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高校生のエッセイ

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高1のぼくが見る世界を、エッセイとして文字に落とし込みました。あなたの高校時代の記憶が、ふっと蘇るかも。そんなことを思って作ったマガジンです。
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記事一覧

夏よりも、冬が好き

エルニーニョ現象だかラニーニャ現象だか。よく知らないけど、そいつのせいで気温が高かったらしい。

ここ数日は気温がぐっと下がって、東京はようやく冬めいてきた。

水筒から白い湯気が立ち上る。
遠くの山が綺麗に見える。
マフラーに耳と鼻をうずめたくなる。

ぼくは、この季節が大好きだ。

空気が澄んでいて、何気ないいつもの通りの美しさに気づく。人が持つ肌の温度を、その温もりを、ありありと感じられる。

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周囲が子供の枠組み(=限界)を決めている。らしい。

とある話を聞きました。

「どこの大学に行きたいの?」
と聞いて、
ほとんどの子供は“最高“の目標でも、
「東大」って答えるんですって。

そういう子に「海外には行かないの?」
って聞くと、
「そんなの考えたことない」
って答える。

極端な話、ハーバードでもケンブリッジでもいいのにね。

つまり、

親とか先生とか学校とか、そういう子供の周りの環境が、「国内」っていう枠組みを作ってしまっている。

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ブックカバーを買ったら、本を読むのが楽しくなった話。

ブックカバーを買ったら、本を読むのが楽しくなった話。

形から入る人、とりあえずやってみる人。

世の中にはこの2パターンの人間がいると思う。

だとすればぼくは、圧倒的に前者だ。

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こないだ、ブックカバーを買った。

たまたま立ち寄った雑貨屋で、ハリネズミの柄がプリントされた、茶色のかわいらしいブックカバーを発見。
一目ぼれだった。

ラッキーなことに安かったので、即決で購入。

それ以来、本を読むのが楽しくなった。

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それま

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noteで見つける新しい世界

noteで見つける新しい世界

ぼくはnoteが好き。

そこには、いろんな世界が広がってるから。

noteに転がってる文章。

その文章って、その人だけが持ってる考え方とか、世界観が滲み出てるじゃん。

その文章を読んで、

「こんな世界の見方があるんだ〜」とか

「こういう世界観を持ってる人もいるんだ〜」とか。

そういう何気ない、でも新鮮な発見が好きなの。

もちろん、読んで知ったすべての世界が、ぼくを驚かせるわけじゃな

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「テスト勉強と掃除」症候群

「テスト勉強と掃除」症候群

テスト勉強してるときに、掃除がしたくなるのは僕だけじゃないはず。

普段はどうでもいいような埃が気になったり、

本棚の配置や、引き出しの中身が気になって片付けたり。

僕は過去に一度、吹っ切れて、

「テスト前に本気で掃除をしたら、部屋はどれだけ綺麗になるのか」

という下らない実験をしてみたことがあります。

もちろんテスト勉強を犠牲にして。

結果は、イマイチ。
なんてゆーか、普通。

あん

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「スキ」を還元する

「スキ」を還元する

noteをはじめてしばらく経ちます。

まだまだ初心者ですが、ありがたいことにちょこちょこと、僕の記事に「スキ」してくださる方がいます。

「まずは自分のためにnoteを書こう!」と思っているのですが、

それでもやっぱり、他人に「スキ」される。
認めてもらえるというのは嬉しいし幸せなことだと思います。

一方でぼくは、
(当たり前と言えば、当たり前ですが)

