#日々のつぶやき
曲がりくねっている。
いやはや、さては自分、相当に曲がりくねった道に両足をどっぷりと浸けてしまったのではないか……。フリーライター・編集者2年目にしてふと気づく。
安定した給料を毎月受け取れ、週に2日間の休みをたっぷりととれる会社員の頃は、メンタル面の不安はそれほどなかった。あったとしても社内の人間関係くらいなものだった。
ところがどうだ。フリーライター・フリー編集者になってからは、お金の不安がまるで悪霊のように背
なんでか妙に弾みたくなる時ってあるんだ。
とりわけ楽しいことがあった訳じゃないけれど、なんでか妙に弾みたくなる時ってある。脳内麻薬がドバババと分泌されているせいだろうか。そんな時は訳もなくスキップをする、人の目なんか全く気にせずにさ。
だって楽しいから仕方ないもんね。心が弾むから体が弾み、体が弾むから心が弾む。こんな繰り返しでどこまでだって行ける気がしてくるんだ。
こんな気持ちの時は、色んなことに積極的に取り組める。普段よりも多くのこ
お前らが休んでいるとき、俺は練習している。お前らが寝ているとき、俺は練習している。お前らが練習しているとき、当然俺も練習している。
タイトル名は、かの偉大なボクサー「フロイド・メイウェザー・ジュニア」の言葉だ。彼はプロキャリアのなかで一度も敗北しなかった。50戦50勝という、常人では到底なし得ない金字塔をうちたてた後に勇退している。
そんな彼は数多くの名言を残している。そのなかでも個人的なお気に入りがタイトル名にしたこの言葉だ。
人間には休息が必要だ。ただし休んだ分だけ歩みは止まってしまうんだと思う。僕がイメージするような
誰にも理解されなくてもいいのだ。
幼い頃から変わっている子だと言われ続けてきた。同年代の子どもたちが興味を持つようなアーティスト・ゲーム・マンガに興味を持たなかった。だから当時流行っていたアイドルグループやバンドはほとんど知らない。
僕が小学生だった頃はスピードやモーニング娘といったアイドルグループが世間を席巻していたそうだ。しかしどちらも全く分からない。
そんな僕は小学生の頃にはプロレスにはまっていた。毎週深夜1時頃に放送さ
リーダーも頑張っているから、
午後11時過ぎにLINEの着信音が鳴り響いた。通知元はリーダー。リーダーとは、新卒の会社で知り合った仲良しの同期だ。研修の時に班長だったのでリーダーと呼び親しまれている。リーダーと呼んでいるのは僕だけだけど笑。
僕が転職して以降もこうして定期的に連絡を取り合っている間柄だ。
「子どもを寝かしつけてから会社に戻ってきた。4日目の泊まり込みの仕事開始」というやや衝撃的なメッセージが入っていた。まあ
いつの頃からか疲れが抜けなくなった。
いつの頃からか疲れが抜けなくなった。20代の後半あたりからその傾向が徐々に見られ、30代に突入した頃にははっきりと感じられるように。
「30歳になってから体のガタを実感するようになる」などと謳っているネットニュースを時折目にしていたが、『そんなことあるかい』と笑っていた。
実際そんなことがあったわけで…。
そんなこんなで最近は、十分な睡眠時間を確保するようにしている。睡眠学の第一人者である柳
季節外れのフキノトウはどうしているだろうか?
