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キャリアコンサルタント

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記事一覧

最初から備わってることだけじゃない、あなたの可能性のこと

最初から備わってることだけじゃない、あなたの可能性のこと

自分の強みを知りたい
そういうニーズはとっても多い。
自分が何に向いているか知りたい
そういう願望は多分さらに多い。

さて、それ、どういうものなんだろう。

強みには種類がある。
・生まれつき(あるいは自然に)できてしまうこと と
・経験を通じて身につけたこと
さらに、後者には
・専門知識や技術 という「その仕事ならでは」のものと
・ポータブルスキル(どこでも使えるもの)がある

どれが知りたい

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あなたのキャリアストーリーをもっと聞かせてほしい、って、改めて思った今日。

あなたのキャリアストーリーをもっと聞かせてほしい、って、改めて思った今日。

おともだちのみどりさんとの合同企画、
「自分のものがたり、みんなで読み解いてみよう」
今日でした。

実はずっとやってみたかった企画です。
みどりさんが「この日、会場を抑えたのでなにか一緒にやりませんか?」と声をかけてもらったときに「あ、やりたいことがあるの」と伝えたのが今回の企画です。

そして
「ああ、やっぱり楽しくて面白くて興味深くて浸みこむなあ」と思ったのでした。参加されたみなさんのおかげ

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パスとドリブルと庶民シュートが出来ないと次に行けない

パスとドリブルと庶民シュートが出来ないと次に行けない

人材育成とかコミュニケーションとか、もちろんキャリアとか、そういう研修をそれなりに創ってきた。あちこちでお仕事いただいて、その場を全力でやってきた。そうやって12年目になって思う。
「言ってることはほぼ変わってないよな」って。

今日もとある組織で希望者が参加するタイプの研修をやってきた。
テーマはチームビルディング。たんなる寄せ集めの同僚やグループではなく、チームとして動いてチームとして目的を達

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海老原嗣生さんの「少子化ー女"性"たちの言葉なき主張」を読んで

海老原嗣生さんの「少子化ー女"性"たちの言葉なき主張」を読んで

雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんは、私の尊敬する方のおひとりです。私にとっては公務員人材開発研究会の学びのベースとなっている「マネジメントの基礎理論」は私の人材育成のバイブルであり、「夢のあきらめ方」はクランボルツとの出会いをいただけた人生のバイブルです。

海老原さんは雇用のカリスマ、専門家としてキャリア理論から雇用の歴史、制度のことまでをわかりやすく教えていただき、その上でこの時代の矛盾に鋭

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いいたいことを言い、やりたいことをやる、シンプルだけど案外難しい。

いいたいことを言い、やりたいことをやる、シンプルだけど案外難しい。

今日はママたちに絶大な人気を誇る山崎洋実(ひろっしゅコーチ)と「言いたいこと言えてる?やりたいことやれてる?」というタイトルのコラボセミナー。「コラボセミナーというより漫談じゃねーか」、という説もあったくらいに笑いにあふれたリレートーク2時間、早かった…笑

たくさんの人たちがFacebookで感想を共有してくれているので、見られる人はそちらをどうぞ(私がタグ付けされているので探せると思います)

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人を頼る人は、弱い人でも無責任な人でもない

人を頼る人は、弱い人でも無責任な人でもない

自立とは依存先を増やすこと、って熊谷先生のお話を初めて聞いたのは何年前だったか…頭の中にぼんやりあった自分の主張が「こうやって言えばいいのか」って妙にすっきりしたことを覚えている。

とはいえ現実は
「すぐ人に頼るな」
「自分でちゃんと責任もってやれ」
そういう言説にあふれているし、私もそんな風に言ったこともあれば、自分を詰めたこともある(笑)。

「わかりませーん」って言われると「考えた?」って

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見栄とやせ我慢はわたしの生きる知恵

見栄とやせ我慢はわたしの生きる知恵

いろんなときに言われることで
・どうやったら待てますか?
・言わないでいるのムリなんです
・信じるってどうしたらいい?
・人に否定されたら辛くないですか?
・初めてのこと、引き受ける勇気はどこから?

