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食べたいものをつくる人/高橋より(子)
2020年6月16日 20:41
これは精霊の仕業かの一席。先週から大量の梅、実山椒との対話をひたすらにしておりまして、次は立派な赤紫蘇の番。手がびっくりするほどアクで真っ黒にそまり、お会計の時少し恥ずかしいです。さて本日は、赤紫蘇といえば!の、あれ。夏に飲みたくなる、あれ。色遊びにくらくらさせられちゃう、あれ。その七変化ぶりは、まるで精霊の仕業なのでは?と思ってしまう。精霊、、、。我が家にも、網走
2020年6月8日 20:41
姉御肌のかっこいい姐さんの一席。わたしに実姉はおりませんが、兵庫におりますうんまいイタリアンをつくりまくっている姐さんがおります。びっくりするくらいに私に似ておりまして、姉御肌で、よく食べ、よく笑い、よく呑み、さっぱりしたかっこいい姐さんでございます。(きっと前世では、飢饉とかの激動の時に生まれし姉妹だったなと確信しております)これはわたくしの独断と偏見の世界ですが、柑橘界にも、姉御肌
2020年6月7日 10:17
ポテサラにはマヨネーズ、そんなステレオタイプを一度殴り捨ててみる一席。居酒屋にいくと「まずは」と頼みたくなるのがポテサラ。なんとも言えぬ魅力に包まれている。家でつくる時も、味見と称してつまむ。うーん、もうちょいつまもかな。と、いついつ手が止まらなくなるあのループは他の方も陥ったことがありましょう。こうなったらもう、思う壺で、食卓に並ぶ前には半分くらい減っている。食卓に並
2020年6月6日 16:56
絹豆腐の生い立ちの一席。京の方で生まれし者と思っておりました「絹豆腐」。実は江戸の生まれだそうでしてね、ときは元禄三年に遡ります。京から江戸に移ったお豆腐屋さん。このお豆腐屋さんが、考案したのがはじまりだそうな。つい数日前のこと。だいぶお世話になっております、近所の中華料理屋のおっちゃん、酒屋のおっちゃんと立ち話になりました。私がおります下町エリア。つまりは江戸っ子
2020年6月3日 21:02
蝋燭を灯していただく椀の一席。 学生時代に読みましてむむ〜となった谷崎先生の随筆でございます。 キラキラピカピカした現代の世では、失われつつある陰翳の世界(寂しいもんだぜ)。 ただのヘンタイ小説を書くおっちゃんじゃなかったんだなぁ。 今宵も、文明の利器に頼らず蝋燭(仏壇用ですが)を灯しております。 ゆらりゆらりと儚げな火だけがたより。 椀にしっとり盛り付けました
2020年6月2日 21:04
とぅるんッな一席。じめっとした暑い日にゃぁ"とぅるんとした和菓子"が恋しくなる。 マジカルバナナ的に繋いでいくと、 とぅるんとした和菓子といったら「羊羹」。 「羊羹」といったら江國香織の小説。 江國香織の小説といったら「水の輪」。 学生時代に見たアー写が、怖すぎるからと避けてきた江國さんの小説。 そんなのもぶち壊すくらいに衝撃的におもしろかったのがこの「水の
2020年6月1日 23:23
狂気の沙汰の一席。インパルスの板倉先生のお陰で、焼き菓子界のソルジャーと楽しい思い出を育んでおります。 数日前のこと。 この板倉さんが引き金となりまして、まさかのまさかで文明の力を駆使して連絡をとることに(といっても電話)。 自粛を、粛々と守り続けた我らの久方ぶりのセッションはえげつなかった。 ぶっ通しで話しつづけ、笑いつづけ、語らい、怖い話に怯えていたら、もう朝だった
2020年5月30日 20:10
タコと人の距離のつめ方の一席。 なんともよいお天気だ。 小一時間、あてもないままフラフラと。 たまたま寄った豆腐屋のおっちゃんと仲良くなり、豆腐と寒天をゲットしてスキップ。 後に寄ります魚屋にて、蛸と鮭をお買いもの。 この魚屋のおっちゃん。 どうやら私を覚えてくれていて、挨拶が以前にも増して愛情たっぷりになっている。 マスクしてるのをいいことに、ニヤニヤの
2020年5月30日 20:06
トラウマを吹っ飛ばすんだぜ!の一席。 高校生の時に、クックパッドで高評価だったポークチョップのレシピを参考につくってみたら、「おいみんな、ベロ大丈夫なのか?」ってくらいえげつない仕上がりに、涙しながらいただきました。 そんな記憶が、鮮明に焼きついていて忘れられません。 人はこれを「トラウマ」というのだな。 この時は、レシピはあくまで参考程度にするもんだと学びました。
2020年5月28日 19:45
梅はうめぇなぁの一席。 お兄ぃ系の代表みたいな先輩と働いていたことがありました。 M字バングにとさか頭。スキニーにとんがり靴。 関わりたくないやと思っておりましたが、辞める前の2ヶ月で見事に打ち解け、大好きになっていた。 お兄ぃ系も捨てたもんじゃないぜ。 梅を見ると思い出します、このお兄ぃ系のパイセン。 みんな忙しすぎてヒィヒィしている時に「梅はうめぇ〜なぁ
2020年5月27日 12:01
江戸庶民の生活に想いを馳せる一席。ここ最近は、できる限り文明の利器に頼らぬ生活をしようという謎のミッションを遂行すべく、忍者みたいな生活をしております。 電子機器なんてない時代は、火は起こすし、米もかまどで炊いていたり。 尊敬の念でいっぱいでございます。夜は、父からもらった仏壇用の蝋燭を灯し(ロウの溶け方が秀逸で感動)、炊飯ジャーはつかわずに土鍋で炊く。計量も目分量。
2020年5月23日 16:06
4ヶ月ぶりのグラタンの一席。 昨年末。ほぼ欠かさず行っておりました深夜の「グラ活」。※深夜にコンビニのグラタンを購入してたいらげる、ただそれだけの部活動です。 約2ヶ月続けた結果、私は見事な内臓脂肪をゲット。このまま行くと間違いなく生活習慣病だよ、ねぇさんとのお達しをいただきました。(ひぃぃぃ。) そんな訳で、部活は自主謹慎。 未練タラタラで、グラタンに別れを告げ
2020年5月19日 17:41
古典落語を拝聴しながら、まんじゅうこわいの一席(待ってましたっ!たっぷり。)。誰に言われるわけでもなくヨーイドンいたしました「一人料理リレー」。 気づけば丸っと1ヶ月が経ちました(よっ)。 リレー初日は見事な土砂降り。本日も、しとしと雨が降り注いでおります(自称晴れ女なあたくしです)。 はて、1ヶ月の節目に何を食べようか。 先日炊いたこし餡があるとな。 濃いお茶も
2020年5月18日 19:32
映画もののけ姫に出てくる美味そうな「あれ」の正体なんだろな。の一席。 もののけ姫に登場しますジコ坊(赤っ鼻のおっちゃん)。 彼が、とあるシーンで、グツグツと大鍋でつくっている「あれ」。 茶色でとろみのある「あれ」。 なんであんなに美味そうに見えるか分からない「あれ」。 正体不明の「あれ」。 私は、雑炊かおじやではなかろうかと踏んでおります。 なぜこんな枕か