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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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2022年7月の記事一覧

試行錯誤のない少年時代

試行錯誤のない少年時代

 つい最近英語の先生仲間と話していたら「計算問題は出来ても実際買物の時に計算が出来ない子どもたち」や、「試行錯誤する機会のない子どもたち」の話になった。

「ルール」とか「テスト」とか自分の行動を促すものがどんどん形頼みになっていくと、自分で考えなくなる。自分の感覚をあてにしなくなるし、自分の本当の気持ちを考えることも、表現することも止めてしまう。

「それ、テストに出ますか?」

「ルールだから

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残念なのはどっち?

残念なのはどっち?

圧力に従い空気を読むことを学ぶ

 私は性質的にいろいろなものを深掘りしたくなる。仕組みが知りたい、と思ってしまう。子どもの頃から。だから大人が圧力で「決まりなんだから」と言ってくることや、「つべこべ言わずにしろ!」と言われることに関しては「どうして?」といちいち聞き返したくなる気持ちを押さえて、違和感というストレスを自分の中に溜め続けていた。

 そんな私でも、学校に12年も通っていると「黙って

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英語のハードル

英語のハードル

夏休み前最後の授業

 小学校でこの学年の英語の指導をし始めてから2ヶ月。月に数回のペースで会っていた子どもたちとの信頼関係も、昨年から関わっている4年生ではより深まっている気がする。廊下で会うと "Hello, Ms.Koyama!"と多くの子どもたちが声をかけてくれるし、怪我をした指を見せてくれたり、「おじいちゃんに習った」と英語のフレーズを聞かせてくれたり、今日の服の色一緒だね、ってニコニコ

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家庭というシェアハウス 

家庭というシェアハウス 

私は寮母さん

 子どもが大きくなったら家族がシェアハウスの住人みたいになったらいいな、って思っていた。家事をする人、勉強する人、仕事する人、みたいな分担ではなく、みんながそれぞれ「生活する人」として生きる場所。
 そしてこの空間は、リラックスして話せる人が集う場所。一人でいるにはちょっと淋しい時に気軽にリビングに集まって話せるし、一人になりたい時はなったらいい。
 家族とは言え人同士。距離感も大

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日本の若者はグローバル社会を生き抜けるか

日本の若者はグローバル社会を生き抜けるか

世界の若者たち

 先日ウクライナから日本に来ている学生たちと話す機会があった。18-19歳の学生たちは日本語も勉強中ではあるが、主な意思の疎通は英語を使って行った。彼らが話す英語を聞きながら、「話している」と感じた。自分自身のことや、日本に来て感じたこと。ウクライナという国のこと。表情豊かに話す彼らの言葉から言葉以上のものを感じて、更には一人一人の人柄や経験もよくわかった。聴いていて楽しかったし

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嫌な悪口言わなくても良い方法

嫌な悪口言わなくても良い方法

仲良くなるための悪口

 よく悪口を言う人がいる。「この人、本当に悪口好きだな。」と半ば呆れていても、知らずのうちにその人と話す時に自分の話も悪口に寄せていってしまっていることはないか。そう考えてみたら、意外とあるある。
「あの人、ケーキが好きだから買って行ってあげよう」 
みたいな優しい気持ちで。
「あの人、悪口大好きだから一緒に悪口言ったら喜ぶよな」
という気持ちが働いてしまう感じ。

 それ

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