僕が住むここ、秋田県は由利本荘市の限界集落はすっかり春めいてきた。雪は全て解けきり、ぽかぽかとした暖かな陽気が感じられる。
最近は、さまざまな種類の野鳥が庭先に遊びに来ている。野鳥には疎いので何の種類だかは皆目見当がつかないのだが、小さな体を眺めているだけでなんとなく嬉しさが込みあがってくる。
そういえばつい1か月前ほど、愛犬と共に山道を散歩していると季節外れのフキノトウと出逢った。その頃はま
日本最西端の地で沈む夕日を見たい。
確定申告後に鉄道旅を予定している。もともとはサンライズ出雲に乗って島根まで行く予定だったのだが、ここに来て旅欲がにゅっと顔を出してきた。
「せっかくなら国内で行けるところまでいってみようかな」
思い立った僕は日本地図を広げる。島根より先にあるのは九州・沖縄。それと宮古島や石垣島などの島々だ。日本地図を指でたどる。そこでとある島に目が留まった。
『与那国島』
誰もが一度は聞いたときがあるのか
オスマンサスとの出逢い
オスマンサス。つまりは金木犀(きんもくせい)との出逢いは約10年前まで遡る。その頃の僕は大学院を卒業し、京都のとある会社に就職したてだった。
その年の9月の中頃。休日に京都御所を友達と散歩していたら、どこからか甘い香りが漂ってきた。これまでに嗅いだ時がない香りだったので、何の気なしに友達に聞いてみたんだ。
「この甘い香りって何?初めて嗅いだんだけど」
瞬間、少しの驚きと笑みが混じり合った表情
とんびいなくなった。
僕が定住している秋田県由利本荘市のとある僻地、もしくは限界集落と呼ばれている場所には色んな生き物が生息している。
特別天然記念物のカモシカを筆頭に、ホンドギツネ・ニホンイタチ・ハクビシン・アナグマ・ニホンリスは毎日のように目にする。
春へと向かいつつあるこれからの時期はとくに、原野を仲良く駆け回るホンドギツネの親子の仲睦まじい様子を眺められる。
しかし僕がここに住んでいた高校生の頃まではホン
仕事終わりに吸い込んだ夜気は、
深夜まで働いたあとに外に出る。両腕を左右に大きく広げ、深呼吸をひとつ。あたたかな空気が鼻腔を通って体内に染み渡ってくる。この時僕は、春を感じた。
体の芯までキンと冷えきるような冷たさはどこへやら。もうすっかり冬は去ってしまったようだ。結局、昨年に続いて今年も雪はほとんど積もらぬまま。雪寄せをする手間がなくて助かるっちゃ助かるんだけどね。
ああ、もう少しだけ積もっちゃっても良かったのになあ。もう
やる気だけに頼らない。
何かしらに手をつけようとしたとき、どうしてもやる気がおこらない時ってある。でもだからと言って「今日はやめとこ」となるのはちょっと違うと思うんだ。やる気に左右されてちゃ継続なんてできないと思う。
やる気ももちろん大事。だけど、やる気がない時でもしっかりと続けるのはもっと大事だと思う。
と、口では何とでもご立派なことを言えるんだけれど、実際に行動するのはなかなかに難しいもの。まさに「言うは易く行う
雪上がりの朝の澄んだ空気を、
雪上がりの朝。冬の冷たさを抱えた澄んだ朝の空気を思いっきり吸い込む。肺胞の隅々にまで爽やかな空気が巡ってくる。僕にとっての冬の醍醐味はこの“深呼吸”だ。深呼吸から冬の一日がはじまる。
しかし何やら春の気配がする。ここ数日は雪が降らず、外気はそれほど寒くない。最近では愛犬と朝の散歩をするたび、数十羽ほどの白鳥の群れが、大きな声で鳴きあいながら飛んでいく姿をよく目にする。
なんでも彼らは一日に4,
家の前を通り過ぎる他人ですら、
限界集落のなかにひっそりとたたずむ実家に帰郷して以来、少しばかりの寂しさを感じることがある。それは、“ほかの人の存在をあまり感じられない”という寂しさだ。
転職を機に移り住んだ大阪や千葉、そして新卒時代に住んでいた京都ではそんな寂しさを感じたことがなかった。窓から通りを見渡せる住宅街に住んでいたので、往来する人々の姿がいつでも目に入っていたんだ。
言葉を一度も交わしたことのない同じ地区に住む住