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過去を棚卸しすぎ問題とキャリア自律

最近受講した複数のセミナーで話題になっていたことの一つが、“キャリアを見直す場面での、経験の棚卸”のこと。経験を振り返ることは大切だけれど、そこだけにフォーカスしすぎると、現在や未来の視点がなくなったり、現在や未来には重要でない事柄まで深堀しすぎて、疲弊させるリスクがあるからです。

そんなときは、今現在は何をやっている時がhappyなのか、未来は何をやりたいと考えているのか、漠然とでも考える時間を設定すると物事が進み出すものです。未来のことは予測が難しく不安もありますが、言葉にして出してみることで、そこまでの近づき方と、やるべき行動を考えるきっかけになります。


一方で、過去の事柄に影響されて自信が持てないという場合は、それが刺となって、次へ進めないこともあります。客観的なアドバイスをもらえる信頼できる人や専門家の力を借りて、受け止めることに挑戦してもよいかもしれません。それに気づいている周囲の方が、今がその挑戦の機会だと考えてヒントを出していることもあります。


過去から学ぶことと、現状を把握したうえで、未来を考えて戦略を練ることはどれも大切なことです。過去の棚卸ばかりにフォーカスしても深堀しすぎて疲れるし、未来のことばかりにフォーカスしてもアイデアも枯渇してきて疲れ切ってしまいます。そうなると行動が何も進まない。バランスを考えつつ、他者の力も借りて、小さな行動から勧めていきましょう。