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檸檬旅行実記 桜を求めて山へ

4月17日(水)

軽井沢旅行へ。

天気予報で曇りか雨といわれていて、どうなるかと思っていたけれど、軽井沢駅についてみたらびっくり。


まっ晴。




気温は少し涼しいくらいで、山の方にはまだ雪が残っていた。
気温がまだ低いから、もしかしたらこっちの方は今が桜の見頃かもしれないと少し期待もしていた。




けれどこんな感じでちょぼちょぼ。まだ早かったみたい。
山桜のような小さな桜は結構咲いていたけど、遠くにあるものが多くて撮れなかった…残念。
だから先に言っておくと、タイトル詐欺してます。タイトルが他に思いつかなかったのです。(言い訳)




まずは、天気がいいから、人の少ない北口からおりて、てくてく散歩。昼過ぎに到着して、昼食がまだだったから、お店を探す。
けれど水曜日定休が多いのか、人通りも少なければ空いてるお店も少なく…(事前に調べなさいという話だけど)
やっと空いていたお店に入ったら、失敗(だから事前に…(以下略))
でもこれも思い出になるよなあと切り替えて、軽井沢駅に戻る。




途中で素敵なマンホールを発見。
戸田旅行の時もそうだったけど、地域ごとに特徴があるから面白い。
よく写真を撮ったりして集める人がいるけれど、確かにこれは探して集めたくなる。




駅に戻って、まだ時間があるから、駅近くにある大きなモール「プリンスショッピングプラザ」を散策。
回ったら驚くほど飲食店があって、笑った。最初からこっちで探していれば色々と選べたなあと。



でん



休憩がてら「ミカド珈琲」でモカソフトを食べる。
甘さ控えめだけど、クリームが濃厚でなめらか。珈琲の香りも味もしっかりと、もうたまらぬ1品だった。
コーヒーゼリーもあって迷ったけど、初心者だからとソフトクリームだけを選択した。(お腹いっぱいだったのもあるけど)だけど次は絶対コーヒーゼリーを食べようと決意。アイスがこんなに美味しいのだから、ゼリーもきっと美味しいに違いない。




「ミカド珈琲」看板もまたレトロで素敵だった。



今日の観光はここまでで、予約していたホテルのバスに乗る。
乗車時間は約45分。
なかなかの長さだけど、外の景色を見ているとあっという間。
山の方にあるから自然の中を通り抜けていく。



ホテルから撮ったものだけど、終始こんなひょろっとした木々が並ぶ。

自分は、枝がたくさん落ちていて、薪には困らないなあと、所々に川が流れていて、水も確保できるなあと、落ち葉がたくさんで堆肥になるからいいなあと、思いながら眺めていた。
いやぁ、山の生活、良いなあ。大変なことも多いだろうけど、いつか自分もこういうところに引っ込みたい。
なんて妄想したり。




ホテル「軽井沢1130」に到着。
老舗とか有名どころではないけど、凄く綺麗なところだった。ホテルというよりも、高級マンションのよう。

中も面白い。




建物の真ん中にながーい廊下があって、真ん中にある池を渡る。



雪がちょこっと残ってる。



客室廊下から見える山も素晴らしかった。


部屋も綺麗。右側にもう1つベッドがある。



部屋でのんびりした後は、夕食。
ここはバイキングだから、自分で好きなものを選ぶ。
結構種類があって、かなり迷う。




のだけど、選んだものは似たり寄ったりで笑った。


自分はこんな感じ。



デザートも選べるのだけれど、フルーツやケーキなど、これまた種類豊富で悩んだ。




悩んだ末の、大好きなライチ大量盛り。
本当はもっと取りたかったけど、我慢して10個だけにした。偉い。(えらい?)

