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檸檬読書日記

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#漫画

檸檬読書日記 漱石の白百合は白にあらず、桃パフェ食し、小説は歩行戯曲は舞踏。 8月12日-8月18日

檸檬読書日記 漱石の白百合は白にあらず、桃パフェ食し、小説は歩行戯曲は舞踏。 8月12日-8月18日

8月12日(月)

舞い上がっている。
ようやく、ようやく、王城夕妃さんの新刊が出る!
嬉しい。ずっと待っていた。新刊は8年振りだよ。
楽しみ。
ただ、単行本というのが…。この方の全部文庫で持ってるからなあ。文庫が出るのを待つか…。うーむ、悩みどころ。

8月13日(火)

お盆で祖父の家に行って、準備を手伝う。
わっせわっせ。
今年も無事完了。ナスとキュウリはわが家で採れたものを使ったから、きっ

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檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

8月5日(月)

2週間ぶりくらいに買い物に行った。
食料品を2週間も買わなかったのなんて初めてかもしれぬ。でも意外と大丈夫なもんだなあ。
まあ食べるものはいっぱいあるから。それでもびっくり。

久しぶりにスーパーに行って驚いた、米がない。
米の棚がガラガラで、こんなにもないのかと衝撃を受けた。なさすぎるのか、100%米ではない雑穀とかの混ざり物を売っていたりして、危ない状況なんだなあというのがヒ

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檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

6月3日(月)

腹が減り 何食べようと 考えど 頭に料理 回って終わり

何食べようかなあと、考えているだけでなんだか満足して、もう良いかなあとか思ってしまう、今日この頃。
極度の面倒くさがり。

スーザン・プライス『ゴーストドラム』を読み始める。児童書。

1年の半分が雪で覆われる北の国は、残酷な皇帝たちが支配していた。皇帝は恐れるあまり息子さえも塔の中に幽閉し、息子・サファは生まれてからずっ

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檸檬読書日記 猫は鬱々と、カフカは分裂し、桜はふわふわと。 4月8日-4月14日

檸檬読書日記 猫は鬱々と、カフカは分裂し、桜はふわふわと。 4月8日-4月14日

4月8日(月)

「作者」と「著者」は同じものだと思っていた。
だけど内容によって分けられているのだとか。

「作者」は小説とかの創作物を書く人。
「著者」はエッセイなどのノンフィクション物を書く人。

知らなかった。

よく分かっていなかったから、今まで著者で統一していたけれど、これからは意識して使い分けよ。

それにしても、こんなに身近なことなのに今まで知らなかったとは。驚き。
身近すぎると反

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檸檬読書日記 中原中也の幻が、夢で燃える少年に、雪のような数字が降る。 2月12日-2月18日

檸檬読書日記 中原中也の幻が、夢で燃える少年に、雪のような数字が降る。 2月12日-2月18日

2月12日(月)

危なかった。
2回ほど轢かれそうになった。基本的にぼんやりしてるからなあ。気をつけねば。

後、3回ほど対向の人と行く手が被って、もごもごっとなった。なんだろう、ぶつかりそうになる日なのかな。外に出るなということだろうか。大人しくしていろというお告げ?大人しく本を読んでいなさいという、それなら有難いお告げだけどなあ。(有難いのか?)

ということで、大人しく本読みます。

2月

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檸檬読書日記 和歌に溺れ、ゆうれい犬と散歩して、5が終わる。 12月25日-12月31日

檸檬読書日記 和歌に溺れ、ゆうれい犬と散歩して、5が終わる。 12月25日-12月31日

12月25日(月)

クリスマス!

きれー。真っ赤。クリスマスっぽい。

酒井順子『鉄道無常 内田百閒と宮脇俊三を読む』の文庫版が発売されているらしい。買わねば。

最近、毎日少しずつ読んでいる『ブレヒト全書簡』を読むのが楽しい。
1日3つ(3枚)までと決めているのだけれど、楽しくて先を読みたくて堪らない。でも我慢。まぁ、読めよ、という話なのだけれど、勿体なさもある。

ブレヒトの言葉のチョイス

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檸檬読書日記 心情には短歌を、サンタには手紙を、クリスマスにはキャロルを。 12月18日-12月24日

檸檬読書日記 心情には短歌を、サンタには手紙を、クリスマスにはキャロルを。 12月18日-12月24日

12月18日(月)

布団から なかなか抜けぬ 洋服を なかなか脱げぬ 季節なりけり。

糸井重里『ふたつめのボールのようなことば。』を読み終わる。

『ボールのようなことば。』に引き続き、この「ふたつめ」も、とても良かった。
糸井重里さんの言葉は、苦味の中にも優しさがあって、苦味も結局は優しさという感じがする。
どの言葉も素敵で、深く、自分の中にある言葉に出来ないものが的確に文章となって表れてい

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檸檬読書日記 馬の言葉に耳を傾け、銀木犀を嗅ぎ、満月を見る。 10月23日-10月29日

