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スキ数関係なく、思い入れのある記事をまとめました.
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#就活

滲み出るものは嘘じゃないから

滲み出るものは嘘じゃないから

言葉で伝えられないってことは自覚してないってことだと思っていた。

言葉はいくらでも嘘を吐ける。言葉はいくらでも取り繕うことができる。それに比べて行動は嘘を吐かない。

そう言われることは知っていて、それが現実になることがあるってことも知っていて、でもその上で、行動はサルにでもできるけど言葉を尽くせるのは人間だけなんだから、言葉で行動の意図を伝えたり、伝えた言葉を嘘にしないよう行動すればいいのに、

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夢が叶うと決まった瞬間のこと

夢が叶うと決まった瞬間のこと

神に導かれたかのように “私は今、この本を手に入れなければならない” と感じて、一冊の本を手に取ることがある。

昨日の私にとって、それは原田マハさんの『たゆたえども沈まず』だった。

その日、私は本屋大賞20周年フェアの小冊子目当てに新快速で2駅先の大型書店を訪れていた。

お目当ての冊子を本屋に足を踏み入れて30秒でゲットして任務を完了した私は、“せっかく本屋に来たのに何も買わずに帰るなんて…

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「じゃない」ほうの私を愛して

「じゃない」ほうの私を愛して

早期内定をもらって「早く就活を終えることができてよかった」と思う一方で、いろんな人と就活の話をする中で芽生えたもう1つの感情は「ああ、また私は "普通の人" のレールから外れてしまった。」だった。

3月1日時点で24卒の内定率は30.3%らしい。

一般的には「もう内定取ってる人が"こんなに"いるんだよ!」と焦らせる文脈で使われる言葉を、その3割に自分が含まれていることに優越感を抱くでもなく「あ

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いつか恋しくなる日がくるのだろうか

いつか恋しくなる日がくるのだろうか

バイト終わり、歩いて一旦家に戻り、部屋には入らないまま自転車置き場から取り出した自転車を、シューシューギコギコいわせながら乗り、自転車屋さんへ向かう。大きな道路に面したひらけた場所にあるそこは、パンクした自転車を押して持って行けるほど近い距離にあるわけではなかった。

今日はどうされました?と問うおじちゃんに、おそらくパンクしてます、というと、1時間くらいかかるよ、下手したらチューブ変えなあかんか

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もっとはやく、出会いたかったよ。

もっとはやく、出会いたかったよ。

そのとき、私は京都駅から三十三間堂までの道をひとりで歩いていた。

イヤフォンを着けずにある程度のところまで歩いてきたとき、音楽が流れてこない耳も、ひとりであるということも、まったく寂しいと思っていないことに気がついた。

それはなぜかと問うた時に、常に頭の中には思考が流れているからだということに気がついた。

ああ、空の青が綺麗だ。木々の緑が美しい。
これで道は合っているか?京都の歴史ある街並み

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大人になって思い出すのは、きっとこの夏。

大人になって思い出すのは、きっとこの夏。

ゼミの初回課題で自己紹介と研究進捗ついでに夏の思い出をしゃべるスライドがあるらしい。

大学に入ってからの2年はコロナコロナで、旅行とかできなかったけど、この夏はやっと旅行にも行けて、大学生らしい充実した夏になったかなぁと思えている。

というわけで、せっかくなのでこちらでもまとめてみよう。

with 彼

彼とはずっと約束していたことを着実に叶えることができた夏だった。

祇園祭にはじまり、プ

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「がんばって、最愛の人」

「がんばって、最愛の人」

大事な企業の選考会があった。

第1志望じゃない、というよりも、自分が入れるわけない、と思っていたから眼中になかった、というような企業。通ると思っていなかった書類が通ったときから、企業理解のための本を読んだり説明会に出たりしているうちに、急激に志望度が上がっている。

選考会は金曜日、丸1日使って行われた。

午前はGD、13:00〜18:00の中のどこかで45分面接。「14:30-16:30は授

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あなたを超える私になりたい

あなたを超える私になりたい

私が大1→大2の春に『企業説明会をみた』とか、この春に『サマーインターンを受けた』とか、『大学のプログラムに参加している』とか、この夏には『長期インターンをはじめた』とかと言うと、

「もう就活のこと考えてんの?はやくない?笑」

そんなことを言う人もいる。『意識高!ww』と言う人もいるだろう。

前までなら少し怖かったかもしれない。意識高いと言われると、周りと違う変わった人と言われているようで。

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