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豚肉のトラウマ

トラウマを吹っ飛ばすんだぜ!の一席。

高校生の時に、クックパッドで高評価だったポークチョップのレシピを参考につくってみたら、「おいみんな、ベロ大丈夫なのか?」ってくらいえげつない仕上がりに、涙しながらいただきました。

そんな記憶が、鮮明に焼きついていて忘れられません。

人はこれを「トラウマ」というのだな。

この時は、レシピはあくまで参考程度にするもんだと学びました。

さて本日は、ひさしぶりのお肉料理をば。

塩加減、焼き加減をちと気をつけつつ、焼き上げましょう。

自家製の醤油麦麹とにんにく、そして梅干しを合わせた「うまうまのタレ」をジュワッとかけたなら、私のトラウマも吹っ飛ぶくらいうまいです。

「肉」「醤油麦麹」「梅干し」「にんにく」「塩」「お好みで花椒」をご用意くださいませ。


材料

肉 お好きな量
塩   感覚を研ぎ澄ましてはらり
ブラックペッパー お好みで

●うまうまのタレ●
醤油麦麹 スプーン3くらい
梅干し お好みの酸っぱさになるくらい
にんにくみじん切り 2かけ
花椒 お好みで
お水 チョロ

うまうまのタレをつくる

(小噺)

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にんにくと醤油は最高の相棒だと思います。旨味とうまみのぶつかり稽古状態だ。
さらに梅を足してあげれば、適度に味を引き締めてくれて、脂の消化も助けてくれる。飲み会で酔いつぶれた人を介抱してくれるおかん要素の強い女子みたいでいい。

1、にんにくをジュワ

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フライパンに残った脂を適度に残しつつ(オイリーすぎるとおえっとなるのでご注意)、みじん切りしたにんにくを炒めましょう。
香りが脂にとんだらバッチグー◎

2、醤油麦麹をジュワ

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フライパンの中へ醤油麦麹をドボン。ここでのポイントは強火にしすぎないこと。ズバリ、焦げやすいから!軽く混ぜながら温めましょう。

3、叩き梅をジュワ

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最後に叩き梅をいれてジュワ。梅の塩梅は、お手持ちの梅の酸っぱさを元に調整してくださいまし。

⑷お水で伸ばす
このままだと煮詰まってしょっぱくなるので、少し水を足してあげるとちょうどよく、ソースをかけるときも扱いやすくなります。

焼き方のすすめ

1、自分の感覚を研ぎ澄ませ!

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よく本などに、何パーセントのお塩をと言われるけれども、謎の忍者生活をとりいれはじめた私は、目分でいく。
なんとなく。こんな感じじゃと。腹を決めてさらっと。
失敗したらくそぅとなるけど、ほぼうまくいく。人間のポテンシャルは素晴らしいなぁ。

2、筋切りじゃぁぁぁ!!!
この工程を省くと、ツイスターゲームでカヲス状態に追い込まれた時みたいに、お肉もくねくねと複雑な体勢になっちゃうのだ(その体勢はお辛いしょうに)。
ので、数カ所切り込みをいれておきましょう。

3、少し馴染ませ、水分とるよ
お塩を降ると浸透圧で、汗をかきます。ので、サッと優しく拭き取りましょう!

4、OH!NO!急に焼くと縮んじゃうっ!
「急に焼くと縮みます」なんの呪文なのだ。
あっついお湯に急にぶち込まれたら、そりゃぁ上島竜ちゃんのごとく「あっつっ!」となってしまいます。じっくりゆっくり参りましょう。

⑴まずは脂身からやきましょう
中火の弱火くらいの温度にて、まずは脂身からじっくり慣らしてまいりましょう。出てきた脂はフライパンの上を滑らし全体に行き渡らせます。さらに嬉しいことにこの脂で焼き上げると、旨味がググッと増すそうな。

⑵いざ!
盛りつけたときに、表にしたい面を下側にして焼きましょう。
ここでも焦らずじっくり火入れ。

⑶ひっくり返してペコりんこ
表面によい焼き色がついてきましたら、ひっくり返してペコりんこ。脂を上からかけながら焼くと、温度が下がらず美味しく仕上がります!

5、グリルしたお野菜なんか盛っちゃおう

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カブのグリルにどハマりしているここ最近。うまいです。
きのことともにチャチャっと焼いて添えまして、盛り付けましたら完成でございます。

以上。


今日のツボ
・肉の下味は感覚を研ぎ澄ませ!
・筋切りしないとツイスターゲームのカヲスポーズに
・塩を振って水気をふく
・まずは脂身から慣らしましょう
・じっくり焼いてきましょう
・タレは焦げやすいのお気をつけあそばせ


全然関係ないお話でございますが、適当につくった豆乳チャイがびっくりするほどうまかった。

そんな時に限って、メモとかとってないんもんだから、大事に飲み干した。

お茶目なわたくし。

お後がよろしいようで。


食べたいものをつくる店 高橋 拝。

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