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淋しさを紛らわすわたしの風景

寂しいものは寂しい
淋しいものは誰がなんと言おうと淋しいのだ
それは私の感情だから
誰にも何も言えないのだ

ベルギーで働く長男がここ数日帰国していた
一緒に過ごした時間はそれ程多くないだろう
彼自身の日本でやりたいことやるべきことも多くあり
別々に過ごすことも多かった

この家には二泊した
束の間の親子だけの時間だった
とは言えお互いそれぞれの時間を過ごしていたのだけれど

それでもここに居ると言うだけで満足だった
東京へ帰って行っても日本に居るだけで満足だった
その長男がもうすぐ東京を飛び立ってまた日本を離れる
何時の便かまでは聞いていない
けれど、今晩の真夜中と言っていた

私は急遽明日、午前だけ仕事が入ったので、
仕事モードで居られるだけマシだったのかもしれない
明日は保育園で夏祭りのイベントがあり、私は盆踊りの撮影の役をする
一発勝負なので、保護者に送るいい動画が撮れるか、
クラスの保育士の LINEグループで少し会話をしながら想像してみたら
今、ここのところ毎日練習していた盆踊りの音楽が脳内を流れている
極めて能天気な曲だ

淋しさをかき消してくれる日常の風景
それが私の目の前の風景だ
毎日色々な子どもに癒され、私は優しい表情が出来る
色々な人に支えられて生きている
それは、長男に限らない

とか何とか言って、淋しさを紛らわそうとしているのが今の私の本当の姿で、その気持ちをここに書き殴っているくらいには、淋しくて寝付けそうにないのだけれど・・・
子離れ期も完了期に入ったな、と思っていた矢先だったと言うのになんということだろう
この胸騒ぎは・・・

ここは日本
息子がまた時差のある国に行ってしまっても私はここで生きる
夏の風物詩、盆踊りを明日は子ども達と一緒に楽しんで来る
そして自分の人生を生きていく


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