小鳥書房

落合加依子が東京国立市で営む出版社。「たったひとりが心から喜んでくれる」 本づくりがし…

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落合加依子が東京国立市で営む出版社。「たったひとりが心から喜んでくれる」 本づくりがしたくて2015年設立し『ちゃんと食べとる?』 『本屋夜話』など出版。 編集仕事に雑誌『怪と幽』(KADOKAWA)ほか。小鳥書房文学賞を主催。 出版社に併設して本屋も(水〜土13〜19時開店)。

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  • 小鳥書房のこと

    小鳥書房の本屋と出版社のことを、店主が綴っています。

  • あつかんオン・ザ・ロード

    この連載ついて 日本酒を愛するDJ Yudetaroが全国の熱燗を求めて旅する連載企画「あつかんオン・ザ・ロード」。毎月15日の18時公開予定です。第1回は7月15日18時に公開します。

  • 【連載】犬の看板探訪記〜関東編〜 | 太田靖久

    犬を愛する小説家・太田靖久さんの「犬の看板探訪記〜関東編〜」の連載です。 公開日時は毎月30日18時で、全12回の予定です。

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    【小鳥編集室刊】ローカルプレイヤーの教室 地域の中であなたの「したい」を「できる」に変える【初回限定オリジナルコースター付き】

    過去を振り返ることから見える自分の特性の分析ややりたいことの発見 ・自分のやりたいことを活動や事業・イベントへブラッシュアップするためのヒント ・自分だけでなく、相手の視点を持ち、もう一歩やりたいことを魅力的にするためのアドバイス ・やりたい活動や事業を実際に活動にうつすための計画のつくり方 などだ。 森川さんのケアマネジャー経験や、元々の人柄もあり、どの内容も読者に寄り添い、やる気を鼓舞するような、やさしい語り口が印象的だし、ローカルプレイヤー先輩4名の実践インタビューが各章末に差し込まれ、先輩たちの事業や想い、経験を知ることができるヒント集のようで、読者の皆さんはきっと前向きに読み、ご自身のやりたいことを深めていけると思う。 思い返してみると、まちづくり会社ドラマチックとして事業を展開し13年経過したが、私の最初の一歩も、自分のやりたいことがわからないけれど、何かをやりたい自分を見つめ、「問う→向き合う→気づく→行動する」ことだった。 次第に、ローカルプレイヤーや企業、行政、さまざまな人と出会ううちに、地場産業やまち工場を知り、知り合いになった職人さんの靴を買ったり、よく通う飲食店の店主と親しくなったり、ローカルの方々と一緒にイベントや法人を立ち上げたりもしてきた。 そのような新たな出会い、初めて見る景色、つくった人を思い浮かべながら使える道具や食事、さまざまな人とハイタッチできた共同体験が楽しくて、13年間続けられたし、この後も自身のローカルプレイヤーライフが続けられることを願っている。 森川さん同様、私もローカルプレイヤーの楽しさにとりつかれたひとりと言って良いと思う。 最後に、この本は「自分」と「ローカル」との「新たな出会いの視点=出会い直し」を提案してくれている本だと思う。読者の皆さんには「自分」と「ローカル」の光を見つけ、それぞれの「いとおしい暮らし」を楽しんでほしい。 ようこそ、ローカルプレイヤーの世界へ! 2024年6月 まちづくり会社ドラマチック 代表 今村ひろゆき ■概要 『ローカルプレイヤーの教室 地域の中であなたの「したい」を「できる」に変える』 著:森川公介 並製、四六判、カバー・帯あり、212ページ ISBN978-4-908582-14-1 定価:1,500円+税 発行:小鳥編集室]]>
    1,650円
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    【小鳥書房刊】ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活

