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エッセイ

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記事一覧

社会人になって自立した息子達への願い

社会人になって自立した息子達への願い

とあるシンママ先輩友達とLINEで話してて気付いたことがある。
私は今、寝る前に(もう眠剤を飲んでいるが効かなくてシャワーを浴びた)
ここに記そうと思う。

2024.2月に私は、ギリギリのところで生きている、と言う記事を書いたことがある。⇨https://note.com/miho517/n/n639fb032656b

たった2ヶ月過ぎた今、仕事が順調な時は、全くそんな風な私ではない。
まだま

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怒りと孤独

怒りと孤独

怒りと言う感情は、あらゆる形で現れる。
その影にはおびただしい悲しみが隠れているのだと、
ここ最近、何度も思う。

怒りの感情を自分の中に捉えた時、
そんな自分がとても醜く卑しく愚かに思えて自分をも責める。
穏やかに過ごしたい。
誰に対しても怒りと言う感情を持つのはとてもしんどいことだ。
そんな感情を秘めた自分を鏡で見ることもできない。

特に自分が心を寄せる身近な人に対して、その怒りは向けられる

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私にとっての小さな旅の必要性について

私にとっての小さな旅の必要性について

旅をして来た。大好きな東京に3泊4日で気ままな旅だ。
人と会う約束は極力少なくした。
私のこれからの生き方にヒントをいただけそうな方と初対面。
聡明な方で、天然なところがあるとご本人はおっしゃるけれど、
私から見れば、私が形にしたいことを既に始められている行動的な方だ。
私より3つ歳上なだけなのに、聞けばその業界に入ったのは10年前だと言う。10年前と言えば、これからの人生をどういう方向に進んでい

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感受性の強さによる生きづらさ〜母と娘

感受性の強さによる生きづらさ〜母と娘

私は今、東京に居ます。
母の居る地元の大阪からいわば逃げて来ました。
今日、関西に戻りますが、何だか気持ちはどんよりです。

東京は、夢の中にいるような感じがします。横浜に住んでいた頃、いつも東京に向かっていました。刺激がたくさん、そして、ひとりひとりが独立していて、過度な人への干渉がない。
よく関西の人は、東京は冷たいと言うけれど、私はそれが心地良いです。

ひとり親の母は、末娘でお嬢さん育ちの

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ギリギリのところで生きてる。

ギリギリのところで生きてる。

幸せと不幸せのどちらでもない場所。
生きている意味を探しながら、
生きる努力、継続する力をつけるため切磋琢磨する。
自分自身の疲弊した心と悲鳴の声が聞こえて、
時にもうどうでもよくなって、全てをそのまま受け止めて、
少しだけ心が軽くなる。
自分のキャパが少しずつ擦り減って行くのを感じ、
時に投げ出したくもなり、嘆きたくもなる。

でも、そんな生活の中にも、断片的な幸せは感じ取れて、
その小さな光を

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親孝行と言う名の呪縛〜もう時代遅れなのかも

親孝行と言う名の呪縛〜もう時代遅れなのかも

親孝行と言う名の下に苦しんでいる人がどれだけ多く居ることか。。。
ふとその一人がこの私だと、先ほど突然に気付いたのだ。
いや、心の底の方ではとっくに気付いてた。
親が生きているうちは、この呪縛に縛られ続ける、と。
かと言って、親には長生きしてもらいたいとは思っている。
けれど、後期高齢者になったばかりのひとり親である母親に対しては、育ちの中からずっと確執と葛藤があって、そのために私はかなり生きづら

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そんな時もある。

そんな時もある。

溢れる涙を抑えられなくて、声を出して泣いてみた。
少しはスッキリするのかと思ったら、頭が痛くなってくる。
今の私は八方塞がりだ。
自信喪失、自己嫌悪の感情が押し寄せて来る。

