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心を守るために 哲学 本来的自己の回復

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精神医学としての哲学です。 サバイバルからリカバリーへ。
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#自分

今日の哲学

現存在=ありのままの自分自身のこと
統合失調症=自我障害は現存在の変容である。(限界状況体験によるものか、開示できぬ苦しみによるものかは不明)

現実存在=現実となったありのままの自分(ダーザイン)=今・ここは実存主義の永遠のテーマである。

中上健次作品岬では、今、あの男の血が溢れる。でエンディングとなる。
松本清張・砂の器では、今彼は父親と会っている。でミュージックエンディングを迎える。

今日の哲学

自分と他人を比べる必要はない。
自己と他者は全く別の存在であるから、わ

今日の哲学

今日は究極論
社会がどうなっていようが肉体反応が出たらすべてを放棄してしばらく休む。会社なんか辞めてしまえ。経験上うつ・不眠が始まってからでは精神科にかかってもあっという間に精神疾患の症状に変わっていく。
マゾヒズム(苦痛と戯れる)っていうのはマゾヒストという病気なのである。それを具体的に説明すると社会的地位に敏感で変にプライド(世間体・虚栄心・自意識)が強く、内面的苦痛をそのままにしておくから、

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今日の哲学

要は自分から何かに逃げる生き方を自己否定。自分から逃げない(誰のせいにもしないというか自分軸)な生き方を自己肯定って捉えるわけでしょ、心理学・哲学的には。
しかし30過ぎてからの哲学w

今日の哲学

認知行動療法で発見したこと
・ストレスを意図的に抜くこと(一旦生活を快適にする。嫌なことをしない)
・内面悪(心を悪に染めたり。快楽に溺れたりしないほうがいい)
・他人を傷つけると自分も傷つく(自分が傷ついているから他人を傷つけるとも言えます)
・趣味より日常生活を楽しむこと
・有神論的実存主義 自分の良心が神の存在と繋がっていること(それまでは無神論者でした。真理・本質はない。ただ個人的快感を求

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今日の哲学

カイヨワの戦争論について
サバイバルすることにより人間は我を忘れ、自分が自分であるという責任から解放される。(自分が自分でなくなる)自我障害という論理である。これは後々危険である。というかそういう社会だから病院に来る人が出てくる。
だから病院きたらリカバリーしかないはず。ほんとは。

今日の哲学 論文

実体験を踏まえた共生社会における現存在の本来性について

アダルトチルドレン・HSPの現象学・逃走論
サバイバルではなくリカバリーへ

楽園は自分の中にある。もしくはあった。

実存主義の先駆者はデンマークの哲学者キルケゴールで有名です。この文章の前置きとして、両親からの抑圧(両親のことを好きになれない)、自分自身の存在への目覚めというのがあります。キルケゴールは自分の存在(魂)は自分一人だけのも

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今日の哲学

今日の哲学
神の存在を否定してそれによって何でもしてもいいというのは間違っている。
神がいないからではなく希望がないから何でもしていいってなるのだ。

無神論のサルトルやニーチェは麻薬やったり脳自体にダメージを与えてスターになろうとしたのだ。
ビートルズも麻薬やった。そういうのは古い。

毎度書いている俺が大好きなヤスパースは有神論的実存主義で限界状況にいながらも今生きていられるのはその間に神がい

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今日の哲学

現実存在の受け入れとは?
たら・れば、こうありたい・そうでない(仮定形)→与えられた条件(運命系)つまりルサンマン暴走にストップ。
自分にとって好きな価値観を発見すること。自分のあり方を見つけること。
それらは最優先事項とも言える。
精神医学では最優先事項を発見することがトラウマや嫉妬心・世間体から自由になる方法であるとされている。
自分としては好きな価値観を持ったまま、リカバリー(健康と生活)と

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今日の哲学

現代精神医学のキーポイント2

他者(医師やカウンセラー、ピア)との対話・交わり→たら・れば(仮定形)ではなく与えられた条件(運命系)→現実の受け入れ、すなわちありのままの自分の受け入れ(存在を認めること)

これはヤスパース哲学の理性と実存であり、

実存の別名・事実存在=現実となったありのままの自分ということである。

今日の哲学

ルサンチマンについてまた
こうありたいけど、そうじゃないという現実と理想のギャップから発生する強者への復讐の感情である。
与えられた条件(運命系)では自己受容しやすいので、自分を認め、敵を認めることも開示性としては可能である。