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結婚 その3.33 披露宴の素敵な景色 (素敵過ぎてシニアのカップルが何組も締めにキスやハグを披露) 〜今どきの結婚式  当たり前過ぎて意識しなくなっていること

素敵過ぎてシニアのカップルが何組も締めにキスやハグを披露というこのシリーズのネタバレタイトルですいません…

 真髄の披露宴の続編

①「お幸せに」という言葉は以降無用に…
② 参加者への御礼も以降無用に…
  (含む力添えのお願いも)
③ 昔のエピソードを交えての新郎新婦への想いも無用に…

 結論から入り〜の完璧な式運びのまま、兎も角盛り上がっての後半が終わりに近づくと、今どきの結婚式でも締めはお決まりの親族代表の挨拶。

 家と家との関わりの中で結婚が定義されていた時代の名残りで、披露宴を仕切る側が上述の①②③を主に喋るのが定石。しかし今は新郎新婦に結婚の主権は取り戻され仕切り役は新郎新婦に。しかも完璧な式運びで既に①②③は何度もお伝え済みです。詰まり親族代表が…

ん~~、喋るネタが無い…
想定外

 それでなくとも会場は盛り上がっている頂点。当たり前な話をしても盛り下がるだけという状況。これに気付いた親族代表がすることは、

機転を利かせること


 その時に頭に浮かんだのは当日の披露宴で起きたちょっとした素敵なハプニング。それは、

新郎の姉のハグ
〜3歳になる前に渡米していたという生粋の帰国子女たる姉が新郎と…

 新婦がお色直しで退席して、新郎が1人になった時に
壇上で、しかも披露宴で新郎に大胆にもハグする女性…
新郎に振られた元カノ?

 3歳になる前にもぅ渡米していたというそのお姉さんからすれば、アメリカ人としては自然な行動なのですが…

当然ざわつく会場…

ねぇ、見て見て。誰か新郎にガッツリ抱きついてる…
しかも結構長く…
耳元でなんか喋ってるし…
えっ…どうしちゃったの?…
元カノかなぁ…
なんか映画みたい…

でも流石。進行役の司会の方が機転を利かせて
「今は壇上に居る方は新郎のお姉さんです。」
と状況説明というオチ。

 順当に進んだ披露宴としては…
瞬間、その完璧さが失われ、その後素敵な瞬間に変わった…

その日、その場所ならではのインパクト有る出来事

でした。

これを使って盛り上げよう

閑話
 因みに準備したスピーチは3通り。
1. 先端的知見ネタでの盛り上げ
2. 海外経験ネタでの盛り上げ
3. 順当の差し障り無い話
 英会話の喋りのトレーニングで成功体験のある、自宅でトイレ、風呂場、車とかバイクの単独運転時に適当に喋ってみるというのを2ヶ月ぐらいしていました。3通りの各々のバージョンを気分で選んで喋るのですが、はじめのうちは毎回話が揺れるのですが、喋り慣れると段々と収束してくるもんなんです。流石に2ヶ月ぐらい経つといい感じに喋り慣れしてきて式に臨めて居ました。
 挙式前の控室での相互の親族紹介は硬い感じで、特に相手側の親族は親族紹介前に親族紹介を逐次して下さる丁寧さ。流れとして至極順当だったので親族紹介も硬く始めたら新郎に暗いと言われる始末(笑)
 挙式も至極順当で今までの海外含めた経験の中でも最も保守的な完璧な運びでした。
 このタイミングでは私自身はつまんないけどバランス的には
3. 順当の差し障り無い話
で行くかなぁと思っていました。
 それが披露宴開始のビデオから変わりだし、新郎の最初の完璧な挨拶で、うわあ、親族代表の話す内容殆ど喋られちゃったと心が揺れだしました。
同じ話しても退屈がられるだけだなぁ
 会社上司の挨拶まではそれでも硬いので選択は変わりませんでした。
 その後はひたすら友人のスピーチが続き会場が和やかな雰囲気に変わりそれに合わせるかなぁと思い出しました。しかし海外ネタは全く無かったので
1. 先端的知見ネタでの盛り上げ
で行くかぁと想い始めて居ました。
 そしてお色直し後の盛り上がりが物凄く完全にパーティー状況になったので…

