ねこまめ

社会人になりました。ゆず茶が美味しい季節ですね。 よければこちらものぞいてみてください…

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社会人になりました。ゆず茶が美味しい季節ですね。 よければこちらものぞいてみてください。 https://hitoikibiyori.com/blog/

記事一覧

選んだもの、選ばなかったもの

「転職はレールに乗らない初めての大きな選択だ」 以前、動画でこんな話を聞いた記憶がある。 きっとこれは人によるのかもしれない。とはいえ、受験や学生時代の就活は同…

ねこまめ
10日前
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違和感を無下にしなかったから気づいたこと

自分自身の違和感を正面から受け止め、見つめたのはいつぶりだろうか。 はじまり夏の幕開けを感じさせる気温の中、私は一つの挑戦を始めた。 それは『企画メシ』への参加…

ねこまめ
12日前
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60代のキャリアアドバイザーの価値観に触れて気づいた自分の気持ち

完全無料でキャリア相談にのってもらえるサービスを利用した。 休日の午後、zoom越しに現れたのは60代くらいのおじさまだった。 人を見かけで判断することはよくないとい…

ねこまめ
4か月前
17

仕事を頑張りたかっただけなのに、モラハラ彼氏と別れられない彼女みたいになった話

社会人一年目。私の会社には新人一人に指導員がつく制度がある。私の指導員は6個上の男性社員だった。彼はかなり人当たりがいい。どこに行っても、誰と話しても「彼優しい…

ねこまめ
4か月前
40

キャリア相談に30万払うか迷って大号泣した話

自分の気持ちを人に伝えることをあまりしてこなかった。 その代わりに周りの意見に同調することや、相手の気持ちを想像することは得意だった。 いつしか、自分の気持ちが見…

ねこまめ
4か月前
17

ミスってとっても怖いよな

物心がつく頃にはミスをすることがとてつもなく怖くなっていた。 何にも悪くないのにさ。物事がうまくいけば「さすがだね」と流され、失敗すれば怒られる。そりゃ失敗が怖…

ねこまめ
5か月前
1

「考えすぎる」について考えすぎてみた。

自分の考えすぎてしまう性格が好きになれない。 『「考えすぎてしまう」というワードはなんだか悲観的で暗いイメージ』というのは私からみた普通の価値観。実際の私の中で…

ねこまめ
6か月前
5

多様性を認めるとこれまでの当たり前を言いづらくなった話

多様性の時代。 性自認、文化の複雑化、価値観の尊重、いろんな場所でいろんな形で多様性が認められるようになった。その事実は間違いなく素敵なことだ。 私はその風潮を…

ねこまめ
7か月前
2

そっと背中を押してくれる言葉

元気を無くした時、自信を失った時に読む大事な手紙がある。 大学時代、マネージャーをしていた部活を途中でやめた。コロナ禍というのもあるが、マネージャー業に意義を見…

ねこまめ
7か月前
5

手紙を書こうと意気込むと筆が止まる現象

ひさしぶりに手紙を書いた。 最後に手紙を書いたのは大学卒業のときにお世話になった人たちへ向けてだったから、おそらく8ヶ月ぶりくらい。 大切な人へ向けた誕生日のメ…

ねこまめ
7か月前
2

入社後ギャップってきっとこれだ

社会人8か月目。 少し仕事の仕方も覚えてきて、いっちょ前に自分の意見を持ち始めた。 ただこの”自分の意見”というのはやっかいで、何よりエネルギーが必要で。自分の意…

ねこまめ
7か月前
23

#3度目の自己紹介

久しぶりに自己紹介をすることにしました。 基本的に自己紹介は一度きりだと思うのですが、気づけば私はこのnoteで年に1回のペースで自己紹介をしています。お好きなペー…

ねこまめ
9か月前
7

自分の言葉を好きにはなれないけど

先日、『ミステリと言う勿れ』という映画を観に行きました。ドラマを見ていてハマった作品なのですが、何より主人公である久能整くんの言葉が大好きです。 少しそれますが…

ねこまめ
9か月前
6

”好き”を語るのが怖い。

人の目を正面から見れずにすぐにそらしてしまう。 自分の好きなことすら上手く人に話せない。 好きなことこそどう伝えていいかわからない。 これらのことは、周りの顔色を…

ねこまめ
9か月前
6

本当はコーヒーよりカフェオレが好き。

私はプライドが高い。そして、計算高い。 いつだって息をするように背伸びをしてきた。早く大人になりたくて仕方なかった。早く自立をしたかった。何者かになりたかった。…

ねこまめ
11か月前
5

「東京が憧れ」って時代遅れなのかもと不安を感じていた君へ

上京して早5か月。 「九州って良いところなのにどうして東京来たの?」という言葉を何度もにこやかにスルーしてきた。 というのは少し大げさで、実際のところは「東京に憧…