みたいなことがいくつもあるんだが、心に浮かぶ答えはだいたい
「丹田に意識を集中させてぐっとこらえる」
…って感じ(丹田の使い方合ってるかどうかは不明・笑)

ようは「そこ出来ない自分でありたくないと

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伝わったけどダメなときと、伝わってなくてダメなときを区別できてる?

伝わったけどダメなときと、伝わってなくてダメなときを区別できてる?

キャリア、という「その人の転機」の相談を日々受けている。結論を出すのは私ではなく相談者だけれど、その人が「本当に自分が決めたいように決める」ための情報整理をすることが多い。
そのとき多いのが、コミュニケーション不全に関すること。

・上司と合わない
・経営方針に疑問
・同僚のなかで浮いている
なんてこともよくある。
それによって「辞めたらいいね」になることもあれば「今の場所でやれることを先にやろう

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ロールモデルなんていらない?

ロールモデルなんていらない?

法政大学経営学部 長岡研究室主催のカフェゼミ#60「越境初心者のサードプレイスで語り合おう ~ ロールモデルなんていらない? ~」の回に参加してきました。

当日は、キャリアコンサルタントの柴田朋子さんがゲスト。柴田さんご自身のキャリア・ストーリーを聞きながら、「ロールモデルとの向き合い方」について考えました。

●トークセッション

まず最初にグラレコを辿りながら柴田さんのキャリア

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出来ない自分に向き合う苦しさと、どうつきあっていく?

出来ない自分に向き合う苦しさと、どうつきあっていく?

「あ~出来てないなあ…」って場面(自分)に出会ったときどうしてます?
恥ずかしさにか~ってなって、頭真っ白で、次の瞬間言い訳したくなって、なかったことにしたくて…ってなりません?私はなりますよ(笑)
しかもそれを人に見られて、人から指摘されて…う、うん、そうだけどな、でもな、一生懸命やったんだけどあかんのか?そこまで悪くないやろ…とか、脳内ぐるぐるしながら、ふうって大きなため息ついちゃう感じ。

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「対話の暴力性」について考える

「対話の暴力性」について考える

*本コラムは2023年MIMIGURIアドベントカレンダー10日目の記事です。前回は後藤円香さんの記事『意志と余白を往復するデザイン』でした。

「対話」という言葉で検索すると、柔らかな笑顔を浮かべたやさしそうな人たちが、輪になって楽しそうに話をしているイメージ画像がたくさん出てくる。
やさしくて、あたたかくて、思いやりと共感にあふれた、楽しい空間。たぶんそれが、よくある「対話」のイメージだと思う

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キャリアの学びはひとを窮屈にさせるためにあるんじゃない。

キャリアの学びはひとを窮屈にさせるためにあるんじゃない。

先日授業にお邪魔した大学生(主に1年生、他の学年もあり・経営学部)の声からまずはご紹介。

・今日の柴田さんの話を聞いて、肩の力が抜けた気がした。
・重く考えすぎていたんだなと思った。前向きに失敗もしたい。
・自分がそうだろうって思ってきたことが全部誤解だよ、って言われてびっくりした。高校の先生にも言いたい
・人生はそう簡単に詰まない、って言われてホッとした。好奇心を持って主体的にやっていきたい

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「適職は〇〇」で終わってない?

「適職は〇〇」で終わってない?

お遊びのようなタイプ分けも含めて、みんな割と「あなたは〇〇に向いている」っていうのが好きだったりする。それはまあよい。
それはよいのだが、そこにとらわれてしまう場面がとーーーっても多いことは見逃せないと思っているので(最近も同業者の言うことに「ん?!」ってなった)ちょっとその話。

テキトーな占いレベルの診断については語らない。
それはお好きにどうぞ(笑)

そうじゃなくて、根拠のある適職診断のよ

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何を見てその仕事になりたいと思ったのか、って職業名よりダイジかもね。

何を見てその仕事になりたいと思ったのか、って職業名よりダイジかもね。

特に学生さんの就活の相談を伺っていると思う。
その職業のイメージって、ほんといろいろだよなって。

子どもが将来やりたいことを思いうかべるきっかけに、昔はテレビドラマっていうのよくあった(今はなんなんだろ?)。そのときどきで流行りの職業っていうの、出てきたよね。そのままそれで実際にその仕事に就いたなんて人もたくさんいるし(サッカー選手でもマンガの影響って人、たくさんいたよね)

それで考えてみると

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