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【3分要約・読書メモ】辛口サイショーの人生案内DX

ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は「辛口サイショーの人生案内DX」についての記事となります。


読売新聞の大人気連載「人生案内」から名回答68本を厳選! 待望の書籍化第2弾。SNSで話題沸騰になった回答も収録されています。

プロローグ:激辛! 人生案内

相談者
「夫との結婚生活に幸せを感じられません。彼は学歴が低く、給料も安いため、ママと元の話題が夫の学歴や仕事の話になるのが嫌です。周りのとの格差を感じるたびに、夫のせいで私の価値が下がっているように思ってしまいます。」
サイショーさん
「離婚されたらよろしいじゃないでしょうか。ご主人も同じことを考えていると思いますよ。学歴や収入、家の種類で人間の価値を判断する妻と暮らすのはもうこりごりでしょうから。見る目がなかったと、今頃反省していることでしょう。一つだけ心に留めておいてください。目に見えるものだけに価値を置く生き方は、いずれ目に見えるものに裏切られ、破壊されます。」

1:恋愛・浮気・不倫・夫婦にまつわる人生案内

相談者
「高額所得者の夫は結構して25年以上、お金に困らない生活をさせてくれています。文句はないはずですが、今になって、残りの人生は、夫と愛のある暮らしをしたいと切実に思うようになりました。きっかけは、夫が妻よりも自分の母親を気遣って過ごして、自分の優先順位が低く感じることです。」
サイショーさん
「お金を稼ぐ方がそうでないものより優位に立つというのは、あなたの思い込みです。苦しいのは、あなた自身が抱える負い目ゆえ。あなたの過度な自己抑制が夫の親離れを妨げてきたことは確かでしょう。豊かに暮らしてこれた半分の功績は自分にあることに、もっと誇りを持ってください。「残りの人生」について正直な胸の内を夫に伝える日が来たのです、そろそろ甘えてもいいのです。」

2:親子と家族にまつわる人生案内

相談者
「両親が一昨年から別居しています。頭では理解しても心がついていきません。今お付き合いしている人とも、きっと別れが来ると思うと、別れてしまおうと考えてしまいます。大好きな家族がバラバラになることに耐えられません。どうしたら今後明るく過ごせますか。」
サイショーさん
「自分まで負の感情に支配されることほどつまらないことはありません。いつも明るくなくても、いつも笑ってなくてもいいのです。この経験はきっとあなたを強くし、他者への想像力を鍛えることでしょう。出会いと別れを繰り返し、いつか生涯の伴侶と巡り合う時、あなたは気づくはずです。人生に無意味なことは何一つないと。」

3:老いと介護にまつわる人生案内

相談者
「同居している90代の母の介護をしていますが、妹の家族から、「おばあちゃんに優しくしてね」と連絡がありました。妹は年に一度母の面倒を見るくらいで、介護の大変さを分かっていません。妹夫婦には、母の介護を私たちに任せて申し訳ない気持ちがないようです。心の持ちようを教えてください。」
サイショーさん
「世の中には2種類の人がいます。親を介護したことがある人と、ない人です。介護経験がない人には、根本的なところで理解することはできません。身も蓋もない言い方ですが、やむを得ないのです。理解してもらえるのは、ケアマネージャーさんのような、同じような経験を持つ他人です。介護者と専門家が集める相談サイトなどはあなたの支えになるかもしれません。妹たちにわかってもらおうなんて願わないのが、楽になる秘訣です。」

4:「私」と「社会」にまつわる人生案内

相談者
「容姿や性格が悪いことがコンプレックスになっています。容姿で他人を不快にさせないよう、関わらないようにしてきたため、性格も暗いのです。助けてくれる他人も不快にさせてしまうため、ただ引きこもる日々です。病院に行くことも考えましたが、こんな相談するのは他人に迷惑な行為と思え、行けません。」
サイショーさん
「手紙から、あなたの完璧主義と幽霊の2つの存在がわかります。完璧主義は、悪い、大きい、短いなど極端な表現から見て取れます。容姿は悪いか良いしかなく、性格は明るいかくらいしかない。あなたの世界には中庸が存在しないようです。また、あなたが不快に思う「他人」はどれも実在しません。あなたはあなたが作った幽霊に脅かされていたのです。」

5:コロナ禍と人生案内

相談者
「40代の女性会社員。彼との関係で悩んでいます。私はバツイチで子供もいません。5歳年下の30代後半で結婚履歴のない彼氏ができ結婚したいと言われましたが、彼の親に反対されました。彼としては、親を説得する気はないそうです。ズルズル会っていますが、彼が何を考えているのかわかりません。」
サイショーさん
「傷が浅いうちにお別れするのが良いと思いますが、こればっかりは愛情が絡むので難しいですよね。でも、あなた自身も薄々感じているから手紙をくださったのでは。問題は親よりも彼にありますよ。来年の今頃は景色がずいぶん変わっているでしょう。彼に囚われず、自分の世界を広げることを考えてみてください。」

エピローグ:もっと激辛! 人生案内

相談者
「母校の大学について劣等感が消えず悩まされ続けています。大学受験期にひどいノイローゼ状態になり、結局行きたくない二流の私立大学に入学しました。当時のことを後になって父に話すと「少しも知らなかった。ただ、今頃、そんなこと言っても遅い。宿命だと考えて諦めろ」という返事しか得られませんでした。」
サイショーさん
「「気の毒だったがこれも運命だ。これから挽回すればいい」と父親が言ってくれていたら、人生がどれだけ楽になっていたでしょう。あなたの劣等感の原因は大学ではなく、あなたを評価しようとしなかった父親だったのではないですか。高校時代、体調の相談もできないほど隔たりがあった父親があなたの「宿命」を刻印付け、劣等感をより深刻なものにしたのです。学歴など、自分の意志で変えられる「運命」であって、生まれる前から決まっている「宿命」ではありません。」

感想

限られた文字量で、これだけスッキリと悩みに答えてしまう。こんな力が自分いも欲しかった、とついつい思ってしまう一冊。相談者の悩みは、偏屈なものから、簡単には答えられない重い悩みまで多種多彩。それに対して、的確で鋭く、しかし時に寄り添う回答は、まさに爽快でした。

サイショーさんの回答の中に、心に引っかかる言葉が必ず見つけることができる本です。普段気づいてはいたけども触れないでいた悩みや思いに気づくことができます。悩みがある人も無い人も、ちょっと立ち止まって読んでみてください。自分の心を言語化する良い機会になります。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

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