マガジンのカバー画像

もりお文庫

22
読んだ本。本にまつわる諸々。備忘録。おすすめポイント。
運営しているクリエイター

記事一覧

『あの人の心を見抜く脳科学の言葉』読了📖

『あの人の心を見抜く脳科学の言葉』読了📖

お義母さんがよく言ってた言葉。
「この子が悪いんじゃないの、DNAが悪いの💧」
お義母さんが孫たちを預かると、かならず年長の子がチビをいじめてしまうのを見て、半分冗談でそう言ってた。
お義母さんは脳科学を理解して発言していたわけではないと思うけど、これは意外とハズレでもないのでは?

1:決まってしまってる😭

 他人の不幸は蜜の味。そんな人、性格悪いって言ったりするけど、人は全員そうらしい。

もっとみる
『世界でいちばん透きとおった物語』読了📖

『世界でいちばん透きとおった物語』読了📖

出版されたときから結構話題で、図書館でも人気があってなかなか借りることができなかった『世界でいちばん透きとおった物語』。やっと借りることができた!(って、それなら購入しろってw)でも、貸出中の期間が長いほど、どんな本なのかワクワクが大きくなって、いざ読めるときになったら一気に読む原動力になる。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾(本名 松方朋泰)が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのう

もっとみる
『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』読了📖

『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』読了📖

「人生100年時代のモデルを見つけた」って… 100歳超えたおばあちゃんが一人暮らし!?実際どんな生活してるの?気になって読み始めたら、もうとまらないw

冒頭、惜しみなく健康で長生きするための八つの習慣が紹介されてる。
早速 そのニ、いりこの味噌汁を飲む を実践。だし入りの味噌を使ってるからホントは特に要らないんだけど、「そのまま具としていただく」とあり、それが哲代ばあばの「命綱でございます」な

もっとみる
ワンダー図書館、活動その6😊

ワンダー図書館、活動その6😊

土曜日前半のお店番。
なんと、今日は来館者なし😭
でも、「出会い」ちゃんとありました。

のんびり本棚をながめていると、益田ミリさんの本がズラリと並べてある棚を発見👀
こんなに読んでるなんて、どれだけおもしろいんだろう。

一冊お借りしてみよう✨

ミリさんのお母さんや世間のおばちゃんのちょっとクセ強な特徴を、つっこみつつ紹介したエッセイ。
どのエピソードもあるある!と共感しながらニヤニヤ、時

もっとみる
『窓ぎわのトットちゃん』読了📖

『窓ぎわのトットちゃん』読了📖

ワクワクがとまらなくてページが進んだ本は久々。でも、たまにじわ〜って涙が出てきちゃう。
エピソードはどれも基本的に楽しくて、次どんなことが起こるのかなとかワクワクしながら読めるのに、そのワクワクの裏にある校長先生の優しさが心のなかにしみこんでくるから、じわ〜。

はずかしながら初めてしっかり読んだ。教材とかで出会ったことあったかもしれないけど…

こんな学校だったら、私も毎日楽しかっただろうな。

もっとみる
『くもをさがす』読了📖

『くもをさがす』読了📖

著者西加奈子さん本人の闘病記録。
カナダでの生活中にトリプルネガティブ乳ガンと告知され、そのままカナダで治療や手術をした。

西さんは私と同い年だ。
乳がん罹患には年齢は関係ないと思うが、やはり自分にもリスクがあることを、同い年というとより強く感じる。

ここが、一番今の自分に刺さった。
明日死にますと言われて後悔することがあるとすれば、子どもたちがどんな大人になって、どんな仕事をしたり結婚したり

もっとみる
ワンダー図書館、活動その4😊

ワンダー図書館、活動その4😊

3回目のお店番📖
前半は来館者もいなくて、本棚をじっくりとみることができた。

たかのてるこ『生きるって、なに?』
あ〜、それな。ときどき考えちゃうよね。
てるこさんのこたえはなにかな?

