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インターンみく 2023.10.30

教育の話①
私が、谷保に初上陸して約5分。幼い男の子が1人で自転車を停めようとしていた。

ママは見守るだけ。

「どうやったら上手に停められるかな。頑張ってるね~!ママ手伝おうか?」

男の子は無言。
そこに白髪のおばさまが登場。応援隊員がもう1人増えた。
 
「あら1人でできるんだ!えらいね~!すごいすごい!賢い!」

そして、男の子、無事駐輪完了。
なんと尊いことか。 
1人で頑張りたい男の子。(褒められたいのかもしれないし、ただ楽しいのかもしれない)
見守るママ。(応援隊員1)
見ず知らずのおばさま。(応援隊員2)
みんなかっこいい。谷保かっこいい。


教育の話②
おつかいにいった。
フリーピアノがあった。
弾いてみた。すぐにやめた。
子どもたちのたまり場があった。駄菓子を売っていた。きっと居場所だった。

女の子が折り紙をしてそこに切り紙を貼っていた。
男の子が先生と算数を楽しんでいた。解けた。
女の子がアイロンビーズに夢中だった。

「すてきな色ねぇ」

とそこにいた大人が言った。わたしも

「かわいいね」

と言ってみた。
大人が子どもにしてあげることって本当はそのくらいがちょうどいいんじゃないかな。
おこさまたちよ、のびのび育ってくれ〜

良夜おつかいで酒屋にいった。たくさん買った。

「大丈夫?もてる?」

店主がかけてくれた言葉。これがとっても嬉しかった。あたりまえが光る瞬間。


小鳥書房の話
まるで寝る時に見る夢の中のような場所。小鳥書房をあとにした日から数日経った今、非現実味が帯びてきて、不思議な感覚。
校正の基本を教えていただいた。こんなにも言葉が丁寧に扱われていること、こだわっていること。陰の努力を感じた。読み手には「努力してますよ!」感がなかなか伝わってこないけれど、それでいい。それがいい。

書籍に関する名称を教えていただいた。頭フル回転で覚える。ここにこなかったら、いつまでも私はページ番号をノンブルというかっこいいお名前で呼べなかった。

発送の準備をする。この本一冊一冊がこれから人の手に渡っていく。みんなはこの本を読んで何を思い、考えるんだろう。


良夜の話
良い夜。編集のお仕事の話。noteの話。おすすめのお店の話。音楽の話。おすすめのお店について。

前まで好きだった音楽も形を変えてしまっているし、小学生のときに通っていた駄菓子屋はなくなっている。いつかはなくなってしまうんだと。チヒロさんの言葉でふと気づかされる。もうないけれどずっと記憶にはある駄菓子屋さん。「ずっと記憶にはある」が増えたらいいな。

異色同士が繋がる瞬間について。(音楽の話)
私は一冊の本を読むときにそのバディになるような曲を一曲きめる。しばらく経ってその本を再び開くとその曲が脳内再生されるし、街中でその曲に出会うと本の内容が脳内に浮かび上がる。そんな話を誰ともしたことがなかったのだが、似た類のテーマでZINEをつくる夫婦登場。

自分の奥底に眠る話ができて心地よかった。曲作りの第一歩も教えてくれた。さらにその後もかよさんを通じてメッセージをくださった。こういう存在が有り難かった。

そういえば、コーヒーは10秒で24ccいれる。そしてウイスキーをちょこっとたらすと美味しいらしい。


独(読)書の話
インターン帰り道での電車、9.5割スマホ民。そんな私もスマホタイム。
私は文学少女ではない。本は生活の一部であり、暇つぶし。
ただ本の好きなところは独りで楽しめるところ。同じところを何回も読みたければ何回も読めばいいし、読む気にならないところは読まなくていい。自分の好きなような感じとっていいし、共有するか否かも人それぞれ。
自分の中の感情と対話できるのが本。
自分もスマホタイムしているくせに、電車で本読むひとが増えたら、なんかいいな、と思った。


さいごに
この機会に巡り会えたのは妹がきっかけだった。
いざ訪れてみると、言葉を大切に丁寧に一言一言紡ぐかよさんがそこにはいた。言葉にしきれなかった想いがまだまだたくさんあるけれどそれでいいのかなと思う。


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