無名の小説家

不可視の教会を心に持つ者は、そこに復活したイエス・キリストの霊の宿る者である。キリスト…

無名の小説家

不可視の教会を心に持つ者は、そこに復活したイエス・キリストの霊の宿る者である。キリストを復活させた父なる神の霊によって生きる者は、完全に自由である。が、不可視の教会を心に持たない者は、可視の教会に心身を支配される。支配しているのは人に恐れを抱かせて、奴隷とする天上の悪の霊である。

記事一覧

バカの、バカによる、バカのための…

―― 見よ、サタンの集いに属して、自分はユダヤ人であると言う者たちには、こうしよう。実は、彼らはユダヤ人ではなく、偽っているのだ。 ―― たかだか暗殺を免れ得た一…

無名の小説家
1か月前
4

出バビロン

―― ほめよ ほめよ 主の御名をほめよ 主の右手は わたしの歌 力 救いの手  命つづく限り 主に歌え ―― ここ数百年あまり、世界中で叫ばれ、提唱され、実践され、…

無名の小説家
2か月前
5

海を割る

―― モーセが手を海に向かって差し伸べると、主は夜もすがら激しい東風をもって海を押し返されたので、海は乾いた地に変わり、水は分かれた。 イスラエルの人々は海の中の…

無名の小説家
2か月前
3

生きたくば、虚心坦懐に聞け

―― しかし、イエスは言われた。 「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」 ―― 『神殿なんか…

無名の小説家
3か月前
3

もののあはれ

―― 神を畏れることは知恵のはじめである 愚者は知恵と訓戒とを軽んじる ―― さて、わたしはここにはっきりと書き記しておくものである。 彼らが聞こうと聞くまいとわ…

無名の小説家
3か月前
3

自分で食べて、自分で味わえ

―― ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。 ―― とても単純な、あまりに単純…

無名の小説家
3か月前
3

あてがいぶちの命

―― 彼らは蝮の卵をかえし、くもの糸を織る。 その卵を食べる者は死に 卵をつぶせば、毒蛇が飛び出す。 くもの糸は着物にならず その織物で身を覆うことはできない。 ――…

無名の小説家
3か月前
1

不可視の教会

―― かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。わたしの掟を受け入れ、それを守る人…

無名の小説家
4か月前
1

かみおもふ、ゆえにわれあり

―― 神想う、ゆえに我あり ―― 彼の「ゲッセマネの祈り」を聞き及んでより、ことあるごとに、それについて考えさせられて来たものである。が、今この時ほど強く、思いを…

無名の小説家
4か月前
1

約束の地

―― いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。 どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。 ―― …

無名の小説家
5か月前
2

命をかけた祈り ③

―― たとえ王宮の半分をくださっても、わたしは一緒に参りません。ここではパンを食べず、水も飲みません。 主の言葉に従って、『パンを食べるな、水を飲むな、行くとき…

無名の小説家
5か月前
3

わたし、わたし自身のために...

―― わたし、このわたしは、わたし自身のために あなたの背きの罪をぬぐい あなたの罪を思い出さないことにする。 わたしに思い出させるならば 共に裁きに臨まなければな…

無名の小説家
5か月前
4

産めよ、増えよ、地に満ちよ

―― 神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。 「産めよ、増えよ、地に満ちよ。…」 ―― 「もしもモーセやイザヤよりもお前に愛されている、この俺の言っていること…

無名の小説家
5か月前
2

イエス・キリストの福音 ②

―― そして、天使はわたしにこう言った。「これらの言葉は、信頼でき、また真実である。預言者たちの霊感の神、主が、その天使を送って、すぐにも起こるはずのことを、御…

無名の小説家
5か月前
2

イエス・キリストの福音 ①

―― わたしは、その方を見ると、その足もとに倒れて、死んだようになった。すると、その方は右手をわたしの上に置いて言われた。 「恐れるな。わたしは最初の者にして最後…

