Shino Sugata

むすび詩文庫 主宰/ おいしいもの、旅、山、本、料理、手芸、その辺りが好きです。202…

Shino Sugata

むすび詩文庫 主宰/ おいしいもの、旅、山、本、料理、手芸、その辺りが好きです。2021年6月-7月長野市のゲストハウス1166バックパッカーズにてヘルパー勤務をしていました。宮城県仙台市出身。2018年-2021秋田県、2021年4月〜岩手県在住。

マガジン

  • 自分の棚おろし

    自分は何を思っているのか、を探るエッセイ的なものです。

  • 1166バックパッカーズヘルパー体験記

    長野市のゲストハウス1166バックパッカーズでの1ヶ月間ヘルパー生活のあれこれ

  • あきた暮らし

    秋田県由利本荘市を中心に、好きな場所・こと・モノをまとめます。

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今の自分にぴったりの本を読みたい方へ【むすび詩文庫の選書サービス】

こんにちは。 むすび詩(うた)文庫 主宰の菅田詩乃です。 自分の働き方や生き方に自信が持てなかったり、「自分の幸せはなんだろう」「自分は本当に幸せなのだろうか?」と…

Shino Sugata
1年前
9

17. あの時はごめんね

 最近なぜかよく思い出すエピソードがある。中学生の時のひとコマだ。当時はニブくてなかなか気がつかなかったのだが、わたしはイジメにあっていた。  このエッセイは、…

Shino Sugata
5か月前
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16.わたしだからこそ、

 2023年が目前に迫っている。2022年は「自分がやってみたいことをする」に思いっきりハンドルを切った一年だった。  昨年の今頃、まさか自分がこうなっているとは思いも…

Shino Sugata
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15.良いクシは良い気づきを生む

 先日、知人からちょっと良い“クシ”をいただいた。髪をとかすあれである。  思えば、これまで生きてきた中でクシにお金をかけたことは一度もなかったと思う。長い間シ…

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悩み×本=ささやかな願い

 理由は分からないが、わたしはよく悩みを相談される。相手は同僚、友人、後輩、先輩、上司等、様々な立場の方だ。内容もちょっとした愚痴から、生きる上でなにを選ぶべき…

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14.自分の時間割をつくる

 長年、心から湧き上がる「やりたいこと」がないことに悩んでいた。また、なにかやろうと思っても体力・気力が続かず、すぐに疲れてしまうのでそんな自分にもガッカリして…

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13.自由がいい

 昨年4月、夫の転職に伴い岩手県へ移住した。それまで住んでいた秋田の家は駅や病院から遠く、車を運転しないわたしにはとても不便だった。だから引越し先の家は駅、病院…

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12.癒しの場が仕事の場

 日々の疲れを癒すこと、といえば、わたしの場合はひとりでカフェや喫茶店で本を読み、態度や言動で”良いお客様”を装うことだ。  身支度を整え、お店に向かい、店の入…

Shino Sugata
2年前
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11.娘は言ってあげない

「しの、蘇我馬子って知ってるか?」 先日、実家に帰省した時に突然父にされた質問だ。  聞くところによると、父は「歴史能力検定5級」の受験を11月末に控え目下勉強中…

Shino Sugata
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10.拳がパッと開かれて

 少し前から、ワークショップについてオンラインで学んでいる。大人になってから何かをじっくり学ぶことはこんなに楽しいのかと驚いている。  このエッセイは、自分が毎…

Shino Sugata
2年前
11

9.“わたし的に素敵な格好をしたわたし”を見せられて、どう思う?

