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ミドルエイジのキャリア継続のためのtips

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30代・40代のキャリアとライフイベントとの関係、キャリアストレッチ、転職、キャリアビジョン再構築などのヒントについてご紹介しています。
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#キャリア資本

打席に立ち続けること、試合に参加し続けること

打席に立ち続けること、試合に参加し続けること

年明けのセミナーで、「打席に立ち続けること、ステージに立ち続けることが大切」というお話をお聞きしました。
学んだことをそのままにせずに、実践してみる。
経験豊富であっても、少しずつでも改善を加えていく。
それらの繰り返しによって少しずつブラッシュアップしていく、というものです。経験を蓄積していくことは、大切なことですね。

けれども、「打席に立つ」と聴くと、つい著名な野球選手を想像してしまいます。

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越境学習とミドルのキャリア開発

越境学習とミドルのキャリア開発

法政大学の石山先生によると、越境学習とは「自分にとってのホームとアウェイを行き来することによる学び」とされています。実際に越境学習を実践する場として、社内兼業や社外での副業やプロボノ、ボランティアなどがあります。

実際に越境学習を支援するワークショップや、個人の方向けのキャリア相談では、30代後半以降のミドル世代の参加が増えていると実感しています。

社会人経験も長くなり、組織内では中堅層として

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活力がスキルに与える影響、ミドルエイジの場合

活力がスキルに与える影響、ミドルエイジの場合

研修やキャリア相談の場で、アセスメントやツールを使うことがありますが、その一つが自身が持つ無形財産を可視化した、キャリア資産診断です。

参考:キャリア資産診断「プロテア」

今回注目するのは、活力資産。名前の通り、心身の健康ややりがい等を取り扱っています。若手時代と異なり、ミドルエイジになると、心身の健康を維持することや、モチベーションを維持できるかが重要になってきます。短期的に高いパフォーマン

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続 弱いつながりと、大人の就活の関係

続 弱いつながりと、大人の就活の関係

前回の記事にて、弱いつながり”をうまく活用して、就活につなげている方の特徴の一つとして「自分の興味や、やりたいことを発信している」をご紹介しました。

誰に向けて、どのように発信していけばいいのでしょうか?

そもそも、弱いつながりとは、普段接している家族や友人・同じ部署の同僚等ではなく、広く浅いつながりのことを言います。組織内であっても、毎日接するわけではない他部署の人や取引先。それほど頻繁に会

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40歳のキャリア停滞期と対処法

40歳のキャリア停滞期と対処法

社会人経験が20年を超える40代。ベテラン世代として働き続ける中で、「キャリアの停滞感」を感じることもあるのではないでしょうか。

☑仕事において、成長感を感じられない
☑やりたいことと、現在やっている仕事の間にギャップがある
☑新しいことに挑戦するのだったら、今なのではないかと思う

等、現実と自身の認知の間にギャップが出てくる時期だからです。資格取得や学び直しの情報収集を始めてみたりと、焦りが

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アスリートから学ぶ、セカンドキャリア

アスリートから学ぶ、セカンドキャリア

アスリートのキャリア形成支援を行う、スポーツキャリアサポートコンソーシアム。アスリートの方や専門家の方のお話をお聞きする機会がありました。アスリートではない誰にでも参考になるエッセンスをご紹介します。

失敗の数が多いことが強みになる

「挑戦の分、失敗も多く、そこから軌道修正してきたことが強み」
元アスリートのそのような言葉に、ハッとさせられました。

現役時代、アスリートは試合等で結果を出すこ

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ミドルエイジのキャリア停滞期と突破法

ミドルエイジのキャリア停滞期と突破法

法政大学の田中研之輔先生の言葉で「終わりがはっきりと見えた途端、キャリアは加速する」というものがあります。人生の終わりを意識した瞬間から、自分は何をするべきなのかと意識が変わり行動が進んでいくというものです。