無名の小説家
5か月前
1

復讐の預言、励ましの預言 ②

―― エフェソにある教会の天使にこう書き送れ。 『右の手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が、次のように言われる。 「わたしは、あなたの行いと労苦と忍…

無名の小説家
6か月前
3
バカの、バカによる、バカのための…

バカの、バカによる、バカのための…

――
見よ、サタンの集いに属して、自分はユダヤ人であると言う者たちには、こうしよう。実は、彼らはユダヤ人ではなく、偽っているのだ。
――

たかだか暗殺を免れ得た一人の小男の、高々と右手を掲げてみせたる絵面の与えし世にも低次の印象よりも、社会における個々の諸問題に対する一つ一つの政策と、それら一つ一つを丁寧かつ確実に現実たらしめるための法律の諸草案とをつぶさに検めてこそ、国家のリーダーたる者とは決

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出バビロン

出バビロン

――
ほめよ ほめよ
主の御名をほめよ
主の右手は わたしの歌 力 救いの手 
命つづく限り 主に歌え
――

ここ数百年あまり、世界中で叫ばれ、提唱され、実践され、あるいは犯され続けて来た資本主義や共産主義、デモクラシーやグローバリズムとは、とどのつまり、その体制の中にあって生まれ、育まれた蠢爾の民衆について、いかに生かさず殺さずの、否、搾り取るだけ搾り取ったあげくのはてに、口減らしと口封じのた

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海を割る

海を割る

――
モーセが手を海に向かって差し伸べると、主は夜もすがら激しい東風をもって海を押し返されたので、海は乾いた地に変わり、水は分かれた。 イスラエルの人々は海の中の乾いた所を進んで行き、水は彼らの右と左に壁のようになった。 エジプト軍は彼らを追い、ファラオの馬、戦車、騎兵がことごとく彼らに従って海の中に入って来た。朝の見張りのころ、主は火と雲の柱からエジプト軍を見下ろし、エジプト軍をかき乱された。戦

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生きたくば、虚心坦懐に聞け

生きたくば、虚心坦懐に聞け

――
しかし、イエスは言われた。
「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」
――

『神殿なんかいらない』という文章の中で、私はかつてこう書いている。

……イエス・キリストは生きている。

原初の昔のその前から生きていたし、過去の歴史の中にも生きていたし、今のこの時代の、この瞬間においても、生きている。

わたしのかたわらで、わ

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もののあはれ

もののあはれ

――
神を畏れることは知恵のはじめである
愚者は知恵と訓戒とを軽んじる
――

さて、わたしはここにはっきりと書き記しておくものである。

彼らが聞こうと聞くまいとわたしの言葉を語れ――

という命を下されたかつてのある者のように、哀歌と呻きと嘆きの言葉をもって...。

一年の計は元旦にありという格言には、この国の先祖たちの生きた知恵が込められている。

何事もことの始まりが肝要である――そんな

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自分で食べて、自分で味わえ

自分で食べて、自分で味わえ

――
ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。
――

とても単純な、あまりに単純な筆遣いをもって、これまでなんどとなく確言して来たことと同様の事柄を、ここにふたたびもってはっきりと書き記しておくものである。

すなわち、

死人を復活させ得る力を持った神にせよ、罪を赦し得る権限を有した神にせよ、いったい「神」なる存

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あてがいぶちの命

あてがいぶちの命

――
彼らは蝮の卵をかえし、くもの糸を織る。
その卵を食べる者は死に
卵をつぶせば、毒蛇が飛び出す。
くもの糸は着物にならず
その織物で身を覆うことはできない。
――

バカはあてがいぶちの教育を修了すれば、それでよしとする。
バカはあてがいぶちの報酬を得ていれば、それで満ち足りる。
バカはあてがいぶちの預金年金にしがみついて、それで生き長らえようとする。
バカはあてがいぶちの憲法を押し頂いて、そ

