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季節外れのフキノトウはどうしているだろうか?

僕が住むここ、秋田県は由利本荘市の限界集落はすっかり春めいてきた。雪は全て解けきり、ぽかぽかとした暖かな陽気が感じられる。

最近は、さまざまな種類の野鳥が庭先に遊びに来ている。野鳥には疎いので何の種類だかは皆目見当がつかないのだが、小さな体を眺めているだけでなんとなく嬉しさが込みあがってくる。

そういえばつい1か月前ほど、愛犬と共に山道を散歩していると季節外れのフキノトウと出逢った。その頃はまだ寒さが身に染みる1月半ば。フキノトウが芽吹くのにはまだまだ早い。

ちょっと前に暖かな時期が訪れたことから、春だと勘違いして芽吹いてしまったのかもしれない。

「フキノトウさん、これからまたしばらく寒い日が続きますよ」

僕はそう独り言ち、その場をあとにした。

季節外れのフキノトウは今、体中で春を感じているのだろうか?


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