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日本酒テイスティングノート

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日本酒の紹介を日本酒のテイスターの視点からしつつ、これまでの私のきき酒師、大阪資本の一部上場企業の大手飲食チェーンの和酒バイヤー、SSI日本酒セールスプロモーション研究員としての… もっと読む
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記事一覧

本当に良いのかお値段以上

本当に良いのかお値段以上

確かにバブリーな部分もあるけど

株価に関して、確かにバブリーって感じる部分がある一方で、今までがデフレで異常に安すぎたって感じる部分が多々有るように感じます。

安い価格でお値段以上が本当に良い事なのか

日本人の考え方の部分で、私が1番嫌いな言葉に安い価格で値段以上のお値打ちが有りますって言葉で、その裏に有るのは、労働者の方々の賃金や時間を削って安くて付加価値の高い商品を作りましたって意味の裏

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最近の株価の上昇について感じる事

最近の株価の上昇について感じる事

一個人投資家として

個人投資家の立場から考えると、そもそも日本の物価やサラリーマンの給料が30年近く上がっていないこと自体が異常であり、日本が先進国って視点で考えると今迄が異常だったって考えるのが普通だと感じます。
ただ、急に株価が上がった所でサラリーマンの給料が増える事自体が有り得ないし、会社ってのは4月が新年度って考えると直ぐに給料が上がる訳が無いこと自体、普通に考えたら解る話って感じます。

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学歴社会について思う事

学歴社会について思う事

※画像は近畿大学 (近畿大学HPより引用)

学歴社会について

実際問題、必要かどうか?って部分を考えると、必要な部分も有れば、当然ながら不要な部分も有るように感じます。

自分自身の学歴

高校を卒業し、熱海にある国際観光専門学校のホテル学科を卒業し、就職後、一般社会に置いて現実的に生活するのに余裕のある暮らしの為には大卒の学歴が必要と感じ、会社を辞めて近大の通信制法学部に入学し4年で卒業、在

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日本酒業界に置いて、本当に必要なものはなにか?

日本酒業界に置いて、本当に必要なものはなにか?

業務の一環として感じる事

現在の私の会社における業務一つに飲料関係の仕事をしていて、その中で飲料関係の販売管理の数字をみていると残酷な位にすべき事が、ハッキリ現れるもんだなって感じます。

現場レベルで日本酒の振興の為にすべき事とは

数年前からクールジャパンの政策の一つとして日本酒の販売、或いは日本産焼酎の販売数量と金額を増やしたいという行政サイドから、或いは業界団体からの声が大きくなってきて

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きき酒師になり、今年で23年経ちました

きき酒師になり、今年で23年経ちました

11月11日はきき酒師の日

先だって、11月11日は、ポッキーの日ならぬきき酒師の日でした。

私自身、きき酒師になってから今年で23年経ちます。

酒匠になったのが、2009年で専属テイスターになったのが東日本大震災の年の5月で2011年で13年前、私も40前ですから、時間の経つのは速いって感じます。

酒蔵訪問

今日は、仕事である酒蔵さんを訪問していました。

コロナ禍で酒蔵訪問は控えてい

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人間の死とは何なのかを考えた

人間の死とは何なのかを考えた

母親の葬儀を見て

改めて、母親の葬儀を見ていて、①人間の死とは?とか、②自分自身が何をすべきでどんな生き方が自分にあっているのか?とか、③薬とは毒でも有るんだな?って考えました。

前回、父親の死を見ていて感じたのは、病気や葬儀で家族に経済的な負担を掛けずに済むにはどうすべきか?って部分を考え、保険を全て見直しましたが、今回は全く違う事を考えました。

人間の死とは

①人間の死とは、私自身は人

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日本酒をごく一般のお客さんに販売するにはどうするのが、1番良いのかな?

日本酒をごく一般のお客さんに販売するにはどうするのが、1番良いのかな?