    「部屋は、言葉を話すわけじゃない。でもありったけの息を吸って暮らすわたしたちを、静かに見守ったり叱ったりしているのかもしれない。 記憶も匂いもそこに残って、見慣れたはずの毎日の隙間に、あの恋やあの会話、さみしさ、まばゆさが染みついている。」 (「はじめに」より) きっと部屋にはそのひとそのものが表れる。意図した部屋でも、無防備な部屋でも。ほかの誰かと暮らす部屋ではない、ひとり暮らしの部屋ならなおさら。 そんな思いから、市井で生きる人たち100人に声をかけ、ひとり暮らしの部屋にまつわるエッセイを書いていただきました。部屋全体が写る写真と、お気に入りのものを写した写真も載せています。 私たちは、それぞれの部屋に流れる時間を想像しながら、この本を編集していました。 ひとり暮らしを始めたばかりの部屋、停滞と安堵が漂う部屋、その人の歴史が詰まった部屋、誰かの気配が残る部屋、これから先の長い時間が見えるような部屋…… それぞれの部屋の中に誰とも違う生活がある、ただそれだけのことなのに、100人分の暮らしの営みがこうして綴じられていることが、どうしてか心強く感じられます。 エッセイを書いてくださった方の中には、引っ越しをした人もいるし、今はひとりで暮らしていない人もいます。ひとり暮らしは突然始まったり終わったりする。ひとり暮らしでもそうじゃなくても、生活は形を変えながら続いていく。 だからこれは、とある時期に偶然そこにあった生活の、記録集のようなものです。 「ワンルームワンダーランド」といいながら、1Rのみならずさまざまな間取りの部屋を載せています。 小さなひとつの部屋(ワンルーム)から、限りない未来が広がっていきますように。 ■職業も住む場所もさまざまな100人の、ひとり暮らしの記録集 お笑い芸人/ 画家 / 大学生/ 喫茶店店主/ 会社員/ 学校職員/ 地方公務員/ D J/ デザイナー/ フリーター/ 編集者/ 研究員/ 詩人/ 本屋店主/ 事務職/ 書家/ 学芸員/ 文化施設職員/ 花屋/ ライター/ イラストレーター/ 映画監督/ 着付師/ NPO職員/ ラジオパーソナリティ / 縫う人/ 英語教員/ 映像作家/ ITエンジニア/ ピアノ講師/ ジビエ解体/ 料理家/ 医師/ カウンセラー/ 美容師/ 犯罪学者 ほか 『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』 編著=落合加依子、佐藤友理  エッセイ=100人の皆様 装丁・組版 佐藤友理 編集 落合加依子(小鳥書房)、佐藤友理 印刷・製本 シナノ書籍印刷株式会社 並製、B6、帯あり、240ページ ISBN978-4-908582-12-7 定価:2,000円+税 発行:小鳥書房 【編著者】 落合加依子 1988年名古屋市生まれ、東京都在住。ちいさな出版社と本屋「⼩⿃書房」の店主。住まいのある⾕保(やほ)という町と、そこで暮らすひとたちが好き。⼝ぐせは「やっほー」。著書に日記本『浮きて流るる 小鳥書房店主日記2021年3月~2022年6月』がある。 佐藤友理 1988年生まれ、仙台市在住。文化施設職員。遠くで暮らす十人のエッセイ集「まどをあける」企画編集。家事のお供にラジオを聴くので、聴きたいラジオが決まるまで家事が始まりません。 ※7月17日以降に順次発送予定ですが、印刷状況によっては前後する可能性があります。
    2,200円
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小鳥書房の本屋を開店してからしばらくの間、私はこの言葉に滝行のごとく打たれ続けることになる。滝行と違って心身が浄められるどころか、不安が掻き立てられるだけなのだけど。“本屋=儲からない”の方程式を追究して答えあわせしようとするより、1日でも長くこの店が続くように1冊でも本を買ってくれたらいいのに…。そう思いながら、「たしかにそうですね。

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新刊『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』のこと

新刊『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』のこと

2024年7月17日(水)に、小鳥書房から新刊『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』を刊行することになりました。
この本は、職業も住む場所もさまざまな100 人の、ひとり暮らしの記録集です。全240ページのオールカラーで、部屋にまつわるエッセイと写真を100人分掲載しています。
https://kotorishobo.theshop.jp/items/87474084

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新刊『ローカルプレイヤーの教室 地域の中であなたの「したい」を「できる」に変える』のこと

新刊『ローカルプレイヤーの教室 地域の中であなたの「したい」を「できる」に変える』のこと

小鳥書房の別レーベル「小鳥編集室」から、2024年7月1日に新刊『ローカルプレイヤーの教室 地域の中であなたの「したい」を「できる」に変える』を刊行しました!
この本は、足立区綾瀬にあるコミュニティスペース「あやせのえんがわ」をひらく森川公介さんの最初の著書となります。