閑話休題

 ハグネタに決めてから3秒で流れを組み立てて…
根回し開始…

さて、どうしちゃうのか…

つづく



蛇足
 *一応経緯を…

経緯
 その1では
〜改めて考えてみた
先ずは基本的認識の整理から
ということで結婚とは何かのおさらいをしました。

 その2では、
〜始まりは婚姻届提出
ということで、婚姻届の建付けから分かる結婚を考えてみました。

 その3.01は今どきの結婚式ということを深堀りすべく先ずは昭和のバブル期に入った位頃の能天気に明るい結婚式をリファレンスとしてご紹介。
 その後主流となるホテルでの挙式と披露宴のセットとの対比で大学や会社の施設を利用した挙式and/or披露宴のご紹介をしました。

 その深堀りで大学や企業の施設が結構開放されていて稀有な設備をリーズナブルに利用できるというご紹介をしました。

 その3.02はその具体的な例を1つご紹介。

 リファレンスなので当時の雰囲気が伝わるように詳述しています。

 その3.03は、具体的な例1つのご紹介の続き。

 大安吉日、土曜日、June Brideにも拘らず日本鋼管高輪クラブは貸切状態という結婚式当日の詳細。

 ハイソカーで乗りつけ、無宗教なのに神前結婚式をし、披露宴も派手に会社関係、学校関係、親族という構成で120人を超える参加者を迎えるというミーハー(今どき使わない言葉(笑))さ。

 硬い挨拶にも笑いが散りばめられる新しいスタイルの披露宴の走り。

「〇〇(私のこと)君はロリコン(ロリータ・コンプレックスの略)

だと聞いていたが、順当な素敵なお嫁さんで安心しました。」

とか

「ホントに〇〇が研究室に来る時は、実験以外、毎月の土曜日丸一日使う研究進捗報告会、週2回の輪講のみ。無駄に研究室にダラダラ居ないのです。他の同期の4人は順当に研究室に居るのに。なので顔を見れば“あっ会議の時刻か”と分かる程徹底していました。」

などと、受取りようによっては際どいネタを…
硬い挨拶の場面でもイジる軽さと明るさが…

 その3.04はその具体的な例1つのご紹介の続々篇。

 バブル初期の披露宴は兎に角明るい。

 会社の同期が私達夫婦の写真をスライドにしてくれて見事にロリコンネタでイジってくれました。
 まぁ当時20歳の吾妹に

Love “in” at First Sight


(正に“in”で、ガッツリ魅力にLock Onされた感じ)
だったので全く動じませんでしたが(笑)


 その3.05はその具体的な例1つのご紹介の続々々篇。イジリのゲームの話題でした。結婚披露宴が明るく楽しい… 

 最早単なるパーティー

となったというオチ。 

 閑話として、呆れる程“ドラ息子”の私の顛末を赤裸々に綴らさせて頂きました。どうやら読者の方々にはドン引きだった様ですが… (それでも残そうという趣旨)

 その3.06は、そして披露宴の後の

2次会たるや凄いことに…

という話でした。

 結婚披露宴は遅れに遅れ、予定より1時間半遅れて高輪クラブから“正統派”ディスコ、六本木のホテルアイビスにあった“高級”ディスコ”ラジャコート“に到着。2次会の会場は既に盛り上がっていて、吾妹は大歓迎、私は1部吾妹のファンから無茶苦茶にされつつも至って明るいバブル初期らしい2次会でした。

 その3.07は、高輪での挙式、披露宴、六本木での2次会を終えてタクシーで高輪クラブに戻る所から。
 
 流石に2人共疲れ切って居ました。気持ち良さそうにうたた寝をする吾妹の横顔を見つつ目に入ったケン・コーポレーションさんの看板を見て、いずれは物件を貸せる様になりたいなぁ…と。

 それは実現する未来が待っていたのですが…

そんな些末な事は遥かに超越する…

(そのレベルは私の祖父母や父母の代でやった。それを超える価値あるものとは…)

“お金では買えないそれ以上の素敵な未来”


が私こと”究極のドラ息子“(笑)には用意されていました。

 高輪クラブに到着して、最上階のスウィートルーム。疲れ切った身体で雑事をこなし…
 当時は私はすっかり痩せていて筋肉も落ちて体重は58.5kg。長身とは言えかなりの痩せ型の吾妹でしたが…吾妹を抱いてベッドに乗せることができなかったのでした。正に