飲み物も結構選べたけど、イチオシはグレープフルーツとかが入った水。確かエナジーだったか滋養強壮系の名前がついていた。(うる覚え)
見た目は完全に水だけど、さっぱりしてとても良かった。



食後はお風呂へ。
お風呂も、赤茶色の温泉で凄く良かった。中は熱く、外はぬるめで、個人的には外のぬるさが丁度良かった。
冬とか寒い時は少し寒過ぎるかもしれないけれど、今の時期や夏にはピッタリな温度。だから長湯してしまう。そして若干のぼせる。ふらふら。



後はテレビを見てのんびりして、就寝。






4月18日(木)

2日目。




生憎の曇り。光はあるけど、どんより。
気温も最高が15℃と低め。曇っているのもあって、結構寒かった。


夜なかなか眠れなくて(泊まりの時は大概そうだけど)、結局3.4時間しか眠れず寝不足気味。ふらふら。

7時30分に朝食。
朝食もバイキング。
これまた種類豊富で、和も洋もどちらも良さそうだった。
自分はおにぎり(昆布)と、卵焼きと筑前煮、焼き魚の和物を食べた。(写真は忘れた)
自分は和にしたけれど、ここはオリジナルハンバーガーを作れるのが売りらしい。具材が色々あって、好きな人とか子供は楽しめて良いだろうなと思った。

デザートもミニドーナツが何種類かあったり、ヨーグルトにのせるドライフルーツが何種類かあったり、なかなか悩ませてくる。
自分はミニたい焼きを食べたけど。

そういえば、選んで料理を皿にのせたものをテーブルに置いて、飲み物を取りに行ってまたテーブルに戻る際、珍事件が起きた。自分が選んだものとは全く違うものが並んでいるというのに(完全に視界に入っているのに)、違うテーブルに置こうとしたのだ。かなりボケている。睡眠不足で思考がかなりぽやぽやしていた。
やはり睡眠は大事だなあと実感した。



朝食を終えて、部屋で少しのんびりしてから、ホテルのバスに乗って、軽井沢駅へ。

電車に乗る。



レトロ感があって、凄く素敵な電車だった。撮り鉄(?)にはたまらない顔なのではないかなと思ったり。

電車で「中軽井沢」へ。


切符。記念に貰った。


中軽井沢駅から、歩きで「コモングラウンズ」という場所へ。




ここには絶対行きたいと思っていた「中軽井沢書店」。まだ出来て1年くらいの場所。だから何処も綺麗。そしてまだあまり認知されていないためか、人が少なかった。凄く穴場。
駅からも徒歩15分くらいで行けてしまう。

そういえばここへ来る前、事件があった。
ここへは、携帯の地図を見ながら行った。1番行きやすい行き方、線路沿いを真っ直ぐ行って、大きな道が出たら左に曲がるという、分かりやすい道順を選んだ。
のだが…明らかに曲がるにはまだ先であるのに

「ここ大きいよ!きっとここを曲がるに違いない」

と、自信満々に言うのだ。確かに少し大きい道ではあった。けれど、自分には大きい道とは思えず、そもそも周りにある建物が違う。
でもそのことを言っても、納得できないようで

「いや、絶対ここだよ!大きいから」

全然曲げない。信じてくれない。何故。
ちなみに地図を見ているのは自分だけで、全く見ていないのだ。地図を見ていないのに何故そんなに自信満々なんだと思った。けれど不思議かな、そう強く主張されると自分も合っているのか不安になってくるもので…(苦手ではないけど、地図は得意という訳ではないから)
だから丁度近くを歩いていた地元の人に、道を聞くことに。
そしたらやはり自分が合っていたようで、間違っていると分かった途端

「あれ?そっかー」

と笑っていた。おいおい。
危うく迷うところだったぜ。まあ方向は間違ってないから、行けるといえば行けるのだけれど。
困ったものだ。でも地図も見ていないのにあの自信よ。少し羨ましくもある。そしてどこから湧くんだあの自信はと思うと、面白い。今でも思い出して笑ってしまう。



