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2021年4月の記事一覧
ビジョン見直し?40代からの働き方
「管理職以外のキャリアパスが見えない」「今の年齢からの転職や独立が想像つきにくい」という、ミドル世代のご相談は多いものです。ミドル世代のキャリアパスとして、「40代以降は管理職となってマネジメントを行う」「思い切って会社員を辞めて起業する」という事例は、多く紹介されていますが、どちらでもない、という方の事例の紹介は少ないからです。
過去の棚卸をしても次のプランは思いつかないし、年上の働くロールモ
ナラティブアプローチの醍醐味
「語り」「物語」という意味のナラティブという言葉が最近よく知られるようになりました。相手の物語を訊く、自分の物語を語る、そのようにしてお互いの理解を深めるという点で注目されているのです。
「他者と働く」という書籍では、相手と自分のナラティブ(物語)に溝があることに気づき、溝に橋を架けるというプロセスが紹介されています。
そのためには、相手の語りを聴いたり観察する場面が存在するということですね。
転職前の、キャリアコンサルタント利用術
話題の書籍『転職2.0』では、強みや実績がない人でも自分の市場価値を知る方法として、専門性以外にも業種や経験、コンピテンシー(成果につながる行動特性)に分解して考えることが提案されています。学歴、ITスキルや語学力、資格などに目が行きがちな中、それ以外にも目を向けて考えることは、可能性が広がる感覚を得られるのではないでしょうか。
けれども、自分自身では、どの経験やコンピテンシーが市場価値があるの
働かない50代にならない方法
ビジトレという書籍の中では、ミドルシニアのキャリア開発事例を紹介されています。印象的なのは「管理職にならないミドル世代」のキャリア継続に焦点が当たっていることです。管理職や経営者として活躍するミドル世代は、メディアでもよく紹介されて、見聞きすることができます。思い切ったキャリアチェンジを行った方や、男性が少ない領域で管理職となった女性の事例などです。
けれども、実際にはそうでない方のほうが大多数
SNSと個人の信頼度
若手社会人向けのキャリア調査で、SNSでのリアクションがキャリア開発につながっているというものがあります。※キャリアについて発信し、そのリアクションを通じてモチベーションにつなげているというものです。フォロワー数の多さではなく、発信内容が重要で、キャリアにつながる事柄を伝えているか、それにリアクションする人が周囲にいるかということなのです。
ミドル世代においても、新しいことにチャレンジしたいとき
Will(やりたいこと)がない症候群
Will(やりたいこと)Can(できること)Must(やるべきこと)を考えてキャリアを開発する方法は、リクルートグループを中心に広がっています。これに沿って行動を続けることに慣れていくと、やりたいことの実現が続いていきやすいというメリットがあるのです。けれども、Will(やりたいこと)が思いつかないという方も少なくないのではないでしょうか。Willを訊かれることが、プレッシャーに感じてしまうことも
もっとみる過去を棚卸しすぎ問題とキャリア自律
最近受講した複数のセミナーで話題になっていたことの一つが、“キャリアを見直す場面での、経験の棚卸”のこと。経験を振り返ることは大切だけれど、そこだけにフォーカスしすぎると、現在や未来の視点がなくなったり、現在や未来には重要でない事柄まで深堀しすぎて、疲弊させるリスクがあるからです。
そんなときは、今現在は何をやっている時がhappyなのか、未来は何をやりたいと考えているのか、漠然とでも考える時間