檸檬 音度

頭の弱い本の虫。小説、漫画、雑談日記。 本好きが増えることを願って

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檸檬読書記録 『世界で最初に飢えるのは日本』 プラス「個人的な話」

今日の本は 鈴木宣弘『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』 (以前日記の方で書いたが、それに追加を加えて紹介したいと思います。) この本は日本の食料の危険性を説いたもので、大まかにまとめるなら、食料自給率の問題と、食料の安全の問題が書かれてる。 まず食料自給率の問題は 日本の食料自給率は、年々減っていて、今は30%と少ししかないらしい。(だが実際はもっと少ないとか…)つまりは、何かあった時に食べれるのは10人のうち3人ということを意味している。 半

    • 檸檬読書日記 海を眺める小説に、井上靖は愛を、寺山修司は青で沈めて。 6月24日-6月30日

      6月24日(月) もう夏だ。これは夏。絶対夏。いや夏だけど、真夏。 アンネ・フランク『アンネの日記』を読む。 国も年代も違うけれど、同じ日にアンネも同じように暑さを感じていた。 でも、状況はまるで違う。 アンネは、ユダヤ人だからと電車には乗せてもらえなかった。だから学校までの長い長い道のりを、暑い中歩いていかざる負えなかった。電車が使えたとて、この時代は当たり前のようにクーラーだって扇風機だってない。 そう思うと…。 くちなしの花(おそらく)を発見。 何故「口無し」

      • 檸檬読書日記 紫陽花は音を奏で、彼女は死んで生き、萩原朔太郎はゾンビ。 6月17日-6月23日

        6月17日(月) 野生感溢れる紫陽花。もりもり。 そして儚げ紫陽花。うっすら。 この前初めて知ったけれど、白い紫陽花は「ハーモニー」という名前らしい。ハーモニー。意外。君、そんなハイカラな名前だったのか。 寺山修司『さみしいときは青青青青青青青』を読む。 6月18日(火) 雨だー!ありがとうございます。 恵の雨と言うけれど、本当にその通りだなあ。 江國香織『絵本を抱えて部屋のすみへ』を読む。エッセイ。 大人になった今だからこそ響くような絵本の紹介を集めたもの。

        • 檸檬読書日記 本は増殖し、梅雨を呼び終わる花は、沈みゆく日光の微塵。 6月10日-6月16日

          6月10日(月) 欲しい本が多すぎる。 特に最近ちくま文庫が、出る本出る本惹かれるものばかりで困る。 山尾悠子『初夏ものがたり』 宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 安田謙一『神戸、書いてどうなるのか』 洲之内徹『洲之内徹ベスト・エッセイ』 5、6月の新刊で気になる本。 でも中央公論社文庫も多いんだよなあ。 坂口安吾『安吾探偵事件簿』とか凄く気になるー。 本屋で確認するか図書館で借りて見るかして、良かったら買おうかな。 でも積読本が相当溜まっているんだよ

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        檸檬読書記録 『世界で最初に飢えるのは日本』 プラス「個人的な話」

        • 檸檬読書日記 海を眺める小説に、井上靖は愛を、寺山修司は青で沈めて。 6月24日-6月30日

        • 檸檬読書日記 紫陽花は音を奏で、彼女は死んで生き、萩原朔太郎はゾンビ。 6月17日-6月23日

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          檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

          6月3日(月) 腹が減り 何食べようと 考えど 頭に料理 回って終わり 何食べようかなあと、考えているだけでなんだか満足して、もう良いかなあとか思ってしまう、今日この頃。 極度の面倒くさがり。 スーザン・プライス『ゴーストドラム』を読み始める。児童書。 1年の半分が雪で覆われる北の国は、残酷な皇帝たちが支配していた。皇帝は恐れるあまり息子さえも塔の中に幽閉し、息子・サファは生まれてからずっと外に出たことがなかった。 母はサファが生まれた時にくなり、唯一彼と接することが

          檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

          檸檬読書日記 短歌のリズムで、読書を語り、石川啄木は借りすぎです。 5月27日-6月2日

          5月27日(月) 採ったらっきょの処理をして、酢らっきょと塩らっきょを作る。 目が…目が痛い。処理で目がやられた。 まだ結構畑にあるんだよなあ、らっきょ。もういっそ全部種用にしようかな。(来年大変になるパターン) 岡本真帆『あかるい花束』を読む。短歌。 自分が特に気に入ってるのは 第1歌集『水上バス浅草行き』が良かったから読んでるみたけれど、今回も良かった。情景が思い浮かべやすくて、スっと入ってくる。 様々な花が集まってひとつの綺麗な花束ができ上がるように、どの短歌

          檸檬読書日記 短歌のリズムで、読書を語り、石川啄木は借りすぎです。 5月27日-6月2日

          檸檬読書日記 本屋は灯火、北欧は暗闇、青い闇はささやく。 5月20日-5月26日

          5月20日(月) 未練がましく調べたら、十文字青『私の猫』も、森見登美彦他3人『城崎にて』も6月に発売されることが分かった。本屋で買えるらしい。ほっ。 リン・コックス『赤ちゃんくじらと泳いだ海』を読む。 スイマーである著者の実話。 著者が17歳の時、いつものように海をおよいでいると、母親と離れて迷子になってしまった赤ちゃんクジラと出会う。彼女は、赤ちゃんクジラを母親の元へ帰すため、奔走するのだった。 そんな忘れられない1日の話。 思ったよりもあっさりめだった。 それ

          檸檬読書日記 本屋は灯火、北欧は暗闇、青い闇はささやく。 5月20日-5月26日

          檸檬読書日記 森見登美彦の区切り方、マティスは踊り、馴染み知らずの物語。 5月13日-5月19日

          5月13日(月) 小川洋子『約束された移動』を読む。 六つの短編集。 俳優が泊まった後のなくなった本を秘密の合図とする女性や、ダイアナ妃に憧れバーバラと名乗る女の人、元迷子係の末の妹や、突然老女に引っ付かれて離れたくなってしまった男性、黒子羊と出会い託児所を始めた女性や、希少言語の通訳をする女の人の話。 相変わらず少しひんやりと冷たく、それが凄く心地よい。温度はないけれど、生命が終わった瞬間の肌のような、ひんやりとしているけどまだ生々しさが微かに残っているような、そん

          檸檬読書日記 森見登美彦の区切り方、マティスは踊り、馴染み知らずの物語。 5月13日-5月19日

          檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

          5月6日(月) もりもり。花も渋滞している。 集合体恐怖症はこういうのも駄目だったりするのだろうか。自分も若干あるのか、若干うってなってる。うっ。 自分で撮っておいてね。 綺麗が綺麗のままで終わらないこともあるんだなあ。しみじみ。 5月7日(火) 買った本。 ようやくカフカが買えた。 『十二支外伝』はBlueskyで教えてもらい気になって買った本。 12の動物のことが書かれている。これ、シリーズになっていて、他にも魚や虫や鳥なんかがあって、どれも良さそうで集めたくな

          檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

          檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

          4月29日(月) おぉ、大惨事。 茎レタスを細く切って干したら、ザルにくっついてしまった。流石に細すぎた…。剥がすのに一苦労。その上少しだけど、取り切れない欠片もあって、タワシでゴシゴシする羽目に…。 まあでも汚れてきていたし、ちょうど綺麗になって良かったのかな。うむ。 これを参考に次は気をつけよう。もう少し太めだな。 栗田有起『オテル モル』を読む。 最高の眠りと夢を目的とした会員制のホテルで働くことになった、希里。 働くことで、彼女自身の眠りも夢も変化し、次第に周

          檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

          檸檬読書日記 四月は最も残酷な月で、猫とすれちがい、あふれる愛を。 4月22日-4月28日

          4月22日(月) 本屋に行った。 新刊本の棚を見たら、三島由紀夫の新刊が出ていた。 『腐敗日記』 老いて頭が衰えたことを「腐敗」と表して書いたものらしい。絶対面白いではないかと購入。 すると店員が「三島由紀夫好きなんですか?」と聞いてきたので頷いたら「今度また新刊出るんですよ」と教えてくれた。 「でも名前を変えて出すようで、三嶋由紀三という名で、今度は漫画に挑戦されるのだとか。しかも女学校のことを書いた少女漫画」 …謎すぎる。けれど、これは買うしかないなと思った。