途中の道でマンホールを見つける。こっちは色なし。


そんなこんな色々あったけれど、無事に到着。
そして周りを少し散策してから、念願の店の中(本屋)へ入る。
ここ、本のセレクトがなかなか良く、冊数は小さな書店くらいで、多いという訳ではないけれど、その分濃厚だった。
小説や児童書だけでなく、幅広い分野があり、その中でも選りすぐられたであろう感じが伺えて、見ていてとても楽しかった。
ただ反対に、とても悩む。本好きには悩ましい本棚だった。
特に色々な分野を見たい。視野を広げたいと思っている人にはとてもいい場所かも。

悩ましい中で自分が買ったのは、洋書。英語の絵本。




一目惚れしました。
結構大きくて重い本で、その上海外ものだから(もしかしたら円安とかも関係しているのか)結構なお値段だったのだけれど、せっかく出会えた、旅行の記念に購入。
これ、表紙も素敵だけれど中身もモダンでオシャレでとても素敵だった。
シリーズものらしく、他にもたくさんあった。けど、これが1番素敵。(個人的感想)
全く読めないし理解できないけれど、飾るのも眺めるにも良くて、今でも買って良かったと思っている。


後、ここには「SHOZO COFFEE STORE」というカフェも入っていて、そこで一旦休憩。




飲み物は、ミルクコーヒーと紅茶。
ケーキは、チーズケーキとラズベリーチョコ。
パンは、名前を忘れた。味は甘酸っぱい。



自分は紅茶。
パンは全部食べれないからシェアした。
今回自分は紅茶を選択してしまったけれど、珈琲店なだけに、やはり珈琲を頼んだ方が良かったかもと感じた。
少し飲ませてもらったけど、珈琲が美味しかった。特にこのミルクコーヒーは、普段珈琲飲まない人でもとても飲みやすい。次来たら絶対ミルクコーヒーにしようと決意しました。(また行く気満々)


ひと休憩した後は「SHOZO COFFEE STORE」でクッキーをいくつか購入。


買ったクッキー。


後ろの白い桜の形のが、桜クッキー。塩漬けの桜が練り込まれていて、甘いというよりも塩気があり、桜の味がふわっと口に広がる。匂いも桜感が凄く、春らしい1品。

手前の大きなものは、クルミ入りクッキー。真ん中にキューブ型のチョコが贅沢に2つ入っている。ザラメも入っているだけにザクザクとした食感が面白い。食べ応え抜群。

右上の黒いのは、シンボルマークの象の形。チョコクッキー。硬めでザクっとして、硬いクッキー好きにはたまらぬ1品。チョコはちょいビター。

手前の三角は、ココナッツマカロン。個人的にこれが1番美味しかった。凄く硬くて、ガリッとしているのにホロホロ崩れていく。ココナッツ感も強くて、甘さも丁度良く、パクパク食べてしまいそうになる危険な1品。

ここのクッキーは、何よりもどれも国産小麦を使っていたり、砂糖をてんさい糖にしていたり、こだわりがあるのが凄く良いなと思った。

クッキーはまだまだ種類があったり、他にもフィナンシェなんかの焼き菓子とあったりと、結構迷う。季節ごとにも品物が変わりそうで、何度行っても楽しめそう。


今回自分は本屋の中にあるカフェだけ利用したけれど「コモングラウンズ」は、周りにも飲食店などが少しあって、そのどれも美味しそうだった。
特に蕎麦は凄く惹かれた。次は食べたい。

