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2024年1月の記事一覧
書くべきものを書いてしまう人たち
この人は自分の書くべきものを書いている。そう思わせる作家がいます。作品の細部を読めば読むほど、その思いは強くなります。細部に勢いがあるのです。書くべきものを「書こうとしている」のではなく「書いてしまっている」気がしてきます。
この記事は、以下の「くり返すというよりも、くり返してしまう」の続編として書いたものです。
◆「ワンパターン」は褒め言葉*楽曲、小説、芝居、映画、ダンス
語弊はあり
【レトリック詞集】人間の「人間もどき」化、「人間もどき」の人間化
今回は、「【小話集】似ている、そっくり、同じ」の続編です。
【レトリック詞1】賞賛、嫉妬、恐怖
人には、ヒト以外の生き物のすることで、笑って済ませることと笑って済まされないことがある。人が笑うのはプライドがあるせい。
人には、機械のすることで、許せることと許せないことがある。人が許さないのはプライドがあるせい。
*
AIに対し、人はきわめて人間的に反応する。ほほ笑む、嫉妬
letterからなるletters
まず引用します。
行空けをなるべく忠実に引用したのですが、八章の出だしであることはお分かりいただけると思います。
二行空けて、鉤括弧の有無が違うだけで同じ文言がつづいていますが、こういうメイキング感を目の当たりにすると、私はくらっと来て幸せな気分になります。
*
私は内容やストーリーにはあまり興味が行かない読み手です。その分どう書いてあるかには敏感に反応します。
私に
【レトリック詞】数学の修辞学、数学という修辞学
今回はレトリック詞です。レトリック詞については、以下の記事をご覧ください。
数学の修辞学
寝入り際に宇宙の果てについて考えることがありませんか? どうなっているのだろう。あるところでぷかぷか浮かんでいる自分を想像します。その一メートル先が宇宙の限界だったとしたら?
興奮して眠られなくなることもあります。無限、限りがない、果て、といったイメージを、子どものころからあれこれ想像し、わくわくし