 先日、フォトウエディングを挙げた(「挙げた」という言葉でいいのだろうか)。結婚に関する一連のもの(結婚式や披露宴や写真や、その報告等々)って「自己満足の極み」…

Shino Sugata
2年前
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8.裏側まで知りたい

 ここ数年、コーヒーにはまっている。特に、浅煎りの酸味が強く、後味がフルーティなものがとても好きなのだ。  このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分…

Shino Sugata
2年前
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7.なにかを祈る立場にもないが

 10年ほど前、職場の先輩が言っていた言葉をふと思い出した。  「死ぬときになって自分の人生振り返った時に、“めっちゃ金稼いで良かった〜”ってならないと思うんだよ…

Shino Sugata
2年前
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6.トイレを好きになればこっちのもの

 夫が消臭剤を手づくりする、と言い出した。彼はInstagramで、家を快適にする豆知識アカウントをフォローしているらしい。  このエッセイは、自分が毎日何を思い考えて…

Shino Sugata
2年前
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5.SNSの向こう側

 Twitterを使いはじめて、約2年が経った。そのはるか前から世界中の人々がTwitterを使っていたので、わたしの歴は浅いほうだろう。ちょっと使うのを避けていたのである。 …

Shino Sugata
2年前
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4.体質と働き方(≒生き方)

 朝起きた時、ああ、“今日はダメな日”だ…と思うと同時に、でももう有休残ってないよ、そして、同僚に迷惑かけるの嫌だな、そして、上司に電話するの嫌だな………“死ん…

Shino Sugata
2年前
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今の自分にぴったりの本を読みたい方へ【むすび詩文庫の選書サービス】

今の自分にぴったりの本を読みたい方へ【むすび詩文庫の選書サービス】

こんにちは。
むすび詩(うた)文庫 主宰の菅田詩乃です。

自分の働き方や生き方に自信が持てなかったり、「自分の幸せはなんだろう」「自分は本当に幸せなのだろうか?」とモヤモヤしている“幸せグレーゾーン”の方へ向けて、ゆるやかにエールを送る本を様々な方法でご提案しています。

選書サービスでは、おひとりおひとりの人柄や興味に合わせて丁寧に本を選び、ぴったりの本をリストにしてご提案します。

<こんな

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17. あの時はごめんね

17. あの時はごめんね

 最近なぜかよく思い出すエピソードがある。中学生の時のひとコマだ。当時はニブくてなかなか気がつかなかったのだが、わたしはイジメにあっていた。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収まっているのか、棚おろしの意味をこめて綴りたい。

 イジメというと

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16.わたしだからこそ、

16.わたしだからこそ、

 2023年が目前に迫っている。2022年は「自分がやってみたいことをする」に思いっきりハンドルを切った一年だった。
 昨年の今頃、まさか自分がこうなっているとは思いもよらなかったので、勇気を出すと面白いことが起きるもんだなぁと感じる。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくっ

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15.良いクシは良い気づきを生む

15.良いクシは良い気づきを生む

 先日、知人からちょっと良い“クシ”をいただいた。髪をとかすあれである。
 思えば、これまで生きてきた中でクシにお金をかけたことは一度もなかったと思う。長い間ショートカットで、手ぐしで事足りてしまうからだ。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収ま

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悩み×本=ささやかな願い

悩み×本=ささやかな願い

 理由は分からないが、わたしはよく悩みを相談される。相手は同僚、友人、後輩、先輩、上司等、様々な立場の方だ。内容もちょっとした愚痴から、生きる上でなにを選ぶべきか、というものまで様々である。

 わたしは日々「相談に乗るぞ」と意気込んでいるわけではない。しかし、ひとたび話を聞けば、必ず放っておけなくなる。その人の毎日が心穏やかに充実する方法を一緒に探したいと強く思ってしまうのだ。

 そうは言って

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14.自分の時間割をつくる

14.自分の時間割をつくる

 長年、心から湧き上がる「やりたいこと」がないことに悩んでいた。また、なにかやろうと思っても体力・気力が続かず、すぐに疲れてしまうのでそんな自分にもガッカリしていた。今年になり「自分の時間割」をつくり実践することで、その悩み解決を目指している。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなこと

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13.自由がいい

13.自由がいい

 昨年4月、夫の転職に伴い岩手県へ移住した。それまで住んでいた秋田の家は駅や病院から遠く、車を運転しないわたしにはとても不便だった。だから引越し先の家は駅、病院、スーパーへ徒歩圏内が絶対条件。そこに間取りや家賃等も関わってくるので、探し始めた時点で、すでに理想が高すぎる!状態であった。

