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心を守るために 哲学 本来的自己の回復

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精神医学としての哲学です。 サバイバルからリカバリーへ。
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2023年3月の記事一覧

今日の哲学

自己受容について
キルケゴール論
神(良心)に背いた人間は自分を見失い絶望する。
まず自分自身から逃げずに自分を受容することが必要だと唱えた。その後あれか、これか選択し、最後に宗教もしくは真理的実存に到達する。

ヤスパース論
限界状況に直面した人間は挫折し、絶望する。
その後超越者との出会いを通じて、自己本質へ回帰する。それから超越者を感じたもの同士の交わりを通じて現実存在(自己と他者は別)とな

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今日の哲学

天空の城ラピュタはわかりやすい近未来SFで、資本・文明の発達により人類が宙に浮いてしまう。(ある意味分裂病)
それでもこの大地から離れては生きていけないと主張するシータ。
ドゥルーズ的でもありドストエフスキー的
(自我が裂けるとデカダンスの欲望からその人はこの大地からいなくなる。ドゥルーズ・ガタリ)

今日の哲学

ゆーみんじゃないけど目を開ければすべてのものはメッセージ

それをガイドと言う

人間はあらゆる関係性の中で生きていていろんなガイド(ガイダンス)がある。近くのインテリ中年や入院患者がガイド(生存に関わる)だったりする。

ギタリストも気づいてないだけでガイド。

ケーシー高嶺の疲れたときは疲れることをしないことですってギャグでリカバリーが取れたりする。

才能は現世での社会性を保証する見せ物のよ

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今日の哲学

要は自分から何かに逃げる生き方を自己否定。自分から逃げない(誰のせいにもしないというか自分軸)な生き方を自己肯定って捉えるわけでしょ、心理学・哲学的には。
しかし30過ぎてからの哲学w

今日の哲学

ふむふむ。

近代社会は自己否定と孤独がキーワードでもあった。(春樹的世界)ところが、世界自体が混迷を極め始めた現代。

ある意味人間は素直に生き始めるのでは?

自責的な生き方が無効になり、少し自由になった。

11年前イラク戦争があったときの若々しい気持ち、表情を取り戻しつつある。(本来的自己の回復)

自己愛それは平和から来る内面の深溝(センチメンタリズムの渦)でしかなかった。

今日の哲学

今日は
意志とか欲望ってホント小さなことでいいんだよね。
哲学を勉強したいとか、散歩したいとかコーヒー飲みたいとか。
大目標みたいなが不健康と精神医学ではなされている。
ちなみに自己愛性人格障害とかだと無理なことしようとする。むかしの俺。

今日の哲学

認知行動療法で発見したこと
・ストレスを意図的に抜くこと(一旦生活を快適にする。嫌なことをしない)
・内面悪(心を悪に染めたり。快楽に溺れたりしないほうがいい)
・他人を傷つけると自分も傷つく(自分が傷ついているから他人を傷つけるとも言えます)
・趣味より日常生活を楽しむこと
・有神論的実存主義 自分の良心が神の存在と繋がっていること(それまでは無神論者でした。真理・本質はない。ただ個人的快感を求

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今日の哲学

スター・ウォーズとかSFには哲学がある。

シスの暗黒教は絶対悪で、今で言うプーチンである。

日本でも政治家に騙されている人には内面悪がある。

以前書いたルパン三世内面悪
絶対悪がいる。(ヒトラー・麻原)
女の子、男の子はトラウマ的なものがあって自由になれない。(他者への悪意や、自己憎悪がある)
他者との心を通い合わせる交わり(現代医療で言う対話)、自分の現実の受け入れ、本来の自分であることが

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今日の哲学

天空の城ラピュタはわかりやすい近未来SFで、資本・文明の発達により人類が宙に浮いてしまう。(ある意味分裂病)
それでもこの大地から離れては生きていけないと主張するシータ。
ドゥルーズ的でもありドストエフスキー的

今日の哲学

唯物論(マルクス)では神を否定するから、希望がなくなれば人殺しも麻薬も可能になってしまう。絶対悪スターリン・毛沢東・プーチン

今日の哲学

狂気について

人間の内部には狂気があるという前提で大江健三郎は芸術論を論じていたわけだが、村上龍氏の論説はもっと凄い。母体から離れ幼少期からの神経的苛立ちこれが体積して狂気が生まれ、極端にいうと大の大人になってから抑うつの反動で犯罪者になる人がいる。だから早い時期から神経にメンテナンスを入れ場合によっては暴れる必要があると唱えた。抑圧とかいじめとか不条理とかあるからね。子供には希望が絶対的に必要

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今日の哲学

カイヨワの戦争論について
サバイバルすることにより人間は我を忘れ、自分が自分であるという責任から解放される。(自分が自分でなくなる)自我障害という論理である。これは後々危険である。というかそういう社会だから病院に来る人が出てくる。
だから病院きたらリカバリーしかないはず。ほんとは。

今日の哲学

さっきの続き
希望がないから何でもしていいには、ルサンチマンの感情が関係している。
ルサンチマン(不平・不満・怨念)これはいつの時代にもあってそれをインチキな宗教団体が麻薬の様に人の心を覆い隠していくという説がある。快楽に溺れるなんかもそんなもんだろうと思う。アーティストでもルサンチマンが物を作るっていうのがあるが、その先にあるのは退廃と孤立である。人によっては死んだりする。

ガイドすると幸福は

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今日の哲学

今日の哲学
神の存在を否定してそれによって何でもしてもいいというのは間違っている。
神がいないからではなく希望がないから何でもしていいってなるのだ。

無神論のサルトルやニーチェは麻薬やったり脳自体にダメージを与えてスターになろうとしたのだ。
ビートルズも麻薬やった。そういうのは古い。

毎度書いている俺が大好きなヤスパースは有神論的実存主義で限界状況にいながらも今生きていられるのはその間に神がい

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