日本酒をごく一般のお客さんに販売するには

改めてどうするのが、1番良いのかな?って現場で日本酒を販売してみて感じました。

正直、私自身は日本酒を販売するには、

1、マーケティングを重視する

2、地産地消を最重要視する

3、大手酒蔵の良いところを徹底的に盗み、既存の1部の日本酒業界関係者や日本酒マスコミのように大手酒蔵を否定しない 

4、ワインのブランディングは真似しても、フランスそのも

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お酒は20歳になってから

お酒は20歳になってから

お酒は20歳から

ちょっと今日会社でそんな話が有りました。

何故、酒やタバコが20歳からなのか?って話になれば、飲酒や喫煙が人間の脳、とりわけ前頭葉に与える影響が身体の出来ていない人間に与える影響が余りにも大きいからです。 

酒は飲みますが、たばこは全く興味が有りません

私自身は、酒はやりますけど、タバコは全く興味が有りませんし正直タバコはキライでは有りますけど、人が吸う事を見て、副流煙が

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資格保有者の自己責任について

資格保有者の自己責任について

コロナ渦で観光業界は厳しい局面にさらされましたが

たまたま会社で観光業界関係の近ツリのコロナ事業に絡む過大請求の記事を読んでいて、私が疑問に感じた事がいくつか有りました。

1、不正に関して何故バレないって考えたのか?

2、旅行業務取扱管理者で有れば、こうした問題が発生した場合、ほぼ100%個人の責任が、現在の判例から問われますけど、個人の責任について、追求される事を何故考え無かったのか?

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観光立国日本に対して現場目線で感じる事

観光立国日本に対して現場目線で感じる事

何故、海外のOTAに対して日本の旅行業法を適用しないのか?

※写真はKNTさんのサイトより引用

外国の旅行サイトに関して、現状では日本の旅行業登録が必要無く、海外基準でビジネスしている企業が一部にあり、現場サイドとしては非常に迷惑しています。

見ていて感じるのは、安いってそれなりに理由が有る訳で、値段だけのビジネスって必要な保障制度が無い事の裏返しでも有ります。

一昨日、有る大手旅行会社の

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アフターコロナの観光業について

アフターコロナの観光業について

日本の観光業や飲食業についての現状

新型コロナの影響で、日本の観光業と飲食業は壊滅的な打撃を受けましたが、2022年10月頃よりインバウンドの外国人観光客が徐々に戻りつつあります。
一方で、旅行業に関しては従来型の店頭販売に頼った形の旅行業に関してはかなり淘汰されましたし、飲食業に関しても感染症対策の取れない食事を提供するお店や、夜21時以降にお酒やサービスを中心に提供するお店に関しては、かなり

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江戸の市場経済―歴史制度分析からみた株仲間(岡崎 哲二著)

江戸の市場経済―歴史制度分析からみた株仲間(岡崎 哲二著)

現代よりも理にかなっていた江戸幕府の市場経済の運営

江戸の市場経済の本を大阪からの帰りに読んでいましたけど、改めて江戸幕府の経済運営って、現代社会よりも理に叶った事をやっていたんだなって感じました。マーケティング的な視点から見てみて、江戸と大坂って言う現代に置いても全く文化の違う二大消費地を中心に各藩の自治と藩庁所在地という地方の経済の中心都市を中心に、田沼意次公が老中筆頭をされる頃にはある程度

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就職氷河期世代の人間として感じる事

就職氷河期世代の人間として感じる事

中坊時代は日本はバブルの真っ最中

私も就職氷河期時代世代の人間で、私が社会人になるかどうかの時代について言えば、山一証券の破綻に始まり、都銀の北海道拓殖銀行が破綻し、不良債権問題により都銀の再編が行われ、その後にオウム真理教の事件や911のテロ、阪神大震災といった社会的な大事件が数多く発生しました。
一方で中坊時代と言えば、日本のバブルの最盛期でニューヨークにある有名なビルを三菱地所が購入したり

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コロナ渦の転職を経験して気づいた事

コロナ渦の転職を経験して気づいた事

コロナ渦で実際に失業を経験してみて

2019年の6月に前職の会社が9月で閉店する事が決まり、それまでお店を休業するので就活してくださいって話になり、さあどうしようって話になったのと、考えていても仕方が無いので少しでも早く行動する事だけを考える事にしました。

最初に考えたのは現在の年齢で再就職は可能なのか

就活時の年齢が48歳で、この年齢で就活するに当って面接まで行ける会社が果たしてどれだけあ

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