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【3分要約・読書メモ】1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣

ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は「1位思考」についての記事となります。


■著者

猿渡 歩(えんど あゆむ)
アンカー・ジャパン株式会社代表取締役CEO。
アンカーストア株式会社代表取締役CEO、EAコンサルティング合同会社CEO、他数社の社外取締役や顧問も務める。
Deloitteにてコンサルティング業務やIPO支援に従事後、PEファンド日本産業パートナーズにてプライベート・エクイティ投資業務に携わる。アンカーの日本事業部門創設より参画し、同部門を統括。参入したほぼすべての製品カテゴリーでオンラインシェア1位を実現するとともに、創業9年目で売上300億円を達成。

はじめに

・シンプルな6つの習慣
本書では、誰でも一位になれるシンプルな6つの習慣を紹介している。

  1. 全体最適の習慣

  2. バリューを出す習慣

  3. 学ぶ習慣

  4. 因数分解の習慣

  5. 1%にこだわる習慣

  6. サボる習慣

・1位になる会社の「成功の公式」

成功の公式

第1章:全体最適の習慣

・個人目標よりチーム目標、チーム目標より会社目標
「会社にとってベストな選択は何か」という視点を常に持つ。

・面倒なことをやって参入障壁をなくす
ビジネスは継続性がなりより重要。自分たちが面倒くさいと感じることは、他人にとっても面倒くさい。面倒くさいことをやって勝ち切ると、他社の参入障壁は高くなる。

・全体最適を実現する組織を作るために意識するべき3つ

  1. どんなに能力が高くても、一人で大きな企業は動かせない

  2. 能力が高い人だけ集めても、機能するとは限らない

  3. 組織間の優劣がなく、お互いが尊重し合えると強いチームができる

第2章:バリューを出す習慣

・すべての行動に「価値」をつける
自分の役割と責任が明確になると、価値づけの方向性が明確になる。お客さまや関係する人たちの期待を超えることがバリューになる。

第3章:学ぶ習慣

・「なぜそうなるのか?」前提自体を疑える人になる
「なぜそうなるのか?」を自分で咀嚼できるとことまでやる。そうすると、「そもそも前提はそれでいいのか?」という前提自体を疑う力がつく。

・ラーニングと「アンラーニング」を繰り返す
「過去こうだったから今後も変えずに同じことをやったほうがいい」は、成長しない人の考え方。前提が1つ違えばすべてが変わる。

第4章:因数分解の習慣

・仮説思考を身につける
仮説を出すことで、思考時間を圧倒的に短縮できる。
課題を一つ一つ分析して答えを導くのではなく、まず「仮の答え」を出し、それを分析して証明する方が問題解決のスピードが速い。
仮説が先でデータが後。

仮説を立てる7つの武器

・スピードがすべて
意思決定が速い会社に入れば、自分の成長スピードも速くなる。スピード感とは、意思決定の数。ビジネスは決断の連続。最終決裁者がスピード決断すれば、メンバーはその分速く、多く挑戦できる。

・リーダーの本質
プライベートでも仕事でも大事なのは、人としての信頼度を上げること。左脳を使って合理的に仕事をすれば、マネージャーに慣れるかもしれないが、リーダーになるには、合理を超えたものが必要だ。上に行けば行くほど人としての信頼感が大事になる。

第5章:1%にこだわる習慣

・99%と100%は違う
アンかー・ジャパンの急成長は、「特別なこと」をやったわけではない。当たり前のことを積み上げた。99.5%までは他社も努力できるかもしれないが、最後残り0.5%をやり切れるかで成果に大きな差が付く。限界までやって勝ち切ることで、「充電器が欲しい」から「アンカーの充電器が欲しい」と言ってもらえるようになった。

ちょっとしたことにこだわり続ける企業が勝てる

第6章:サボる習慣

・「頑張った感」という悪魔
働いた時間の長さに意味はない。結果を出すのが仕事であり、そのサポート環境を提供するのが企業。

・ノーミーティングデーをつくる
忙しいという漢字は、「心をなくす」と書く。日々の仕事に追われているうちに視野が狭くなってしまうことがよくある。余白を作るためにノーミーティングデーは有効。余白があることで、中長期的な思考ができるようになる。ノーミーティングデーの設定は非合理だが、中長期で考えると合理的。

■感想

アンカー・ジャパンCEOの初著書。モバイルバッテリー市場という超レッドオーシャンに9年前に参入し、瞬く間にシェア1位を獲得したアンカー。その経営術を知りたく手に取った本。

アンカーの強さは「仮説思考」、「高速PDCA」、「継続力」。後発だからこそ、固定概念にとらわれず仮説を設定し、経営層が早く決断していくことで、現場が多くのアクションを実施し、高速PDCAが回っている。この高速PDCAがアクションの精度を上げると同時に、人材の急成長にもつながっている。さらに、他社が面倒くさいと思っている部分を徹底的にやり切る継続力。「特別なこと」ではなく、当たり前のことを最後まで積み上げていくことこそが、アンカーの強さ。

オンライン発祥のDtoCビジネスは、オフラインで苦戦する企業が多い中、躍進を続けるアンカー。本書には、DtoCビジネスだけでなく、多くのスタートアップ企業にも共通するアクションや考え方が詰まっています。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

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