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よくある教育費についてをまとめてみた

どれぐらいの教育費をかけているのか?

文部科学省で平成6年度より隔年で実施している、全国を対象に抽出方式による「子供の学習費調査」があります。平成28年度の結果(平成30年度の調査が最新ですがHPに公開は12月頃だと思います)について、一部抜粋してみると・・・

あくまで平均値ですので、各区分ごとの学習費総額の前後約3〜6万円で誤差があるようです。ちなみに学習費総額というのは、学校教育費+学校給食費+学校外活動費の合計です。

15年間をすべて私立に通うとしたら、毎月約10万円は1人あたりの子どもに対しての学習費が必要になりそうだということですね。15年間すべて公立に通うにしても、1人に対して毎月約3万円の支出を考えなければならないということです。

もちろん支給要件がありますが、就学援助や就学支援金、中学卒業までは児童手当支給などの制度が現状としてはあります。

そして、学校外活動費として、いったいどれだけ支出できるのか?養育環境、地域格差、体験機会格差ということが問題となっているわけです。

経済的な事情による教育費の問題をどうするか?

対策としては
 1)学校教育のなかに、学校外活動に含まれている時間を増やすこと
 2)学校外活動に関する支援(教育バウチャー)を整備すること
 3)地域全体が、学校外活動に対する機会を増やしていくこと
 4)とにかく収入を増やす、もしくは支出を減らすこと

1)は、現状ではなかなか難しい。2)〜 4)は自分たちで取り組んでいけそうです。

そこで「まちのきょういく委員会」として、今何ができるだろうか?を考えています。

ちなみに、何かを習得するということに関しては、ゲーミフィケーション「ゲームデザイン要素、ゲームの原則や考え方などをゲーム以外の分野でも活用すること」という仕組みは有効だと思います。EdTechやプログラミング学習、野外教育の現場ではけっこう取り入れられていますよね。

特殊スキルを身につけられ、それが社会に評価されると良いのですが、RPG(ロールプレイングゲーム)の世界と違い、自分のステータス(状態)はよくわからないですし、グローバル化している知識情報社会のなかでは、必要とされるスキルや知識は本当に多様です。そもそも暮らす場所、どんな暮らし方をしたいかによっても、生きていくために必要な力は異なります。常に学び続けられる、自分をアップデートしながら、足りない部分を補い合えるような(オンオフ問わず)チームを形成していけるようになることが必要です。単純にスキルや知識習得ということであれば、そこに個人差があるので、そもそも学年ごとの画一的な学校教育自体が無理があるみたいな話にもなってきますね。日本の公教育の本来的意義と現状が見え隠れしてきます。

先行きの見えない時代、新しい教育システムをつくろう

ちょっと話が横道に外れましたが、必要な支出は教育費だけではない訳ですから本当に悩ましい問題です。2019年10月から幼児教育・保育の無償化を全面的に実施することが正式に決定しました。3~5歳児は、保護者の所得に関係なく認可保育所や幼稚園、認定こども園の利用者は無償化されます。非常に重要な転換期だと思っています。

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