物事を考えない、ということ。

自分がハッピーならそれでいい、という発想。

ただ、それは自己中のわがままであることを意味しない。

家族や大切な人が幸せだったり、世界が平和だったりすることが条件で自

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みんな対等という感覚があるアメリカ〜大魔神佐々木にwhat's upという18歳マイナーリーガー

みんな対等という感覚があるアメリカ〜大魔神佐々木にwhat's upという18歳マイナーリーガー

清原チャンネルで、清原和博と佐々木主浩のトークを聞いていた。

佐々木さんが日米の人間関係の違いを語っていたのが面白かった。

30代のメジャーリーガー佐々木さんに対して、マイナーの18歳の若手が普通に「hey hiro, what's up」みたいなノリで来るという話(笑)

私もアメリカで生活したとき、これには本当に驚かされた。

私は20歳くらいのときに、アメリカ留学していたが、同年代の人が

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ハイデガーとフワちゃん

ハイデガーとフワちゃん

ハイデガーがアリストテレスを取り戻したように、フワちゃんも篠原ともえを取り戻したのか。

キャリアや語学なんてクソ喰らえ。留学は手段ではなく、目的じゃない?#英語 #中国語

私はアメリカとオーストラリアに留学経験がある。

これは英語を学ぶ?

外国に友達を作るため?

異文化を経験し日本を客観的に見る?

色々後付的な目的はあるだろう。

その後の発展のための「手段」として留学は見られがちだ。

でも、そんなことはない。

留学というのは外国で生活する+勉強しながらいろいろな人に会う、という一つの「体験」であり、それ自体が楽しいエンタメ体験なのだ。

そこでの体験が

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創作に影響する3要素:「使える時間」「見られる範囲」「日常との乖離 」

創作に影響する3要素:「使える時間」「見られる範囲」「日常との乖離 」

「使える時間」「見られる範囲」「日常との乖離 」、これは創作する際にたいせつなことだ。

これだけだけだとわからないだろうから、それぞれ説明しよう。

もし、小説、漫画、絵画、論文、脚本などなんでもいいが創作をするのであれば、そのときの精神状態は非常に重要である。これは創作に限らず、あらゆる作業や或いは読書などのインプットなどにも言えることだが、やはり創作時にもっとも核心的に重要になる。

使える

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オンライン中国語コーチング1周年 #note書き初め

オンライン中国語コーチング1周年 #note書き初め

みなさま、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

PaoChai「オンライン中国語コーチング」のサービスを始めて早くも一年が経ちました。当時の記事はこちら。

まず最初に、プレスリリースで「ローンチ」という安易な単語を使ってしまった反省。「サービス開始」或いは「リリース」でいいだろう、と。

群を抜いた価値あるサービスを創りたい。

そういう想いが根本にある。

そし

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専門家から効率的に学べるコミュニケーション形式を考える3つのポイント

専門家から効率的に学べるコミュニケーション形式を考える3つのポイント

立花隆さんが、著書の中で、

大学の講義はつまらない、彼の本を読んだほうが圧倒的に効率的だ、だから授業には出ないで、授業終わりに行って質問だけしていた。

というようなことを書いていた。

私もそう思う。知識的なこと(つまりif-then文)は、本を読んだほうが早いし、見直したいときもすぐに見れる。

でも、それでも分からないことは専門家に聞きたい。

本を読んでもわからないことってなんだろうか?

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