 ところが夫がさらなる条件を加えた。「ペット可」である。

 我々夫婦は2020年に結婚した。お互い宮城県出身

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12.癒しの場が仕事の場

12.癒しの場が仕事の場

 日々の疲れを癒すこと、といえば、わたしの場合はひとりでカフェや喫茶店で本を読み、態度や言動で”良いお客様”を装うことだ。

 身支度を整え、お店に向かい、店の入り口をくぐって席につき、オーダーをして本を読んで待ち、コーヒーなどを楽しみ、また少し本を読んで、会計の時にお店の方と話をして、「ごちそうさまでした」と言って店を後にし、家に帰る。

 この一連の流れ、行なっているのはわたしであるが、多分普

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11.娘は言ってあげない

11.娘は言ってあげない

「しの、蘇我馬子って知ってるか?」

先日、実家に帰省した時に突然父にされた質問だ。
 聞くところによると、父は「歴史能力検定5級」の受験を11月末に控え目下勉強中らしい。そういえば、春先からリビングのテーブルにテキストらしきものが置かれてあったのを思い出す。父がいない時、母に「何これ」と聞いたんだった。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近

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10.拳がパッと開かれて

10.拳がパッと開かれて

 少し前から、ワークショップについてオンラインで学んでいる。大人になってから何かをじっくり学ぶことはこんなに楽しいのかと驚いている。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収まっているのか、棚おろしの意味をこめて綴りたい。

 「ワークショップ」とい

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9.“わたし的に素敵な格好をしたわたし”を見せられて、どう思う?

9.“わたし的に素敵な格好をしたわたし”を見せられて、どう思う?

 先日、フォトウエディングを挙げた(「挙げた」という言葉でいいのだろうか)。結婚に関する一連のもの(結婚式や披露宴や写真や、その報告等々)って「自己満足の極み」だと思い込んでいたので、わたしは自分がそれをやる立場になって、なんだか恥ずかしかったし“自分なんかがやっていいのか?”という気持ちが抜けなかった。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況

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8.裏側まで知りたい

8.裏側まで知りたい

 ここ数年、コーヒーにはまっている。特に、浅煎りの酸味が強く、後味がフルーティなものがとても好きなのだ。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収まっているのか、棚おろしの意味をこめて綴りたい。

 全然詳しくないのだが、浅煎りのコーヒーは、サードウ

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7.なにかを祈る立場にもないが

7.なにかを祈る立場にもないが

 10年ほど前、職場の先輩が言っていた言葉をふと思い出した。
 「死ぬときになって自分の人生振り返った時に、“めっちゃ金稼いで良かった〜”ってならないと思うんだよね。それよりも“好きな人と一緒にいれてとか彼らと働けてよかった〜”だと思う」

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすく

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6.トイレを好きになればこっちのもの

6.トイレを好きになればこっちのもの

 夫が消臭剤を手づくりする、と言い出した。彼はInstagramで、家を快適にする豆知識アカウントをフォローしているらしい。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収まっているのか、棚おろしの意味をこめて綴りたい。

 彼が消臭剤を欲している理由は、

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5.SNSの向こう側

5.SNSの向こう側

 Twitterを使いはじめて、約2年が経った。そのはるか前から世界中の人々がTwitterを使っていたので、わたしの歴は浅いほうだろう。ちょっと使うのを避けていたのである。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いている。
 日々の過ぎていってしまう小さなことをすくって、自分という棚にはなにが収まっているのか、棚おろしの意味をこ

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4.体質と働き方(≒生き方)

4.体質と働き方(≒生き方)

 朝起きた時、ああ、“今日はダメな日”だ…と思うと同時に、でももう有休残ってないよ、そして、同僚に迷惑かけるの嫌だな、そして、上司に電話するの嫌だな………“死んじゃいたい”。
 そんな異常な身体のダルさと不安や恐れに襲われる日が、月に1回程度ある。わたしはPMS(月経前症候群)なのだ。

 このエッセイは、自分が毎日何を思い考えているかを自分で知るため、そして友人・知人への近況報告も兼ねて書いてい

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