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#キャリア

ロールモデルなんていらない?

ロールモデルなんていらない?

法政大学経営学部 長岡研究室主催のカフェゼミ#60「越境初心者のサードプレイスで語り合おう ~ ロールモデルなんていらない? ~」の回に参加してきました。

当日は、キャリアコンサルタントの柴田朋子さんがゲスト。柴田さんご自身のキャリア・ストーリーを聞きながら、「ロールモデルとの向き合い方」について考えました。

●トークセッション

まず最初にグラレコを辿りながら柴田さんのキャリア

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キャリアの学びはひとを窮屈にさせるためにあるんじゃない。

キャリアの学びはひとを窮屈にさせるためにあるんじゃない。

先日授業にお邪魔した大学生(主に1年生、他の学年もあり・経営学部)の声からまずはご紹介。

・今日の柴田さんの話を聞いて、肩の力が抜けた気がした。
・重く考えすぎていたんだなと思った。前向きに失敗もしたい。
・自分がそうだろうって思ってきたことが全部誤解だよ、って言われてびっくりした。高校の先生にも言いたい
・人生はそう簡単に詰まない、って言われてホッとした。好奇心を持って主体的にやっていきたい

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ない方を見るか、ある方を見るか。出来るようになったことを見たほうがいいと思うなあ

ない方を見るか、ある方を見るか。出来るようになったことを見たほうがいいと思うなあ

よくある話で、コップの水が半分入っている時に「半分しかない」と思うか「まだ半分もある」と思うか、普段のあなたはどっち?っていうのがあるけど、実際みなさんどっち?

この話は別に「ポジティブに考えたほうがいいよね」ってことが言いたいのではなく、失ったものを見るか、今あるものを見るかで思考や行動って変わるよね、ということ。
足りない方を見るのか、出来ている方を見るのか、状況によって安易に言えないとは思

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キャリアパスポートを基に対話しよう

キャリアパスポートを基に対話しよう

小学4年生の子どもがキャリアパスポートを持って帰ってきました。

キャリアパスポートは中央教育審議会答申ではこのように記されています。

教育委員会によってはHPに様式も掲載されていますね。
他県のものを見たら、年度の始めに目標を設定して、学期ごとの振り返りなどを行い、1年の最後に1年を振り返るような形式になっています。

ポートフォリオとして、学年ごとの積み上げが確認できますので、子どもの成長を

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歩んできた道と成長で未来が描かれる

歩んできた道と成長で未来が描かれる

先日、友人と喫茶店で3時間以上話し込んだ。アルコールなしでコーヒーとデザート(コメダでミニシロノワール)。お話の内容はキャリアのこと、働き方のこと。あっという間に時間は過ぎました。今日も記事はそのお話した内容から自分なりに振り返ってみたことです。

友人は民間企業勤務で私は公務員。業種の違いもありますが、そこで話になったのは異動の違いです。その方の企業は異動は同じセクションの中で、例えば本社から支

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”機会”をどう向き合い、乗り切っていくのか。子どもの授業参観から感じたこと

”機会”をどう向き合い、乗り切っていくのか。子どもの授業参観から感じたこと

親バカ日誌から始まります。

小学4年生の娘の授業参観に行きました。実は入学後初の授業参観。一時は参観する親の人数も制限されていましたが、今は普通に行けるようになってよかったです。
朝に娘に「行くよ」と話すと、「今日は司会で緊張するからやめて~」と言われました。小学4年生ぐらいからのあるあるでしょうか。

なぜ司会なのか。学級会を今回はすることになりました。テーマは低学年との遊びの企画です。低学年

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どうしたら上手くいきますか?という問いを一度引っ込めてみる

どうしたら上手くいきますか?という問いを一度引っ込めてみる

みなさんは「越境」という言葉を聞いたことありますか?
最近はいろんな場面でよく語られるので、聞いたことがあるよ、という人も多いと思いますが、読んで字のごとく「境界を越えていく」ってことで、単純な意味は「いつもと違うとこに行く」ということです。

最近ではこの価値がよく語られています。

これとは違いますがリスキリング、なんて言葉もよく言われていますよね。
新しいスキルを身につけなくては生き残れない

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答えられないのは答えたくないからじゃない、ってこともある

