【3分要約・読書メモ】怪談小説という名の小説怪談
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今回は「怪談小説という名の小説怪談」についての記事となります。
■著者
澤村伊智(さわむら いち)
1979年、大阪府生まれ。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。同作は鋭い恐怖描写と卓抜した構成力で大きな反響を呼ぶ。つづく『ずうのめ人形』は山本周五郎賞候補になり、ホラー小説界及びエンターテイメント小説界の次世代を担う旗手として注目を集める。『ぼぎわんが、来る』は中島哲也監督により『来る』として映画化され、澤村ホラーは日本中を怖さのどん底に突き落とす。作品には他に『などらきの首』『ししりばの家』『予言の島』などがある。
■感想
手に取ったキッカケは、ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』。星野源さんが2024年4月2日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で体調不良でお休みをしている間に読んだ本を紹介。澤村伊智『怪談小説という名の小説怪談』と上出遼平『ありえない仕事術』について話していました。
この放送を聞いて、速攻でAmazon訪問で購入。ホラー小説は、読んだことなかったのですが、とても面白かったです。正直、ホラー小説やホラー映画は好きではないのですが、本書は、短編集ということもあり、面白く読むことができました。
星野源さんが話しているように、臨場感が半端ない!
小説の中で起きている出来事を間近で見ているような感覚に陥って、身体の体温だ下がっていくのを感じる。ページめくるのが怖いけど、止めることができない。
そしてラスト1ページにで明らかになる真実や恐怖。
スッキリ爽快な読了感ではないですが、怖いもの見たさで読み続けてしまう、とても不思議な体験でした。
短編で、1話40~50ページぐらいです。1話完結で短い点も読みやすかったのかもしれません。
長編小説のような、ずっと終わらない怖い小説だったら、途中で挫折してしまうかも。
サスペンスなどお好きな方でも、楽しく読むことができると思います。残虐なシーンが多く出るわけではないのですが、じわじわ怖い。そしてラストに明かされる真実。ぜひ手に取ってみてください!
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