久しぶりに銭湯に行こうかと思った。
木枯らし吹く寒い日に一人で満たされるのはそんな場所だ。
人のたくさん居るところに出向くのも億劫で、ここのところ随分と行けてなかった。そんな日に限って、本日清掃のため休業の知らせをSNSで見

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淋しくて泣く

淋しくて泣く

急に寒くなって、秋を楽しむ前に冬が来た。
慌てて真冬のセーターをクローゼットから出してみる。
思ったより少なくなった洋服、あっと言う間に衣替えが終わり、
ここ数年、服を買ってないことに気付く。
いつからこの服に袖を通してないのだろう・・・と思いながら、
一応、タンスの引き出しの中にしまう。
今年の冬、これを着ることがあるのだろうか・・・。

寒い季節の到来と共に、私の心も身体も財布の中身にも木枯ら

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長男の結婚式を終えて〜私自身の意識の変化

長男の結婚式を終えて〜私自身の意識の変化

異例尽くしの結婚式でした。
昨年、9月17日に入籍を済ませていた長男の結婚式が、18日に京都のエースホテルでとり行われました。

ひとり親としてのプレッシャーがとてつもなくのしかかっていました。特に仕事に挫折し自信をなくし、体調も良くなかったので、そこに座っているだけでも精一杯かと思えました。

2週間ほど前に司会の方と直接お会いしました。『お母様にとって、息子様の結婚式はどう言う意味を持ちますか

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えみり

「私と出逢ってくれてありがとう」そう彼女は言った。
彼女からの着信はそれが最初で最後だった。

いつも連絡は私の方からだった。
甘えることを知らない、甘えられない女の子。

酷い苦しみに耐え切れず漏らす本音のツイートの数々に
私の目が止まったことが、彼女との出逢いだった。

当時、児童養護施設に入所したばかりの高校2年生の彼女だった。
そこから彼女が20歳になるまでの数年、
彼女と実際に会ったのは

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ガンと言う病

ガンと言う病

この思いをあまり形に残さない方が良いのか、
私は数日考えた結果、これを記している。
きっかけは坂本龍一さんの訃報を知ったこと。

主語を誰にするのが適当かわからないが、
私は、息子達の父親(私の元夫)をガンで亡くしている。
7、8年前のこと。あの人のことを忘れる日はないけれど、
当時の詳細はなるべく忘れるようにしている。
けれどどうしてもこの桜の季節は、どうしようもない。
彼は、桜が咲くのを見たい

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息子帰国。お帰りなさい。

息子帰国。お帰りなさい。

4月2日日曜日の朝、
ふと長男のInstagramのストーリーを見て感無量の涙。

長男は2年前から香港に滞在していた。
社会人になって本社人事部に勤務。1年程して香港に異動になった。
海外勤務当初は、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などによる半導体の不足により、過去にも例のない程の激務だったようだ。
長男にとってもまだ語学も学びながらのいきなりの海外国相手の仕事はどれ程過酷だっただろう。お昼休憩

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行き詰まった人たちへ

行き詰まった人たちへ

上手く生きられる人なんて、きっとそう多くはなくて、みんなそれぞれの立場であちこちで頭打って、傷付いたり苦しんだり悲しんだりしながら生きている。 そんな中、ふと、誰かの笑顔に癒されたり、大切な人が喜んでる姿に幸せを感じることが出来るから、私は周りに生かされている。
私を優しい気持ちにさせてくれる人達と過ごしたい。どんな場合に於いても私は、すべての人と対等であると言える。

人に上も下もなくて、ただ懸

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子育てと教育費について

子育てと教育費について

3学年差の息子達が大学に通う頃、教育費としてはとても大きなお金が必要になるけれど、その時私は息子達のお父さん(亡き元夫)にとてもお世話になったので救われた。
元夫と再会する前、私は勤めていたパートの会社で正社員になり、収入も安定して住まいもより広い家に引っ越しし、自信もあったし、それなりにいい暮らしはしていたけれど、元夫と再会しなければ今の息子達の姿はあり得なかったことだと言うことは間違いない。

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