地域での活動や小さなコミュニティでの振舞いにこそコツがあり、それを少しでも多くの人と共有したい。そんな思いからまとめられたのが

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番外編 出雲・日本酒のルーツを辿る旅|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro

番外編 出雲・日本酒のルーツを辿る旅|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro

サンライズ出雲号の個室寝台で目が覚めたのは朝の7時ごろだ。
岡山を過ぎ、車窓の緑が色濃くなってきた。日本酒の起源を辿りに出雲に向かっているが、私は行き詰っている。

数日前にネットで出雲の下調べをしていたら、佐香神社という場所が「日本酒発祥の地」と紹介されており、せっかくだからそこへ行ってみようと計画を立てた。
日本酒の起源について大雑把な知識しかなかった私は、もう少し深堀しようと何冊かの本を図書

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太田靖久『「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選』刊行|犬の看板探訪記スピンオフZINE|文フリ東京

太田靖久『「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選』刊行|犬の看板探訪記スピンオフZINE|文フリ東京

編集担当Sです。ついに「犬の看板探訪記」全12回の連載が終了しました。いつも楽しみにしてくださった皆さん、本当にありがとうございます!

犬の看板探訪はポップでハード

全12回の連載で50〜60の自治体を訪ねたでしょうか。出会った犬の看板は300枚超。どこにいっても、DOGモたちが待ち構えていてくれました。犬の看板探訪はポップでハード…。簡単に見つかるときもあれば、いくら探しても見つからないとき

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第10話|島根県・出雲市編|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro

第10話|島根県・出雲市編|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro

数年来、燗酒界隈の知り合い複数名から「出雲にあるこん吉堂っていうお店、いいよ」と聞いていた。
関東在住の身で、首都圏以外のお店、それも大阪や京都、札幌といった大都市ではない島根県出雲市のお店を推奨されるとは珍しい。
情報をくれた人に対して「どんなお店なんですか?」と返すと「"粉もん"をつまみに燗酒が飲める店!」という答えがくる。
粉もんとは、よく関西の人が使うお好み焼きやたこ焼きといった食べ物を指

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〈第十二回〉犬の看板探訪記|関東犬・追憶編と参拝編|太田靖久【最終回】

〈第十二回〉犬の看板探訪記|関東犬・追憶編と参拝編|太田靖久【最終回】


追憶編

 連載最後の第十二回は関東犬・追憶編と参拝編だ。そのタイトルだけを先に決めていたものの、具体的にどこに行くのかは未定だった。
 正直に告白するなら、今連載のクライマックスは第七回の<福岡犬編>だったといえるだろう。探訪の原点である【プンスカ犬】との再会を無事遂行したことで、大きく描いた輪は閉じられた。ただきれいにオチがついても終わらないのが人生であり、そのはみ出した部分にこそ濃厚なおも

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第9話|千葉県・成田市、神崎町編|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro

第9話|千葉県・成田市、神崎町編|あつかんオン・ザ・ロード|DJ Yudetaro


成田~青い空間で出会った極上の燗酒と蕎麦~

横浜駅から乗り込んだ成田エクスプレスの車内は私以外全員、布団くらいの大きさがあるスーツケースや荷物を抱えた人たちばかりで、トートバッグ1つだけの私は時々怪訝な目で見られたのだった。海外でもなく、空港にすら向かわず、その手前で熱燗を飲みに行くために降りる客は、私くらいのものだろう。

千葉に住むDJ Razzから「成田に燗酒が美味そうな店がある」と聞い

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〈第十一回〉犬の看板探訪記|栃木犬編|太田靖久

〈第十一回〉犬の看板探訪記|栃木犬編|太田靖久

 十一回目の探訪は栃木犬編だ。2024年2月現在、栃木県には25の市町が存在する。今回は日程と同行者を変えて電車と車の二回にわけて探索した。連載を重ねる中でどうしても既出の【フリ素系】が多くなり、各看板の分析や説明が簡素になってきているため、たくさんの市町を訪ねることで初出の看板や【オリジナル系】を発見する確率をあげたいという思惑があった。

 以前に栃木県内で撮影した看板の一部を先に紹介する。栃

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フェミニズムを理解するように熱燗を理解すること ~飲む人も日本酒も差別されないために~|あつかんオン・ザ・ロード番外編 |DJ Yudetaro