「終わりを意識した瞬間」を持つ方の強さは普段の生活でも感じます。

自然災害を経験して、「働くとは何だろうか」「このままの生活でいいのだろうか」と考え、本当にやりたかったことができる転職や

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人生100年時代のアップスキリング

人生100年時代のアップスキリング

プロティアン・キャリア協会の2022年方針セッションで話題となった、「アップスキリング」。アップスキリングとは、今持っているスキルを高めることを指します。

経済産業省によると、デジタル時代の人材施策として、従業員のリスキリングは必須だとされています。また、PwCは、急速なビジネスモデル変革に比例して、既存のスキルも急速に陳腐化し、外部人材の導入だけでは不足する中で、従業員のアップリスキングが必須

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対話とディスカッション、ファシリテーターの役割から

対話とディスカッション、ファシリテーターの役割から

対話の大切さはよく言われていますが、実際にビジネスの場で実践するとその難しさを感じる方も多いのではないでしょうか。ビジネスの場では、ディスカッションに慣れていることが多いからです。

ディスカッションは、ゴールに向かって意見を出し合いながら進める方法です。けれども、対話はテーマはあるものの、ゴールは決まっておらず、多角的な意見を出しながら進める方法です。ディスカッションに慣れている私たちは、ついつ

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管理職でも専門職でもない場合。ミドルエイジのキャリア継続。

管理職でも専門職でもない場合。ミドルエイジのキャリア継続。

企業の中で、デザイナー職や研究職のように専門性が高い職種の方もいらっしゃいます。その場合、管理職としてキャリアアップするのではなく、その道のエキスパートとして継続するという道が整備されていることもあります。一方で、管理職でもなく、専門性が高い専門職でもない場合のキャリ継続の事例はあまり知られていません。

以前ご紹介した「ビジトレ」という書籍の中では、そのキャリア継続の事例を、キャリアコンサルタン

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社会変革のための4つのプロセス

社会変革のための4つのプロセス

組織におけるシステム思考の実践を推進するデイヴィッド・ストローさんの「社会変革のためのシステム思考実践ガイド」によると、現在の状況からありたい姿に近づくためには、4つの変革プロセスがあると紹介されています。

第1段階:関係する人を巻込み、共通ビジョンを描く。

第2段階:人々が、現在の状況と向き合うことを支援する。

第3段階:心から望むことを意識的に選択し、コミットメントを行う。

第4段階:

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旗を立てて、キャリア資本を蓄積する

旗を立てて、キャリア資本を蓄積する

大学院進学時に立てていたプランが、実務家兼研究者、というものでした。研究者の道だけを究める姿はイメージできないが、それまでと同じ仕事だけをしている姿もなかったのです。次の道を切り拓きたい、と当時のプランには自分で記載していました。

アカデミックの領域では、一度、扉を開けると知見を広げて深めていくことの終わりはありません。ゆるやかにでも、どのような形でも続けていくことを目的としています。周囲のおか

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ミドルエイジの人生の100のリスト

ミドルエイジの人生の100のリスト

人生の100のリストとは、ロバートハリスさんが学生時代に人生の100のリストを作成して、実行されてきたというお話です。けれども、ミドル、シニアの方の中には、“今から作成しても遅いのでは”と考える方もいるのではないでしょうか。

けれども、思い出してみると、子供の頃や学生時代にぼんやりと思っていた人生のリストのいくつかは、実現しているものです。過去に戻って作成してみて、いくつ実行していたのか、実行で

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学び続けなくちゃ症候群と、リスキング

学び続けなくちゃ症候群と、リスキング

リスキングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必
要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する」です。特に、今不足しているデジタルスキルを習得することの必要性を入れています。

一方でリカレントとは、「働く→学ぶ→働くのサイクルを回し続ける、学び直し」と言われています。一度、職場を離れて学び、再び職場に戻るもしくは再就職するというイメージです。

リスキング

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