画竜点睛を欠く

感じでした。優しい吾妹は笑って許してくれましたが…
 それでも2人っきりが嬉しくて、勿論“しっかり抱き合って”就寝。というオチ。な

 その3.07は、結婚式の翌日に起こった交通事故の話でした。

 新居たる社宅に戻る前に、吾妹の実家に不要不急の荷物を置いて片付けをしている間に駅前の郵便ポストに行こうとした時…
 駅前の駐停車の車の切れているところに駐停車すべく、助手席側のドアミラーを確認した後ゆっくりと車線を変えて停車しようとした時、私を左から追い抜こうとしたおじいさんの運転するカブが助手席側後方の側面トランク辺りに衝突。
注意力が落ちていたのか…

画竜点睛を欠いた瞬間

として私の生涯の戒めとして記憶に残っているというお話しでした。

 その3.091は、“こんなこともしちゃってもアリの時代”という感じで、2回目の挙式を上げてしまったというお話しでしたがその前フリが長くなってしまった為に、それをその3.091とし主題は

画竜点睛を欠く(続編)

としました。その内容は…

 新婚旅行の為に上手く月を跨ぐ感じで16日間休みを獲得し余裕ある旅程で、ニューカレドニアに。しかも殆どクラブメッドの施設内でヨット、ウインドサーフィン、テニス、海水浴、プール、アーチェリーなどなど、多様なスポーツを楽しめるという何ともお気楽なパッケージを選択。3食全ての食事もパッケージツアー旅費に組み込まれていました。その食事、最初のディナーでの事故。
 広めのテーブルに適当に座って、様々な国から来られステイしている方々との国際的な触れ合いを楽しむという趣向。
 私達もそのテーブルに着きました。当然話しかけられ会話のスタート。ネイティブではない方々の英語ということで連立方程式を解く様に難易度が高く頭は会話を維持するだけで手一杯の私は吾妹そっちのけで会話していました。その時不運にも吾妹のメインディッシュが、給仕の方の不手際で滞って居たのです。新婚旅行で吾妹のそれに気付かず。放置された吾妹は激怒という…

画竜点睛を欠く

の続きという顛末になってしまったというオチのお話しでした。

 その3.092は、本題のこんなこともしちゃってもアリの時代という感じで、2回目の挙式を上げてしまったというお話した。

 オプションとして、ヌメアというニューカレドニアの首都の市の中に有る教会での結婚式と市庁舎での写真撮影。当日は3組の新婚カップルがツアーに参加。吾妹は自前のウエディングドレス、ティアラ、ブーケ等一式を日本から持ち込んで、私は肩掛け式の本格的な8mmビデオカメラと3脚を持ち込んで2度目のチャペルでの挙式と市庁舎を含めてのプロカメラマンによる記念撮影に。日本で神道式で挙式を行った1週間以内に行った

 完璧な記念用のキリスト教式ウエディング

何ともほのぼのした話
何とも節操のない話かな

 3.93は、新婚旅行で2回目の挙式を完璧にこなした後の失敗談です。

 操船は簡単とナメていたディンギーで、微風時にタックする時に、たまたま吹いた風に煽られ吾妹の頭を帆を張っていたポールでなぎ倒す事故を起こしてしまったというお話しでした。

 体育会系の吾妹が受け身を取って大事には至らなかったものの、せっかくの長閑な1日を一瞬にして台無しにした正に

画竜点睛を欠く


瞬間でした。

 勿論ヨットマンの世界ならお前二度とヨットに乗るなとなるレベルの緊張感を欠いた瞬間の重大事故のお話しでした。

 その3.093は、もう一つのオプショナルツアーとして参加したイルデパン島でのお話し。

 双発の古いプロペラ機でイルデパン島に…シュノーケリングも得意な吾妹の案内で魚の居そうなスポットを探し鑑賞。

 お昼は、温(ぬる)い温度のビールに現地の地魚や大きなロブスターを焼いての楽しいひと時。
 その後トイレの無いビーチで腹痛に襲われてしまって、人生最初で最後の手段を使ったというオチでした。