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不可視の教会

不可視の教会

――
かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。
――

こんな日が自分の人生の上に訪れるとは思ってもいなかった。目に映るところはすべて神に対する疑いと怒りと憎しみしか

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かみおもふ、ゆえにわれあり

かみおもふ、ゆえにわれあり

――
神想う、ゆえに我あり
――

彼の「ゲッセマネの祈り」を聞き及んでより、ことあるごとに、それについて考えさせられて来たものである。が、今この時ほど強く、思いを馳せたこともなかったかもしれない。それと同じぐらい、同じ彼による「十字架上の死」についても。

先に結論から述べてしまうが、これらはいずれも、すべて、現在進行形の話であるということだ。

すなわち、なにひとつとして、「すでに終わった話」

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約束の地

約束の地


――
いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。 どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。
――

黒暗暗たる懊悩煩悶の中にあって、なんどもくりかえした。

かの若き日に、聖書なんか、手に取らなければよかった、

偽善と欺瞞の教会の門なんぞ、くぐらなければよかった、

腐敗と堕落のユダヤ教キリスト教だのいう世界のいっさいに、関わるべ

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命をかけた祈り  ③

命をかけた祈り ③


――
たとえ王宮の半分をくださっても、わたしは一緒に参りません。ここではパンを食べず、水も飲みません。 主の言葉に従って、『パンを食べるな、水を飲むな、行くとき通った道に戻ってはならない』と戒められているのです。
――

――
さあ、立て。ここから出かけよう。
――

事の詳細はだれに問われても語らず、なにを引き換えにしてもけっして口外することもなければ、たとえこの世の富と繁栄のすべてを与えてや

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わたし、わたし自身のために...

わたし、わたし自身のために...

――
わたし、このわたしは、わたし自身のために
あなたの背きの罪をぬぐい
あなたの罪を思い出さないことにする。
わたしに思い出させるならば
共に裁きに臨まなければならない。
申し立てて、自分の正しさを立証してみよ。
――

今は昔の話として語りうる事柄となったものだから語るものであるが、かつて、私の愛した人はある者によって奪われた。

その者は、私の愛する人に対しても、私に対しても、大きな罪を犯し

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産めよ、増えよ、地に満ちよ

産めよ、増えよ、地に満ちよ

――
神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。…」
――

「もしもモーセやイザヤよりもお前に愛されている、この俺の言っていることが間違っているのならば、さっさと殺せ。 地震や津波で命を失うべき同胞の代わりに、この俺を殺せ。同胞はお前について、こんなふうに口汚く罵ったりしない。だがこの俺は、なんのためらいもなくお前を罵る――だから、お前の名前が憐れみでないならば、

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イエス・キリストの福音  ②

イエス・キリストの福音 ②

――
そして、天使はわたしにこう言った。「これらの言葉は、信頼でき、また真実である。預言者たちの霊感の神、主が、その天使を送って、すぐにも起こるはずのことを、御自分の僕たちに示されたのである。見よ、わたしはすぐに来る。この書物の預言の言葉を守る者は、幸いである。」
…また、わたしにこう言った。「この書物の預言の言葉を、秘密にしておいてはいけない。時が迫っているからである。不正を行う者には、なお不正

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イエス・キリストの福音  ①

イエス・キリストの福音 ①

――
わたしは、その方を見ると、その足もとに倒れて、死んだようになった。すると、その方は右手をわたしの上に置いて言われた。
「恐れるな。わたしは最初の者にして最後の者、また生きている者である。一度は死んだが、見よ、世々限りなく生きて、死と陰府の鍵を持っている。さあ、見たことを、今あることを、今後起ころうとしていることを書き留めよ。あなたは、わたしの右の手に七つの星と、七つの金の燭台とを見たが、それ

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復讐の預言、励ましの預言  ②

復讐の預言、励ましの預言 ②

――
エフェソにある教会の天使にこう書き送れ。
『右の手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が、次のように言われる。 「わたしは、あなたの行いと労苦と忍耐を知っており、また、あなたが悪者どもに我慢できず、自ら使徒と称して実はそうでない者どもを調べ、彼らのうそを見抜いたことも知っている。 あなたはよく忍耐して、わたしの名のために我慢し、疲れ果てることがなかった。 しかし、あなたに言うべきこ

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