そして写真では分からないけど、ワイチェアがいくつか置いてあったりと、外でのんびりゆったり過ごすにも良さそう。



満喫した後は、中軽井沢駅まで戻り、再び軽井沢駅へ。



行きとは別の改札口に向かったら、凄くレトロでオシャレな窓口があった。



中のランプもオシャレ。



出入口も素敵だった。



全体像


横にあった建物


何故行きは気づかなかったのだろう。
凄く素敵な建物ではないか。
でも最後に気づけて良かったー。



次は、歩いて美術館に向かう。
約10分くらいの場所「軽井沢安東美術館」へ。


ここも最近できたからとても綺麗。



なんとこの場所、藤田嗣治作品だけを集めた美術館なのだ。安東さんという方のコレクションだったものを、集めたところ。
最早、藤田嗣治記念館。



パンフレットとチケット。


美術館全体に、藤田嗣治への愛と美意識、そしてこだわりを感じた。



出迎えのステンドグラス。


初めから美しいならば、中も凄い。
緑の部屋、黄色の部屋、青の部屋、赤の部屋があって、それぞれのテーマごとに絵がいくつか飾られている。
人形のような白い女の子の絵だったり、神秘的な聖母の絵だったり、彼が愛した猫の絵だったり。それだけではなく、落書きのようなポップな絵も見れたりする。(これがまた可愛い)
見所満載で、凄く楽しめる。絵を飾られた部屋もまた素晴らしくで、絵に合った造りをしている。



自分が特にお気に入りなのは、青い部屋のこの教会のような場所。雰囲気があって、座ってずっと眺めていたくなる。

他にも、赤い部屋には豪華なシャンデリアがあって、全体を眺められる優雅な椅子があったりと、素敵が満載な場所だった。

その上自分たちが行った時にはお客は1人もおらず、貸切状態。じっくりゆっくり見れて、凄く幸運だった。
見終わって出入口に戻ると結構(団体なのか)お客がたくさん来ていたから、本当にタイミングが良かった。


ちなみに、美術館の中にある絵は、殆ど全て写真撮影が可能になっている。それもまた嬉しい。(ただし1枚ずつではなく、必ず3枚入るように撮る)
だから全ての部屋、それぞれ数枚ずつ撮ったけれど、とりあえず載せずにおく。他は行った人のお楽しみ。


ここでは、ポストカードを6枚と、オリジナルの冊子を購入。
ここへ来たら、冊子を買うことを強く勧めたい。小ぶりだから荷物にならず、お手頃な値段だから買いやすい。それだけに枚数は少なめだけど、厳選されているから、十分満足できる1冊。

ただ問題が1つだけあって、全部英語だった。(もしかしたら探せなかっただけで日本語版もあったのかもしれな…いや、多分ないと思うのだけど…)
ここまでも外国人向けで日本人はお呼びではないのだろうかと、少し切なく…。
けれど冊子以外に、本屋でも売っている図録もあり、こちらは日本語で全部の絵が収められているから、そのためもあるかもしれない。


そういえば美術館へ来る途中、大きな桜の木と遭遇した。


こういう桜が多かった。


ただ残念かな、天気がどんよりすぎてぼんやり。実際はもっと綺麗でもっと迫力があった。



軽井沢駅に戻った後は、お土産を買うためにモール内をぐるぐる。

その後は、お腹も空いてきたので昼夜兼の食事へ。近くにあったお蕎麦屋「やまへい」へ。




天ぷら蕎麦


とろろ蕎麦


自分は血迷って天ぷら蕎麦のホットを食べた。
この日は凄く寒かったから、温かいものを求めたくなった。けれど、ここは冷たいお蕎麦の方がコシがあって美味しかった。美味しいお蕎麦は冷たいのが良いみたい。
そして温かい方が量が多い気がする。ボリューミー。結局食べきれなくてそっと渡して食べてもらった。


そして帰宅。
最初の昼食だけ失敗してしまったけれど、それ以外は本当に良い旅だった。

ただ今回の旅で1つだけ気になったことがある。それは、外国人が本当に多いということ。
それも観光客だけではない。ホテルやお店の従業員さえも、ほとんどが外国の方だった。
あまりにも日本人がいなすぎて、外国に行くと周りが外国人だらけで、日本人に会うと安心するという、その感覚を何故か日本で味わうという謎の状況になった。
不安だ。ここではこれ以上書かないけれど、日本人には頑張ってほしいよ。なくなっちゃうよ。


色々と思うこともあったけれど、楽しかった。また行きたいなあ。





ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
気温差が激しく、体調を崩しやすい時期でありますが、健康に気をつけてお過ごしください。皆様の健康を心より祈っております。
ではでは。

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