答えられないのは答えたくないからじゃない、ってこともある

上司の立場の人の嘆き、部下の立場の人の愚痴、どっちも聞く立場として思うのは「なんかほんとにズレてるよね」ということ。そんなことをいくつかの事例で考えてみます。

A「人事から部下の意見を聞くようにと言われてるから聞くけれど、何も話してくれない」という上司の話

イマドキは部下の話をちゃんと聞きましょう、というお触れが飛んでいる企業が多くて、上司は「〇〇しろ」と言えばよいというものじゃなくなっている

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答えが本人の中にはないパターンだって、キャリアコンサルティングできる

答えが本人の中にはないパターンだって、キャリアコンサルティングできる

答えはそもそも誰が持ってる?

私は個人事業主で、JUNOという屋号を使っているのだが、それどういう意味ですか?ってたまに聞かれる。説明がめんどうなのでだいたい適当にごまかす(そもそも屋号ってあんまり言わないしどうでもいいし・笑)
いくつかの意味があるのだが、一番は、音。
これはジュノ、ではなく、ユーノーと読む。

そう、you know。あなたは知っている、という意味に音を当てている。

独立前

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キャリアって何?はまだまだめちゃくちゃ誤解されている

よく使われる言葉は曲者だ。
「人間関係って大事だよね」とか
「自己肯定感が低くてさ」とか
「やりがいがないんだよ」とか

20代30代のころに求人誌の編集記事を創る仕事をしていた。
そこには、人間関係のいい職場です!とか、やりがいのある仕事です!なんて言葉が無邪気に並んでいたし、そんなテーマの記事をいくつも作ってきた。あのころ、その言葉の意味は自分が理解しているように他の人も理解していると思ってい

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ストレスと付き合う4つの方法を使い分けよう

ストレスと付き合う4つの方法を使い分けよう

私は、2013年に13年務めた公務員(民間16年のあとの職場)を辞めて心理学の大学院に入った。遠い昔の大学時代は独文科なので、心理学をちゃんと学んだことはなく、でも、2007年くらいにきちんとキャリアカウンセリングを学んだことで心理学がぐっと近くなって、一度ちゃんと学びたいと(本来は学部3年に編入するくらいが妥当だったと思うのだが)大学院に行った(個人事業で独立するのと同時)。

そこで超特急でい

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意図して作れないのがキャリア、けど今そうなっているのは理由があるのもキャリア

意図して作れないのがキャリア、けど今そうなっているのは理由があるのもキャリア

3日間のキャリアデザイン研修をしている途中だからか、いろいろ考える。
多くの人はまだまだ「キャリア」って言われると「目標設定」と「計画」みたいなイメージを持っている。そうじゃないんだけどなー、といいつつ、職場のキャリア研修って「ここからのアクションプラン」みたいなものを書かされることが多いから、やっぱりそう思うよね(ちなみに私は研修で、そんなものは絶対書かせない)

今が充実している人、
なんだか

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そろそろ枠を受け入れてきた人生から、枠を外す人生に向かおうよ。

そろそろ枠を受け入れてきた人生から、枠を外す人生に向かおうよ。

55歳からの生き方、働き方
…そんなテーマで2週連続のセミナーをお引き受けした。

こういうと「会社員の男性向け?」と思いがちだけど、これは女性センターの企画で、参加したのは全員女性。会社員もいれば、じゃない人もたくさんいる。年代は50代から60代後半まで幅広かった。

2時間×2日間。
たいして時間はない。
どういう構成にしようか、と考えつつ結局はシンプルに。
これまでのふりかえり と
ここから

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ダメダメだったとき自分を踏みとどまらせたのは何だったのか

ダメダメだったとき自分を踏みとどまらせたのは何だったのか

働いている人生として約40年たった。
そのうち「ワタシできてるじゃん」って思えていたのは何年なんだろう。
うっかり忘れかけてるけど、ほんと何度もダメダメだったよなあ。

先日遠い昔に同じ会社(R社)にいた同世代の友人と初めてサシでご飯を食べた。現職時代はほとんど接点がなくて、名前くらいは見たことあるよなーな感じ。でもここ数年のうちにセミナーで出会い、SNSでつながり、そんなこんなでちょっと機会があ

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