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オヤノミカタマガジン

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予測不能な社会に生きるわたしたち。過去の経験が通用するか分からない時代に、わたしたちはこどもに何を伝えられるのでしょう。価値観の多様性が認められる世の中で、どんな役割を果たせばい…
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#子育て

つい、忘れがちだけど。

親だけでこどもを育てている訳ではないんだなー、と実感する記事。

つい、忘れがちだけど。

>突然の雨。傘もなく、0歳の息子を抱えた私の前に現れたのは・・・。
http://bit.ly/oyano296

世界は広くて・・

世界は広くて・・

つくづく思う。

親だけで子育てしてはいけない。

先生だけで教育してはいけない。

ほんの一例でしかない価値観が、こどもにとって世界のすべてになってしまう。

こどもはできるだけ多くの大人で育てていこう。

世界は広くて、いろんな価値観の人がいる。

それが実感できるだけで、避けられる不幸はたくさんある。

世界は思いもよらない方向に広がっていて、思わぬ価値観の人がいて、とても素晴らしい。

本当に導かれているのは、わたしたち大人のほうかもしれない。

本当に導かれているのは、わたしたち大人のほうかもしれない。

なぜだろう?

以前のわたしは、誰に言われた訳でもないのに、「努力しなきゃダメ」、「怠けちゃダメ」、「打ち込まなきゃダメ」、そう思って生きていたように思う。

「今を楽しむ」という考え方になかなかならなくて、いつも、「成し遂げるため」、「達成するため」、そんな風に考えて行動していた。

若い頃からそう。

たとえば、スキー場に遊びに行っても、スキーを楽しむよりスキーの上達が目的になっている、とか。

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こどもから教えられたこと。

こどもから教えられたこと。

多様性を受け入れるとは、どういうことなのか?

以前、こどもを叱ってばかりいた時期があった。

行動できる人になってほしい。
努力できる人になってほしい。
流されない人になってほしい。
夢を追いかける人になってほしい。

そう願ってのことだったのだけど、うまくいかなかったのよね。

言ってみれば、こどもを説得し、自分の信じる方向に導こうとばかりしていた、ということ。

たぶん、「自分のほうが人生経

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【体罰指針問題】いやいや。私、もし子供が人の物を盗んだら絶対、体罰する自信あるよ。

【体罰指針問題】いやいや。私、もし子供が人の物を盗んだら絶対、体罰する自信あるよ。

今日、子供の体罰に関する記事を見かけました。

うちの子は7歳と4歳、はてさてどう教育していったらいいやら・・・と毎日のように考えている私にとっては、少々気になる記事です。

なになに・・・

・・・

はぁあああ~~~~?(゚Д゚)

これ、なんなの? 何なんですか?

体罰が問題になってるのは分かります。時代的にも「叩いてしつけるなんて前時代的」という考えの方が多くいらっしゃるのも分かります。

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この夏の自由研究を一段深い学びに変える!〜PBLを自宅で実践する方法〜

この夏の自由研究を一段深い学びに変える!〜PBLを自宅で実践する方法〜

PBLを夏休みの宿題でソッコー活用!3日間の東京でのPBL研修が終わりました。
とても濃密で、PBLとはなにか、どうデザインするのか、様々なことを学び、考えさせられました。

今回は、この3日間の研修で得たPBLについての学びを、ざっくりとシェアしたいと思います。
とは言え、このマニアックな情報を知りたい! と思う人も限られていると思います。でもそれじゃ、もったいない。教員の方々はもちろんなのです

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リビング学習の本当の意味

リビング学習の本当の意味

「リビング学習用に、専用の学習椅子をダイニングテーブルにセットしたほうがいいでしょうか?」

あるお客様から、そんな質問を受けました。
これはとっても深い質問だな、と感じたのであらためて「リビング学習」について考えていることをまとめておこうと思います。

「じっと座って勉強」は誰のため?学校創設に向けて、ラーンネット・グローバルスクールというスクールで小学生達とともに時間を過ごしてきました。

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学校は子どもを守ってはくれないかもしれない。けど絶対に子どもの味方でなくてはならない。

