就活前にやりたいこと
就職活動の中で、
「時間があるうちに〇〇をしておけば良かった……」
「もっと早く〇〇をやっていれば違ったのに……」
という後悔の声を良く耳にします。
今回は、後悔しない就職活動のために、
「就活前にしておきたいこと」をご紹介しようと思います。
1.目の前のことに集中して取り組む
大切なことは「今できることを一生懸命にやる」ということです。
何かに夢中になり、全力で取り組んだ経験が、就活では大きなプラスになります。
一生懸命やって、
壁にぶつかり、
試行錯誤して何とか乗り越えようとしたことがあるならば、その姿勢は面接でも高く評価されることでしょう。
もし、今特に夢中になれるものがなく、何に全力で取り組めば良いか分からないという人は、とにかく色々なことをやってみましょう。
とりあえずやってみて、「違うな」と思ったらやめれば良いのです。色々な人に会って話を聞いてみるのも手です。
2.自分の能力でお金を生み出す
時間がある学生のうちに、一度、自分の能力でお金を生み出すことができるか考えてみましょう。
本格的なビジネスというほどのものではなく、ほんの少額で構いません。
たとえば、
絵が得意ならインターネットでイラストを販売してみたり、
字が綺麗なら代筆を請け負ったり、
得意なスポーツがあるなら同じスポーツをしている子どもを指導したりなど、
考え方次第で自分の能力をお金に変えることはできるはずです。
他の事業主に雇用されるアルバイトではなく、あくまでも自分で自分の能力をお金に変える経験をしてみると、
ビジネスマンとしての基本的な考え方が育まれます。
同時に、お金に対する多面的な思考や、行動力、計画性も培われるので、就活でも大きな強みになるでしょう。
3.数字を意識する
社会人として仕事をする上で、数字に対する感覚は重要ですが、学生生活ではなかなかそれを意識することがありません。
どこにどれくらいのお金がかかっていて、どれくらいの利益が上がっているのか、といったことを、まずは身近なところから意識しましょう。
たとえば両親に収入を聞いてみて、
自分の学費や家の家賃、食費、光熱費などに、それぞれいくらかかっているかを把握してみましょう。
自分自身の家計簿をつけるのも有効です。
あるいは、もしお店でアルバイトをしているなら、可能なら一日の売り上げや原価、お店の家賃などを店主に教えてもらい、自分の給料なども合わせて考えてみましょう。
それを意識するだけで、数字に対する感覚が身につきます。
4.社会人とたくさん交流する
学生と社会人との交流会の情報は、大学のキャリアセンターなどに行けばすぐに手に入ります。
実際に社会で働く人の生の声を聞くことができますし、社会人相手に話すことにも慣れるので、交流会にはぜひ参加してみることをお勧めします。
就活前に抱いている様々な疑問をぶつけてみるのも良いですし、単純におしゃべりを楽しむだけでも構いません。
社会人の声や体験談なんて、インターネット上でいくらでも見つけられると思うかもしれませんが、実際に会って話してみることでしかわからないものも多いです。
「もっと社会人と交流しておけば良かった……」
という後悔を口にする人は非常に多いので、インターネットの情報だけではなく、実際の交流会にも一度参加してみましょう。
きっと世界が大きく広がるはずです。
5.「心の師匠」を見つける
心から信頼でき、知識や経験が豊富で、自分にとって有益な話やアドバイスをしてくれる大人はいますか?
両親でも、親戚でも、大学の教授でも、先輩でも、歴史上の人物でも構いません。
自分が素直にアドバイスを聞くことができ、大切な気付きを与えてくれる人。
その人と話すことで心が軽くなったり、問題解決の方向性が見えたりするような人。
そういう人が「心の師匠」であり、自分の人生における大きな財産です。
もしそんな人がいないという場合は、就活のプロであるキャリアコンサルタントに何人か会ってみて、性格の合う人を探してみるのも良いでしょう。
就活では、慣れた学生の世界から社会人の世界へ飛び込んでいくため、心が消耗したり、悩むこともあります。
本格的な就活に入る前に、相談できる「心の師匠」を見つけておくことは精神的にも大きな支えとなります。
就活前にやっておきたいこと
いかがでしたでしょうか? これらは就活だけでなく、これからの人生を主体的に生きていくために大切なものです。
就活が始まると忙しくてなかなか時間がとれないです。
就活が本格的に始まる前に、ぜひこれらのことを意識して学生時代を過ごしてみてください。
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