ねこまめ
11か月前
7
選んだもの、選ばなかったもの

選んだもの、選ばなかったもの

「転職はレールに乗らない初めての大きな選択だ」
以前、動画でこんな話を聞いた記憶がある。

きっとこれは人によるのかもしれない。とはいえ、受験や学生時代の就活は同じタイミングで同じように選択をする仲間が大勢いる一方で、同じ時期に選択をする仲間がいない中で「選択をする」という点では確かに転職が初めての大きな選択になる人は多いだろうと想像できる。

漏れなく、私もその一人である。

社会人2年目。勤続

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違和感を無下にしなかったから気づいたこと

違和感を無下にしなかったから気づいたこと

自分自身の違和感を正面から受け止め、見つめたのはいつぶりだろうか。

はじまり夏の幕開けを感じさせる気温の中、私は一つの挑戦を始めた。
それは『企画メシ』への参加である。
『企画メシ』は端的に説明をすると、コピーライターである阿部さんの「企画する人を世の中に増やしたい」という思いから始まった約半年間の連続講座だ。詳しくは直接阿部さんの思いを覗いていただけたらと思う。

私が『企画メシ』の存在を知っ

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60代のキャリアアドバイザーの価値観に触れて気づいた自分の気持ち

60代のキャリアアドバイザーの価値観に触れて気づいた自分の気持ち

完全無料でキャリア相談にのってもらえるサービスを利用した。

休日の午後、zoom越しに現れたのは60代くらいのおじさまだった。

人を見かけで判断することはよくないという気持ちは一応持ち合わせているのだが、普段だったらおじさまでも30代くらいまでのイメージがあるキャリアアドバイザーとして彼が出てきたことで、正直身構えてしまった。

人事歴40年という彼は確かに物腰が柔らかく、私のあまりまとまって

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仕事を頑張りたかっただけなのに、モラハラ彼氏と別れられない彼女みたいになった話

仕事を頑張りたかっただけなのに、モラハラ彼氏と別れられない彼女みたいになった話

社会人一年目。私の会社には新人一人に指導員がつく制度がある。私の指導員は6個上の男性社員だった。彼はかなり人当たりがいい。どこに行っても、誰と話しても「彼優しいから良かったね」と言われる。私自身も当初は優しい人で良かったと安心していた。

あれから約半年。私は今疲れ切っている。
仕事を頑張りたいという思いだけかすかに残っているのだが、ここ数週間は仕事終わりや仕事に向かう電車の中で涙をこらえきれてい

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キャリア相談に30万払うか迷って大号泣した話

キャリア相談に30万払うか迷って大号泣した話

自分の気持ちを人に伝えることをあまりしてこなかった。
その代わりに周りの意見に同調することや、相手の気持ちを想像することは得意だった。
いつしか、自分の気持ちが見えなくなり、自分の意見も出てこなくなった。

就職活動を始めたとき、転職活動を始めようとしている今。自己分析をすべきだと自分に言い聞かせている。自己分析って自分と嫌な部分も向き合わないといけないし、それを良いように捉えないといけないし、何

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ミスってとっても怖いよな

ミスってとっても怖いよな

物心がつく頃にはミスをすることがとてつもなく怖くなっていた。

何にも悪くないのにさ。物事がうまくいけば「さすがだね」と流され、失敗すれば怒られる。そりゃ失敗が怖くなるよ。成功しても特別褒められるわけじゃないんだから、そりゃ失敗をしない選択をするよ。できるだけ失敗しないように、失敗したら自分がダメなんだと思いたくなるよね。

自分を甘やかさないとやっていられない時はこんな言葉で慰めてきた。

とは

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「考えすぎる」について考えすぎてみた。

「考えすぎる」について考えすぎてみた。

自分の考えすぎてしまう性格が好きになれない。

『「考えすぎてしまう」というワードはなんだか悲観的で暗いイメージ』というのは私からみた普通の価値観。実際の私の中での「考えすぎてしまう」というのは悲観的な時もあれば楽観的な時もある。

何か失言をしてしまったと感じたとき、言い方が悪かったなと反省をするとき、私は悲観的に考え込んでいく。もっとうまくやれたはずだとか、相手を傷つけてしまったかもしれないと

