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おきにいり

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#飲食店経営

やる気の出し方がついにわかったかもしれない

やる気の出し方がついにわかったかもしれない

やる気とかモチベーションなんていうのは、だそうとして出るもんじゃないと思っていたのだけれど、そういうエネルギーを生み出す方法を、もしかしたら発見してしまったかもしれない。

今日はそんな話をしてみたい。

結論からいうと、やる気の栄養は妄想だ。妄想を育てること。それを中断しないこと。恐れないこと。

妄想をふくらませることによって、欲望が生まれ、その欲望が僕らを行動に駆り立てる。

難しい話ではな

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非・繁盛店への視察が全力でおすすめなわけ

非・繁盛店への視察が全力でおすすめなわけ

飲食店経営者向けの書籍などを読んでいると、よく「繁盛店を視察しよう」なんてことが書いてあります。

もちろんそれもいいんですが、私はあえて、繁盛していないお店の視察に行くことを全力でお勧めしたいのです。

なぜ非・繁盛店へ視察へ行くことがお勧めなのか繁盛しているお店にはそれなりの理由があります。

ですので実際に足を運んでみると勉強になることは多いものです。メニュー、盛り付け、スタッフ育成etc.

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小さな飲食店がローカルで敵を作らずうまく立ち回るには

小さな飲食店がローカルで敵を作らずうまく立ち回るには

思いっきりムラ社会なローカルでお店を経営するには、それなりにうまく立ち回ることが大切です。

と、分かってはいるのですが、昔から引っ越しが多く、そのたびに面倒な人間関係をリセットしてきた私にとってはココが大の苦手分野。

そこで今日は、生まれ育った現在の地で長らく商売をしてきた夫から学んだ「ローカルで敵を作らずうまく立ち回ってお店を経営する方法」を書き綴ってみたいと思います。

村のルールには従う

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兵庫県伊丹市「ベーカリーカフェ シナノ」



◆「僕には物語は無いんです」 今回この記事を書くにあたり、まず、「パン屋さんを始めたきっかけ」を聞いた時、オーナーの中嶋ケンさんから返ってきたのがこの言葉だった。

私はこの一言が、とても心に残っている。

 というのも、私にとってシナノは、「物語」そのもののようなお店だったのだ。実は私はこのお店が好きで、個人的に今まで何度も通っており、久木田さんに直談判して「シナノを書くなら私しかいないと思

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優しいようで実は厳しい?!私のスタッフ育成法

若いアルバイトスタッフの育成を本格的にはじめて、今年で5年。店主である旦那からはよく「グミの教え方は厳しい」と言われます。

べつに私が学生だった時代のように、失敗を叱りつけたり、明日までにこれ全部覚えてこい!みたいな無理難題を押し付ける訳ではありません。

むしろ、昔と比べると自分より若い人たちに接するときの口調なんて人が変わったかのように優しくなりましたし、年齢を重ねて丸くなったのか、他人の失

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売上低迷や人手の確保...問題が山積していても落ち込まないメンタルを持つ人の、頭の中を探ってみた

売上低迷や人手の確保...問題が山積していても落ち込まないメンタルを持つ人の、頭の中を探ってみた

前回の記事でもお伝えしたとおり、私たち夫婦の店は今、売上げの低迷や移転先探し、産休に入るに当たってのスタッフ確保問題などで待ったなしの正念場を迎えています。

今のところなんとか正常なメンタルを保ててはいますが、普段から3日ヒマな日が続くと落ち込んだりあれこれ考えてしまうのが私の性格。

1年近くに及んでいるこのコロナ禍の中で、少し間違えばまた鬱に逆戻りになるのでは?と不安に思うこともしばしばです

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自営夫に意見を聞いてもらうために、やってよかったこととダメだったこと

自営夫に意見を聞いてもらうために、やってよかったこととダメだったこと

自営業の夫と一緒に働くことになったはいいけど、こっちがあれこれ意見を出してもぜんぜん聞いてくれない!と口にする女性をときどき見かけます。

三代続く老舗の和食店を旦那と経営している私も、かつて同じことで悩んでいました。というか今でもときどき悩みます。

この道30年の彼は、良くいうと信念があり、悪くいうと少々ガンコ。

これまで数えきれないぐらいの提案や意見を彼に出してきましたが、いくつ却下された

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私が「つねに笑顔を絶やさない接客」をやめたわけ

私が「つねに笑顔を絶やさない接客」をやめたわけ

接客業といったら、なにはともあれ「笑顔」がいちばん大事だと言われますよね。しかし私はある時から「接客中つねに笑顔でいること」をやめました。

理由は ”感情労働” で疲弊したくなかったのと、意外かもしれませんが、お客さまと今よりもっと良い関係を築きたいと思ったかったからです。

学生スタッフから教わったこと
きっかけは数年前にうちで採用した、学生スタッフのMちゃん。

彼女、老若男女どんなお客さま

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37歳、寿司屋のリアル起業体験談(金沢編)

37歳、寿司屋のリアル起業体験談(金沢編)

あなたなら、この物件で、何で勝負しますか?

-JR金沢駅徒歩3分
-1階路面の22坪
-金澤町家(外観は素晴らしい状態ですが、中は若干荒れていてそのまま使えない)
-改装は自由

ぼくは、寿司屋を選びました。

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2ヶ月前の4月20日、おすしと和食 はた中が開業しました。金沢駅から徒歩3分にある、町

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