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2020年9月の記事一覧
アート思考とデフレーミングの意外な共通点 「脱構築」はいかにDXを促進するか
アート思考といえば、「内発的な動機」や「感性の刺激」など、論理では説明できない「何か特別なもの」に力点が置かれる場合が多い。しかし、実はアート、特に現代美術においては、「天から降ってくるひらめき」や「言葉にできない内面的な何か」だけでなく、社会に対する洞察や思索に基づき、既存の枠組みを脱し、対象を位置づけ直す営みが重要な役割を果たすことがある。
これは脱構築とも呼ばれるものだが、実は脱構築はデジ
変化こそ生き抜く源泉:『地中海世界』フェルナン・ブローデル編 - つなぎ ヨーロッパ学入門 言語
今回は、ブローデルはおやすみ、ヨーロッパ学入門からヨーロッパの言語についてだ。前回、山本さんから紹介のあった歴史学者のスコットさんの『反穀物の人類史』を含めて考察したい。
はじまりは自由に生きる野蛮人 そもそも人は野蛮人だった。地球上の動植物を求めて、自由に移動した。スコットは、その採集狩猟民族は定住して作物を作らないか?と言われても、それを選択するわけがないと言う。理由は、採集狩猟生活の方が
行政デジタル化の本質は何か
政府のデジタル化についても今回のコロナ対応の中で待った無しのアジェンダとなってきた。自分自身もここ3年経産省の中でその取組を進めてきたが、デジタル化の本質はただデータを中心とした行政を実現することだけではないと強く思っている。
本質は、これまでの政府のあり方自体を、社会の構造自体をデジタル化というテーマを通じて見直すことなのだ。具体的に政府の何を変えなければいけないのか述べていきたい。
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