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2022年12月の記事一覧
「透明な雪景色」-忘れても憶えているものだ-
「あれ、この本、自分、読んだことがあるな。」
――すっかり、その本を読んだことを、忘れていた自分。
(たまにこういうことがある。笑)
しかし、「忘れていた」けど、「憶えてもいた」のか、と、ちょっと驚いた。
よくよく調べてみたら、――その本を読んだのは、なんと30年くらい前だったからだ。
(発売されてすぐ読んだ記憶があるのだ。)
「忘れている記憶」。
――その蓄積、その層の厚みに、ちょいと、
「怒り」を「リレー方式」にするのが嫌だ
子供の頃、親に怒られた時に。
「この説教の内容は確かに正しいのだが。
……でも絶対これ、溜まっているイライラを晴らすためのその『八つ当たり』に、この叱責行為を利用しているよな?」
なんて感じたこと、ありませんか?(笑)
で。
言われた内容は「ごもっとも」だとしても、そうなると、「何かムカつく」もので、「素直に従う気になれない」モヤモヤを生み出したりして。
(何も良い方向へ進展していないの図の完成
「その人がその人であることを否定すること」
「その人がその人であることを否定すること」って、「人を人とも思わない」ということだと思う。
――ある種の「想像力の欠如」ではあるが、それにとどまらない、ということだ。
いい加減、いい大人になれば、「人はみんなそれぞれ違う」ことくらい、誰だって、本当は解ってはいるはずだ。
しかし、それを無視して、「少数者は多数者と同じになれ」と言う。――「多数者が絶対だ」と言わんばかりに。
――これを読んで、
記録すること-「無くなるわけではないのに消えてしまうもの」ばかりだから-
私が日々、こうして自分の考えを文章化しているのも、「忘れてしまうから」というのが、一番の理由なのだと思う。
「忘れる」は、「知らない」に戻ることでは、けっしてない。
――ないのだが、しかし、自分自身の「意識上」や「視界」から、その「姿」は消えてしまうことを表していると思う。(「自分の中にあるもの」なのにもかかわらず。)
そして私は「ドケチ」なもので(笑)、そうして「消えてしまう」ことすら、も