          檸檬読書日記 四月は最も残酷な月で、猫とすれちがい、あふれる愛を。 4月22日-4月28日

          檸檬旅行実記 桜を求めて山へ

          4月17日(水) 軽井沢旅行へ。 天気予報で曇りか雨といわれていて、どうなるかと思っていたけれど、軽井沢駅についてみたらびっくり。 まっ晴。 気温は少し涼しいくらいで、山の方にはまだ雪が残っていた。 気温がまだ低いから、もしかしたらこっちの方は今が桜の見頃かもしれないと少し期待もしていた。 けれどこんな感じでちょぼちょぼ。まだ早かったみたい。 山桜のような小さな桜は結構咲いていたけど、遠くにあるものが多くて撮れなかった…残念。 だから先に言っておくと、タイトル詐欺し

          檸檬旅行実記 桜を求めて山へ

          檸檬読書日記 雲は音のない音楽で、坂口安吾は残酷に、映画日記は苦難。 4月15日-4月21日

          4月15日(月) ネモフィラが咲いていた。綺麗。 間違えて「アネモネ咲いてる」と言ったら「ネモフィラね」とツッコまれた。 去年も同じ間違いをしているのに…何故覚えられないのだろう。というか毎年同じ間違いをしているような…。いつになったら覚えるんだ自分。 多和田葉子『言葉と歩く日記』を読み終わる。 なるほど。 自分今度脚本を考えてみようかな。 最後の最後まで良かった。 ドイツ語に接しているからこそ見える日本語の不思議や疑問なんかがとても興味深かく、言葉の奥深さを感じた

          檸檬読書日記 雲は音のない音楽で、坂口安吾は残酷に、映画日記は苦難。 4月15日-4月21日

          檸檬読書日記 猫は鬱々と、カフカは分裂し、桜はふわふわと。 4月8日-4月14日

          4月8日(月) 「作者」と「著者」は同じものだと思っていた。 だけど内容によって分けられているのだとか。 「作者」は小説とかの創作物を書く人。 「著者」はエッセイなどのノンフィクション物を書く人。 知らなかった。 よく分かっていなかったから、今まで著者で統一していたけれど、これからは意識して使い分けよ。 それにしても、こんなに身近なことなのに今まで知らなかったとは。驚き。 身近すぎると反対に見えづらくなるということだろうか。 吉田篤弘『百鼠』を読む。 へっくしょ

          檸檬読書日記 猫は鬱々と、カフカは分裂し、桜はふわふわと。 4月8日-4月14日

          檸檬読書日記 美女を読み、野獣を観て、川端康成はふらふら。 4月1日-4月7日

          4月1日(月) 4月1日と言えば「四月一日」と書いて「わたぬき」と読む苗字の人がいる。 そのことをCLAMP『xxxHOLiC』という漫画で知った時は驚いたし、何故「わたぬき」と読むのか、そもそもどうやったら「わたぬき」になるのだろうかと不思議だった。 そしたらどうやら、昔は4月1日になるとそれまで着ていた服から綿を抜いていたらしく、そのことから「四月一日」は「わたぬき」と読ませ、それがまた苗字になったのだとか。 月日苗字と言えば「八月一日」と書いて「ほづみ」と読ませる

          檸檬読書日記 美女を読み、野獣を観て、川端康成はふらふら。 4月1日-4月7日

          檸檬読書日記 文房具に、智恵子に、太宰治にすってんころりん。 3月25日-3月31日

          3月25日(月) 『宝石の国』ついに完結するのかあ。寂しいけど、これでようやく読めるのは嬉しい。わくわく。 最後どうなるのだろう。 後は次回作が気になるなあ。 まだ本当に終わってはいないのに早い話だけど、次を描くのかも分からないけど…。描いて欲しいという願望を込めて、次が楽しみ。 次はどんな話を、どんな世界観を描くのだろうか。 植物や虫、宝石ときたら宇宙?あれ、宇宙は短編であったかな。それか絵とか、海、魚、海月とか合いそうだな。 わくわく。 3月26日(火) 祖父の家

          檸檬読書日記 文房具に、智恵子に、太宰治にすってんころりん。 3月25日-3月31日