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ロールモデルなんていらない?

法政大学経営学部 長岡研究室主催のカフェゼミ#60「越境初心者のサードプレイスで語り合おう ~ ロールモデルなんていらない? ~」の回に参加してきました。

当日は、キャリアコンサルタントの柴田朋子さんがゲスト。柴田さんご自身のキャリア・ストーリーを聞きながら、「ロールモデルとの向き合い方」について考えました。

●トークセッション

まず最初にグラレコを辿りながら柴田さんのキャリアのストーリーをお聴きしました。

※こちらの記事に柴田さんの半生が詳細が書かれていますので、ぜひお読みになってください!


お話を聴きながら、自分のストーリーも立ちあがってくる感じがしてきました。自分はどうだったかな、こんな風にグラレコで表すとしたらどうなるかなあ、と。

一通り柴田さんのストーリーが語られたあと、長岡先生から柴田さんへ質問がありました。

「たまたまという言葉が何度も出てきたけれど、どうやったらそういうたまたまが起こりやすくなるんだろう?」

それに対しての柴田さんの答えは。。。

  • はやく結論を出さないこと。

  • 辛いなーと思ってもシャッターをおろさない。

  • どうせできていないのら、違うことをやっても評価は下がらない。いろいろやってみる。

  • まわりの人につらいと言う。

  • 仕事の悩みは仕事をやることでしか解消しない。逃げない。

自分自身も、たまたま踏み出した一歩が、次の道につながったなあといろいろなことが思い出されました。とはいえ、逃げないでふんばれたかなと思うと、ふんばりが足りなかったかなと思うこともあるし、逃げたからまた出会えたものもあるし、人生ってほんとうにあとからどのように思い出して編集するかで、どんな物語になるかが変わってくるなあと思いました。

●MBTIのメガネをかけて観察

一方でそんなお話を聴きながら、MBTI認定ユーザーとしてとても興味深いなあと思っていました。

まず、柴田さんと長岡先生のトークのスピードやテンポは、とても外向っぽいなあ、自分はこのスピード感では話せないなあとか。あとは、お二人とも、やり取りするほどエネルギーが高まっていく感じがあって、それも外向っぽいなあと思ったり。

さらに「計画していない」「たまたま」というのは、Pのタイプにはとても馴染む話だけれど、Jの方は少し落ち着かないかもしれないなあとか。

当日は「その場でハッシュタグをつけてどんどんXにつぶやいて」ということが推奨されていて、いろんなつぶやきがオンタイムで上がっていたのだけれど、そういうときどんどんつぶやけるのは外向の方が多いだろうなあとか。

私は一回自分の中にしまって、あとから料理する内向タイプなので、手書きでノートにメモ。みんながスマホ片手に参加しているなかで、ちょっとだけ肩身の狭い思いをしていました 笑

●グループでの対話

私が座っていたテーブルは現役ゼミ生、OBOGのゼミ生、これから長岡ゼミに入りたい学生さんたち。大分世代が上の柴田さんの話を聞いてどう思ったんだろう?というのが一番興味深かったので聴いてみると、あんまり時代とか年齢の差とか関係なく、「自分は安心できる中に留まっているなあと思った」とか、「自分は踏みとどまることをしていないなあと思った」とか、「逃げないとしたらどのくらい留まればいいのか引き際がわからない」とか、それぞれみなさんしっかり内省されていて、そのお話を聞いているのがとても楽しかったです。

●ガチャ質問タイム

どんな質問に対してだったか忘れてしまったけれど、とても印象的な柴田さんの言葉がありました。

「蒔いたらすぐ刈り取ろうと思うな。人間関係はゆっくり育てるもの」

あとは、

  • 無駄なことをちょっとやってみる。

  • ロールモデルがいないからよかった。ロールモデルがいると、ああいう風にできない自分に落ち込む。

  • 目指すスタイルはいろいろなところにある。大切なのは囚われないこと。

後半はほとんど推し活メタファーで、ロールモデルを推しととらえ、会いに行くことや出待ちをすることの重要性の話に。

そういえば私も、子育てと仕事でものすごく悩んでいたときに、自分を変えたきっかけは、そのときに憧れていた人に会いに行ったことでした。そのお蔭で、知らない世界に出会い、その後の人生が大きく変わったなあと思います。

当日を振り返っての柴田さんのnoteはこちら。


●プロの力を借りて自分のものがたりを読み解いてみる

そんな風に、参加しながら自分の人生やキャリアを大きな視点で振り返りたくなって帰ってきたわけですが、やっぱり数十年も生きてくると、振り返るのに労力がいるんですよね。

部分的に「あのときはああだったな~」ではなく、全体を通してどんなだったんだろうというのは、なかなか一人では億劫になってしまいます。

そこで、柴田朋子さんをお迎えして、自分の人生のものがたりについて考えるワークショップをします。

当日は、各自でライフラインチャートを描いた後、何人かの方にライフラインをもとにご自身のものがたりを語っていただきます。他の方は、その人のものがたりに耳を傾けます。

そのプロセスで、ナビゲーターの柴田さんからの問いかけや深掘りを通して、自分が「こうだった」と思っている自己のものがたりに、別の意味があることに気づくかもしれません。また、自分が見えていなかった自分の価値観に新たに巡り合えるかもしれません。

人数限定の貴重な機会なので、ご興味のある方はぜひご一緒しましょう!

7月7日(日)14:00~17:30


さらに!

当日は午前中にレゴブロックを使って自身のキャリアを形にし、これまでをふりかえり、これからの未来を考えるワークショップを行います(こちらは私がファシリです)。

これまでのご自身のキャリアだけでなく、これからのキャリアを考える上で、ご自身が望んでいる状態や、妨げになること、リソースになることなどを作品にしていきます。手を動かしながら繰り返し作品をつくり、それについて様々な角度から見て、他者との対話を通して意味を見出していくことで、単に頭の中で考える以上に、豊かな文脈でご自身のキャリアについて考えられる機会になればと思います。

7/7(日)10:00~13:00

午前午後、合わせて受講していただくことで、ご自身のキャリアを様々な角度から、そして数多くの視点でふりかえって眺めることができると思います!



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