学校は子どもを守ってはくれないかもしれない。けど絶対に子どもの味方でなくてはならない。

ツイッターで話題になっていたこのマンガを読みました。

小中学と学校に行ったり行かなかったりしていた主人公(作者)と彼をとりまく9人の先生との物語です。
中でもドラゴンボールの作者、鳥山明先生との出会いで自分の居場所をようやく見つけたと思えるようになる主人公の気持ちの変化は、僕自身の過去を振り返りとても共感することができました。

「フツウ」でありたい気持ちが心を追い詰める不登校であるという状況か

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学校や教師は確かにわが子のための子育てパートナーである。

学校や教師は確かにわが子のための子育てパートナーである。

小学校(オルタナティブスクール)でインターンをしながら、感じることがある。

それは「(学校、教師は)子育ての一環を担っている」ということ。
つまり、「子どもを育てるって親だけの役割なんかじゃないんだよな」というのを親としても、教師(見習い)としても感じるのである。

社会で子育てをするこの記事を読んで、「社会で子どもを育てる」という価値観がスッと自分の中に浸透していくのを感じた。
これまでも、頭

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子どもに求めてしまうこと

子どもに求めてしまうこと

昨日の投稿に、オヤノミカタの松井さんからこんなコメントをもらいました。

そこから、子どもに求めるってどんなことなんだろうと色々と考えさせられました。

2種類の子どもに求めること子どもに何かを求めるとき、「純粋に子どものため」と「実は親自身のため」の2つがあるんじゃないかと思っています。

「実は親のため」に子どもに何かを求めるって、間違ったことのようですが、別にそうではなくてそういうことってた

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探究学習をしている子どもたちは、どうやって夢を見つけていくのか?ー探究メディアQトークライブー

探究学習をしている子どもたちは、どうやって夢を見つけていくのか?ー探究メディアQトークライブー

「探究学習をしている子どもたちは、どうやって夢を見つけていくのですか?」

先日参加した”学びを探究するメディア『 Q 』トークライブ―2020教育改革に向け「これからの探究学習」はどこへいくのか?ー”での質問。

このイベントは、学びを探究するメディア『Q』のキックオフイベント。Qという名前の通り様々なクエスチョンを起点に、学びは深まっていく。様々な探究の実践者たちがつながり、実践を深めていくた

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幼児教育からみた子育てについて思うこと

幼児教育からみた子育てについて思うこと

先日、Nagatacho GRiDで開催された「モンテソーリ・レッジョエミリアを知り尽くした研究者が語る 誘導しない子育て 」にオンライン参加をしました。そこでの学びと気づきを少し共有したいなと思っています。

モンテッソーリ教育とレッジョエミリアの教育はみなさんご存知ですか?
非常に良いサイトを見つけましたので共有しますね。ともに株式会社恵学社が運営するWEB教育メディア『StudyHacker

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「いーれーて!」と言われたらどうする?

「いーれーて!」と言われたらどうする?

「いーれーて」
「やだよー。いま2人で遊んでいるんだから」
「ぼくだって、一緒に遊びたいよ。えーん、えーん」

今夜読んであげた絵本にこんなシーン。
断られた子は泣き出してしまいます。それを見た断った子が「いじわるして、ゴメンね」と仲間に入れてあげます。

「みんなで遊ぶと、楽しいね」

そう言って絵本は終わっていきます。

2人だけで遊びたいと言う気持ち別に、この絵本に物申すわけではないのだけど

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よくある教育費についてをまとめてみた

よくある教育費についてをまとめてみた

どれぐらいの教育費をかけているのか?文部科学省で平成6年度より隔年で実施している、全国を対象に抽出方式による「子供の学習費調査」があります。平成28年度の結果(平成30年度の調査が最新ですがHPに公開は12月頃だと思います)について、一部抜粋してみると・・・

あくまで平均値ですので、各区分ごとの学習費総額の前後約3〜6万円で誤差があるようです。ちなみに学習費総額というのは、学校教育費+学校給食費

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