明日死ぬってわかってたら、もう苦しいつまらないことなんてやらないで、楽しいことだけやるはず。もしかしたら、本当に自分に明日がないかもしれない。だとしたら、生きる意味をグズグズ考えてる暇なんてない。楽しまなきゃ

もっとみる
ワンダー図書館、活動その2😊

ワンダー図書館、活動その2😊

今日はどんな出会いがあるかな。
わくわくでワン図書へ。

あ、やっぱシャッターで躓く💧
でも、今回は大家さんの力を借りずに開けられたからよしとしよう👍

来館者、担当時間内に4人。
内訳は本棚オーナーさん2人、通りすがりで気になって入ってくれた一般の方2人。
1人は家族にラインでここの事教えたいから、写真を撮ってもいいですか?と。
なんか、とっても嬉しかった。
こうやって、この場所この活動が広

もっとみる
『ぼくのお父さん』読了📖

『ぼくのお父さん』読了📖

今年の大河ドラマで、まひろ(紫式部)の従者乙丸を演じている矢部太郎さん、乙丸パートはいつも癒やされてる。
そんな、ほんわりした優しい雰囲気はこのお父さんあってのものだったんだなって、納得。
矢部さんの場合、絵がお上手なのも、どんな人でも受け入れられるような心が広い雰囲気、絵や演技やネタで自分を表現する大人になったのは、この本で必然だったと感じた。お父さんだけでなく、お母さんも芸術肌の人だから。

もっとみる
ワンダー図書館、活動その1😊

ワンダー図書館、活動その1😊

初お店番。
シャッターを開けるところから苦戦💧
大家さん(私より年上の女性)に開けていただいた…

完全に前途多難。

オーナーのためのお店番マニュアルを見ながらOPEN準備。
電気のスイッチの場所がわからず、探しまくる。Wi-Fiの電源が入らず困惑。看板を出す前に来館者あり。貸出カードの作成もたどたどしく、時間がかかるかかる💦

ダメダメだ😭

何しろ、初めてだけど1人っていうのがプレッシ

もっとみる
活動開始😊

活動開始😊

本棚一箱ごとにオーナーがいて、本を貸し出してる図書館。
令和6年3月22日にOPEN💐
私もそのオーナーの1人。

公立図書館と同じように本を借りることができるけど、少し違うのは箱ごとにオーナーの個性があふれた本のラインナップになってるってこと。
よそのお宅にお邪魔して、そっとその本棚を覗くような、ちょっとどきどきわくわくした気持ちになる。

オーナーが交代でお店番をする。
わたしの初当番は3月

もっとみる
一箱本棚オーナーに、私はなる!!

一箱本棚オーナーに、私はなる!!

 カフェやオフィス、個人宅から、病院にお寺、アウトドアまで、さまざまな場所にある本棚に人が集い、本を通じて自分を表現し、人と交流する、みんなでつくる図書館「まちライブラリー」。一箱本棚オーナー制度を導入している私設図書館がここ静岡県富士市にもできるという情報が、ある日私にも届きました。

 図書館とか本屋とか、とにかく本がある空間が好きなので、また一つそういう場所が増えるなんて素敵✨と、速攻でこの

もっとみる
『世にも奇妙な君物語』読了📖

『世にも奇妙な君物語』読了📖

 各章とも全然バラバラな登場人物と設定で最後どんな伏線回収するんだろう、これはとんでもないラストになるぞ〜ってすごくドキドキしながら読んでたら、5つの短編オムニバスだった💦
 まぁ、タイトルで気づくべきだったんだけど💧そういうことね…😅
 あらためて、各話の感想を1言ずつ備忘録。

第1話 シェアハウさない

 設定、重め。ちょっとひっかかることがある相手にはやっぱり何か闇があるんだ。前向き

もっとみる
傲慢と善良、読了📖

傲慢と善良、読了📖

 人は見た目によらないとか、どんな人にも優しくとか昔からの言われてることだし、今はダイバーシティを尊重する時代。   大人の管理のもと、そういういい子であれと育てられ、失敗が少ない、というか失敗がないまま大人になった。
 だから、結婚でも失敗したくない。急に自分で相手を選ばなければならなくなったとき、失敗のない小さな世界で構築された小さな成功体験からのプライドが邪魔をして、自分のことは棚にあげて相

もっとみる