フェミニズムを理解するように熱燗を理解すること ~飲む人も日本酒も差別されないために~|あつかんオン・ザ・ロード番外編 |DJ Yudetaro


はじめに

個人的な都合で取材に行けなかったため、今回の旅の記録はお休みとする。
だが、連載開始当初からこの企画はあたためており、一度は書いておこうと思っていた。

あつかんオン・ザ・ロードは、熱燗の場を巡る旅であり、私にとっての理想の場とは、飲み手の人種/性別・日本酒の種類/温度帯が差別されることなく楽しめる空間である。

当初、全国の居酒屋、酒場に顔を出すなかで、それがしばしば侵害されるであ

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旧国立駅舎に3日間限定「国立駅前ドーナッツパーク」開園!(3/15〜3/17)

旧国立駅舎に3日間限定「国立駅前ドーナッツパーク」開園!(3/15〜3/17)

「国立駅前ドーナッツパーク」が2024年3月15日(金)・16日(土)・17日(日)の3日間、JR国立駅前にある赤い三角屋根の「旧国立駅舎」(東京都国立市東1-1-69)で開園する。

旧国立駅舎の運営を支える「旧国立駅舎運営連絡会」と、国立市のまちづくりを考えるワークショップ「クラブサバーブ」の参加者有志がコラボレーションして企画し、今回はじめて開催する。旧駅舎内に天体を投影して宇宙にしたり、旧

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〈第十回〉犬の看板探訪記|東京犬23区編<その2>と<その3>|太田靖久|ゲスト:わかしょ文庫

〈第十回〉犬の看板探訪記|東京犬23区編<その2>と<その3>|太田靖久|ゲスト:わかしょ文庫


太田靖久 十回目の探訪は東京犬23区編<その2>と<その3>だ。今回は2回にわけて探訪しており、日程も同行者も異なっている。
 連載第2回目の<その1>で9区(江戸川区、江東区、中央区、千代田区、台東区、文京区、葛飾区、足立区、荒川区)を訪れ、連載第4回目の滝口さんゲスト回で1区(世田谷区)を終えているため、撮影済みは計10区だ。東京犬23区編はすべての区の制覇が目的であり、残りは13区となる

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インターンみく 2023.10.30

インターンみく 2023.10.30

教育の話①
私が、谷保に初上陸して約5分。幼い男の子が1人で自転車を停めようとしていた。

ママは見守るだけ。

「どうやったら上手に停められるかな。頑張ってるね~!ママ手伝おうか?」

男の子は無言。
そこに白髪のおばさまが登場。応援隊員がもう1人増えた。
 
「あら1人でできるんだ!えらいね~!すごいすごい!賢い!」

そして、男の子、無事駐輪完了。
なんと尊いことか。 
1人で頑張りたい男の

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インターンはるの 2023.10.23

インターンはるの 2023.10.23

こんにちは、小鳥書房で10月11日から1週間インターンに参加した はるの です。
前回のインターン日記では前半の2日間のことを書いたので、今回は後半の2日間について書こうと思います。

電車の乗り換えを間違えてしまい、インターン3日目は30分ぐらい遅刻しました。

京王線の分倍河原に着くはずの時間に、まだずっと手前にいたんです。何を間違えたのか今でも分からないのですが、そもそも電車のルートを調べる

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インターンはるの 2023.10.19

インターンはるの 2023.10.19

はじめまして、10月11日からの1週間、小鳥書房にてインターンをした はるの です。
インターン日記では、小鳥書房にお邪魔した4日間のことを前半の2日間と後半の2日間に分けて書くことにしました。

まずは少しだけ自己紹介をしておきます。
私は都内の大学に通っている4年生で、大学では人類学を勉強しています。
もともと小鳥書房のインターンのことは1,2年ほど前から知っていたのですが、タイミングが合わず

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インターン彩夏 2023.10.2

インターン彩夏 2023.10.2

9月15日~9月21日の一週間インターンに来ていました、彩夏です。
インターンを終えてつくばに帰ってきて一週間と少しが経ちました。サークル・バイト・学生自主研究誌の中間発表会など、いつも通りの忙しない日々が戻ってきたという感じがします。大学の夏季休暇も今日で最終日を迎え、明日からまた授業が始まって忙しくなるのだろうなと考えながら、夏休みの締めとしてこの日記を書くのだと思い起こし、眠たげな昼下がりに

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