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多様性を認めるとこれまでの当たり前を言いづらくなった話

多様性を認めるとこれまでの当たり前を言いづらくなった話

多様性の時代。
性自認、文化の複雑化、価値観の尊重、いろんな場所でいろんな形で多様性が認められるようになった。その事実は間違いなく素敵なことだ。

私はその風潮を受け入れているつもりだが、その風潮からは受け入れられていない気がしている。

私の中で「多様性を認める」ということは、「それはそれで受け入れる」ということだと思っている。そこに共感は無くても良いだろうし、無理に"多様"になる必要もないと思

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そっと背中を押してくれる言葉

そっと背中を押してくれる言葉

元気を無くした時、自信を失った時に読む大事な手紙がある。

大学時代、マネージャーをしていた部活を途中でやめた。コロナ禍というのもあるが、マネージャー業に意義を見いだせなくなり、気を遣いまくって疲れ果てたことが辞める決断の要因だった。

マネージャーをしていた部活は高校までずっとプレーヤーをしていて、どんなスポーツより愛着のあるスポーツだった。何よりその部活しか経験したことない私にとっては生きがい

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手紙を書こうと意気込むと筆が止まる現象

手紙を書こうと意気込むと筆が止まる現象

ひさしぶりに手紙を書いた。

最後に手紙を書いたのは大学卒業のときにお世話になった人たちへ向けてだったから、おそらく8ヶ月ぶりくらい。

大切な人へ向けた誕生日のメッセージ。
LINEを長文で送ることもできるけど、なんだか味気ない気がして止めた。次に会う時に面と向かって伝えることも考えたが、きっと恥ずかしくなるし、あとから「あれも言えばよかったな」と少し気落ちする気がしたので止めた。

普段、言葉

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入社後ギャップってきっとこれだ

入社後ギャップってきっとこれだ

社会人8か月目。
少し仕事の仕方も覚えてきて、いっちょ前に自分の意見を持ち始めた。

ただこの”自分の意見”というのはやっかいで、何よりエネルギーが必要で。自分の意見なんか持たずに、言われたことだけをただ一生懸命やっていれば、伝え方に困ることもないし、自分の無力さにも気づかないままでいられたし、なんのために今働いてるんだろうを問い直す必要もなかったのに。

少し気持ちがネガティブだから、現状を良く

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#3度目の自己紹介

#3度目の自己紹介

久しぶりに自己紹介をすることにしました。

基本的に自己紹介は一度きりだと思うのですが、気づけば私はこのnoteで年に1回のペースで自己紹介をしています。お好きなページでねこまめのことを知っていただければと思います。

では、改めましてねこまめです。

今年の春に上京し、とある企業に就職しました。同期が少なかったこともあり、新入社員での私のアイデンティティは「九州生まれ九州育ち、この春かに上京して

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自分の言葉を好きにはなれないけど

自分の言葉を好きにはなれないけど

先日、『ミステリと言う勿れ』という映画を観に行きました。ドラマを見ていてハマった作品なのですが、何より主人公である久能整くんの言葉が大好きです。

少しそれますが、私が何か好きだなと思う基準は「言葉」だなと最近気がつきました。これまで好きになったドラマは、つい口に出して噛みしめたくなるような言葉がたくさん出てくる作品が多いです。『ミステリと言う勿れ』はそのうちの一つで、他にも『ごめんね青春』『初恋

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”好き”を語るのが怖い。

”好き”を語るのが怖い。

人の目を正面から見れずにすぐにそらしてしまう。
自分の好きなことすら上手く人に話せない。
好きなことこそどう伝えていいかわからない。

これらのことは、周りの顔色を伺って生きてきてしまった代償なんだろうなと思っている。

「将来の夢はアイドルになること!」
「好きな食べ物はいちごとハンバーグとお寿司!」

当たり前に放ってきた自らの意志をどこに置き忘れてきたのだろうか。
いつからかどんな問いかけに

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本当はコーヒーよりカフェオレが好き。

本当はコーヒーよりカフェオレが好き。

私はプライドが高い。そして、計算高い。

いつだって息をするように背伸びをしてきた。早く大人になりたくて仕方なかった。早く自立をしたかった。何者かになりたかった。

その背伸びの一つが”ブラックコーヒーを飲むこと”だった。
理由はシンプルで、誰かに刺さる武器になることが明確だったから。

少しあほらしい価値観だとは思うが、少し童顔の女の私がブラックコーヒーを飲めることは”良い”ギャップだった。この

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「東京が憧れ」って時代遅れなのかもと不安を感じていた君へ

「東京が憧れ」って時代遅れなのかもと不安を感じていた君へ

上京して早5か月。
「九州って良いところなのにどうして東京来たの?」という言葉を何度もにこやかにスルーしてきた。

というのは少し大げさで、実際のところは「東京に憧れてたんで」ってヘラヘラ返している。

ただ、ヘラヘラはしているが話していることは本音で、私は東京に憧れてきた。昔ほど東京へ行くのには時間がかからないし、東京に行く人は増えただろうし、「東京なんかに憧れるなんていまどきいるんだ、、」みた

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