他の方の記事に「スキ」をします。

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テストのジレンマ

テストのジレンマ

こんにちは。高校生noterのダイです。

学生の本分は勉強!
って言われるように、ただいま定期テストの真っ只中です。

今日は、
ぼくが抱えている、
定期テストのジレンマについて
ちょろっと書こうかなと。

これを読んでくださってるみなさんは、
ほとんどが大人だと思います。

ってことは、学生時代に
「定期テスト」という試練を
乗り越えてきている。
ってことですね。

...尊敬します!笑

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頑張った自分にご褒美を。無印の「不揃いコーヒーバウム」

頑張った自分にご褒美を。無印の「不揃いコーヒーバウム」

こんにちは。ダイです。

高校生には高校生なりの事情があって、
社会人の方々と同じように、
忙しい時期と
そうでない時期があります。

特に「定期テスト」とかいうものがある時期には、
それはそれは、
と〜っても忙しくなるのです。

普段からコツコツ勉強していればいいものの。
ぼくはそんなに器用な人間じゃない。
だから、テスト前は忙しくなる。

そしてその分、
テストが終わった後には
ちょっとしたご

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「いただきます」と言える人。

「いただきます」と言える人。

こんにちは。ダイです。

ぼくの友達に、
ちょっとだけ尊敬できるヤツがいます。

普段のそいつは、
バカやったり、
しょうもないことで笑っている、
ぼくと何ら変わりのない
男子高校生。

じゃあ何が尊敬できるのかというと、
「いただきます」と
「ごちそうさま」が言えること。

たったそれだけ?
って思いますか?

たしかに、
日本人として生きてたら
わりと当たり前なことだって、
そう感じるかもしれ

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【エッセイ】想いを手紙にしたためてみる。

【エッセイ】想いを手紙にしたためてみる。

手紙を書くって、こんなにも難しいのかー。

物心ついたときにはメールやチャットがあった16歳のぼくにとって、手紙をしたためるという行為は、思っていたよりも難しいものだった。

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もうすぐ、ぼくの恋人の誕生日。
ひいき目なしに見てもとても良い子である彼女に、日ごろの感謝を伝えようと、手紙をしたためてみることにした。

とは言ったものの、ぼくはこれまで他人に手紙を書いたことなんて、ほとんどな

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【エッセイ】雨の夜とシティ・ポップ

【エッセイ】雨の夜とシティ・ポップ

学校帰り。
その日は雨が降ってたんで、珍しく自転車を置いて歩くことにした。

とは言っても、歩くと1時間かかる家路を、なかなか減らない残りの距離を考えながら進むのはしんどい。

そこで僕は気を紛らわそうと、お気に入りのワイヤレス・イヤホンを、両方の耳にさした。

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最初は「お気に入りの曲」を再生していたのだけれど、どうもその時の気分に合わなかった。

若者が好むような明るい曲は、雨がしと

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【エッセイ】天職は"転職"...?

【エッセイ】天職は"転職"...?

高校1年生の秋。

ほとんどの人が大学受験をするぼくの高校では、そろそろ進路を固める時期だ。

行く大学を決めるということは、将来何をしたいかを考えることでもある。

もちろん、なりたい職業があって、そこに向けて勉強しているなら、何ら迷うことは無い。
ましてやそれが天職になれば、願ったり叶ったりだ。

でも、ぼくはそうじゃない。

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そうはいいつつも、何も考えていないわけでもないんだ。

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【エッセイ】イギリスの匂い

【エッセイ】イギリスの匂い

ぼくは数ヶ月前、イギリスに短期留学に行った。

コロナが収束していないこの状況で海外に渡ることができたのは、本当に貴重な経験だったと思う。

その話はまたおいおいするとして、今日は匂いの話をする。

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イギリス留学中、ぼくはとある家庭にホームステイをした。

2週間という短い間だったけど、ホストファミリーはめっちゃ優しくしてくれた。

ありきたりな表現にはなるけれど、「第二の家族」ができ

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【エッセイ】少年漫画の主人公に、O型はぜったいいない。

【エッセイ】少年漫画の主人公に、O型はぜったいいない。

バカで、単純で、鈍感で、不器用。
でも、情に熱くて、仲間思いで、一度火が付いたら誰にも止められない。

そんな少年漫画の主人公に、誰しも一度は憧れるんじゃないかなと思う。

「ハイキュー!!」の彼とか。
「ワンピース」の彼とか。
「ドラゴンボール」の彼とか。

それからぼくは、あだち充さんの主人公が好き。
「タッチ」だけじゃなくて、あだち充の描くバカだけどド直球な主人公たちには、毎回胸を躍らされる

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