 その3.0からは、リファレンスを横に置いて今どきの結婚式を愛(め)でるシリーズ。結婚というテーマの副題として

 2人の為の素敵な景色

を選ばさせて頂きました。それは今どきの結婚は家(ファミリー、一族…)と家というスタイルではなく、家はあくまでの脇役で主役は結婚する本人2人という明確な定義の改善が主流となっているからです。
 それに伴って結婚式も形式から中身へと重点が移って、最も端的な改善は、結婚式の主催者の定義。

 新郎の家の家長から、新郎新婦2人へ

 そして仲人という仕組みが一旦は崩壊し、婚活ビジネス等に再構築されたことも大きな変化、というお話しでした。

 その3.1以降は、私が経験し学んだファンダメンタルズを意識しながら、1つの素敵な結婚式の具体例を取り上げてその素敵な新しい流れを見ています。

 昭和のバブル初期の結婚の流れには、各々の両親への紹介·許諾、結納、仲人への挨拶、挙式、披露宴というのがまだまだ生きていました。しかし今は正に多用性(Diversity)の時代。それでもザックリとは、関係者会食(両親の顔合わせ)、挙式、披露宴というリーズナブルな流れに収斂しつつある感じです。特に“各々の両親への紹介·許諾”という”両性の合意のみ“と反するプロセスがある絶滅危惧種になっていることがとても好ましいと感じています。

[関係者会食(両親の顔合わせ)]
 両親に加えて最大でも無理ない範囲で兄弟までかなぁ… 個室があるカジュアルなレストランで和やかな歓談という趣向。自宅でするとどうしても歓談に集中できないので、割り切って、おもてなしはプロに任せるというもの。驚くのは、スマホやパソコンの発達でちょっとした資料が手元に事前に届き、会食前に簡単なプロフィールは共有して大人の準備を促されるというもの今どきらしい。

 こんな感じで、リファレンスを横に置いて今どきの結婚式を愛(め)でて、人類の進歩と調和を味わいたいと思っています。

 その3.2は、挙式についてでした。

 これだけは昭和の時代と余りに変わっていない部分。キリスト教式がポピュラーとのこと。

出典例

 音楽を含めた雰囲気を楽しみにキリスト教を選ぶ方も居るようです。ということで今どきのキリスト教式の挙式の1例をネタに、より自由度が増しつつも宗教的なお作法も綺麗に取り込んで居る挙式のトレンドについて学んでみました。

 3.32からはいよいよ真髄の披露宴。

始まりは圧巻の映像作品。

 前奏が始まり高輝度の映像がスタート。都会や海などの美しい景色を背景に、新郎新婦の髪の毛1本1本の動きまで見える絶妙のアングルをも駆使した緻密な仕上げの映像が続きます。時に静寂を挟み、緩急の付いた編集は流石プロの作品。これで2人の幸せな今を充分理解できる内容です。

つまり「お幸せに」という言葉は以降無用に…

 ニクい選曲での新郎新婦登場。参加者の心を鷲掴みした上での挨拶。

本日はご多用の中、私達の結婚式に…

これ、昔は親族代表が言う、参加者への御礼の台詞(セリフ)

参加者への御礼も以降無用に…

先ずは結論から話せというセオリー通りの披露宴の圧巻の組み立てに脱帽した瞬間でした。詰まり

①「お幸せに」という言葉は以降無用に…
② 参加者への御礼も以降無用に…
  (含む力添えのお願いも)

 披露宴が開宴してものの15分程度で殆どの情報発信は主催者たる新郎新婦の差配で完了したのでした。

 その3.32は披露宴の続編。

 会社の先輩から順番にスピーチが進みます。
会社での微笑ましい近況がセオリー通りの3つのエピソードを元に綴られ、各々の仕事ぶりを披露。メインゲストで会場の2/3を占める友人たちのスピーチで大学時代の友人、部活の友人、高校時代の友人…と十二分に、しかも極めて詳細に昔のエピソードなどを交えて、新郎新婦への想いが語られました。詰まり

③ 昔のエピソードを交えての新郎新婦への想いも無用に…

 お色直し後の新郎新婦の入場で宴酣(たけなわ)、既に堅い話は前半で終わっていて、ここからは全員参加の趣向の数々で一気にパーティーモードに切り替え。

 リアルにパターゴルフセットを持ち込んでパターゴルフをしちゃうとかで大盛り上がりに…

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結婚式の思い出

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