檸檬読書日記 馬の言葉に耳を傾け、銀木犀を嗅ぎ、満月を見る。 10月23日-10月29日

10月23日(月)

外に出ると、金木犀の甘い匂いが鼻に抜けてくる。秋だなあ。

金木犀の不思議なのが、近くだとそんなに匂いはしないのに、遠くだと匂いが押し寄せるように香ってくる。
匂いがするから、何処だろうと探してみると、結構遠くにあったりする。反対に、匂いはしなくて、けれどオレンジ色の花がプチプチ咲いているから、金木犀があったのかと気づいたりする。そして近くで匂いを嗅いでも、あまりしない。

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檸檬読者日記 やっぱり内田百閒に夢中です。 10月2日-10月8日

檸檬読者日記 やっぱり内田百閒に夢中です。 10月2日-10月8日

10月2日(月)

またもや登場、カステラ、クロテッドクリーム、黒蜜。withアイスティー。
最高に合う。
寒くなったら、ホットでも良さそう。

糸井重里『ふたつめのボールのようなことば』を読み始める。

「ひとつめ」に引き続き、詩のような言葉が詰まった本。

この世には、知らないことの方が多い。
けれど、何でも知っていると思うより、何も知らないと知っている方が、それなら知れることがたくさんあると

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檸檬読書日記 羅生門に、雨は振るがまま、スイカを食べる。 8月14日-8月20日

檸檬読書日記 羅生門に、雨は振るがまま、スイカを食べる。 8月14日-8月20日

8月14日(月)

「井伏鱒二って、スキンヘッドの人だっけ?」

と、突然言われ、そうだったかなと考える。井伏鱒二って、黒とか魚とかの作品書いた人だよなあ(曖昧)と思えど、顔が浮かんでこない。

「そうだっけ?」
「うん。ほら、バイキングの小峠さんに似ている、スキンヘッドの…」

え、小峠さんとスキンヘッドって…その瞬間、1枚の画像が頭に浮かんだ。坊主頭で、横を向いた

「それって、正岡子規じゃな

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檸檬読書日記 三島由紀夫に再び落ちる。 7月10日-7月16日

檸檬読書日記 三島由紀夫に再び落ちる。 7月10日-7月16日

7月10日(月)

三島由紀夫『命売ります』を読み始める。

生きている意味を見いだせない男・羽仁男は、それならこの命売ってしまおうと「命売ります」という広告を出す。
すると客が次々現れて…。

三島由紀夫、ようやく2冊目の本!

相変わらずの文章に惚れ惚れする。今回はその中にぴりっとした皮肉さも混じっているのが、なんとも言えない癖となって引き込んでくる。堪らないな。もう落ちる予感しかしない。

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檸檬読書日記 武者小路実篤に惚れました。 7月3日-7月9日

檸檬読書日記 武者小路実篤に惚れました。 7月3日-7月9日

7月3日(月)

本を20冊ばかり頂いた。わーい。
ただ、鬼のような天使が相当な量の積読本を指さしながら、凄い目で見てくる。視線がチクチク刺さっている。
早く読まなくてはなあ。でも欲しい本もたくさんある。買いたい。仏のような悪魔が「大丈夫、買っても読めばいいんですから」と後押ししてくる。その後ろから、鬼のような天使の突き刺す視線。板挟みです。
そして自分は、おそらく買ってしまう。(え)

たなかの

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檸檬読書日記 雀と生きたおばさんと、パリで奇跡を生んだおばさんの話。 6月26日-7月2日

檸檬読書日記 雀と生きたおばさんと、パリで奇跡を生んだおばさんの話。 6月26日-7月2日

6月26日(月)

人参の花をずっと置いておいたら、凄いことになった。ぱっかーんと開いた。なんだか本当に花火みたいだ。

竹下文子・ぶん:島野雫・え『つきのこうえん』を読む。絵本。

満月の夜、るなちゃんは絵本を読みに来るお母さんを待っていると、窓の外からおとこのこが現れ、誘われるように外へ行く。
空を飛び向かった先は、お月様のボールで遊んだり空を飛ぶように回るぶらんこに乗ったりする不思議な場所、

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檸檬読書日記 『跡を消す:特殊清掃専門会社デッドモーニング』を読む。 6月19日-6月25日

檸檬読書日記 『跡を消す:特殊清掃専門会社デッドモーニング』を読む。 6月19日-6月25日

6月19日(月)

唐突に空芯菜を蒔いていないことに気づく。
慌てて種まき。よしよし。
空芯菜は優秀なんだよなあ。病気に強く、虫にも強い。そして、折って採っても、また生えてくるから何度も何度も採れる。最高ですね。
癖も少なく、独特なシャキッと感も堪らない。炒め物に最高。

MOMENT JOON『日本移民日記』を読む。

日本に10年住み、ラッパーとして活躍する韓国人の著者が、日本で体験したことや

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