3月9日(水)、第1271回 「存在の理由」
良いことも、
悪いことも、
因と縁の中で、
理由があって、
この世に存在しているのだ、
そういう事実を、
しっかり受けとめる、
ということです。
戦争は嫌だ、
だから、
平和の祈りを捧げるのだ、
そういうひともいる。
戦争は嫌だ、
だから、
反戦運動で訴えるのだ、
そういうひともいる。
どちらも、
その思いに、
変わるところはない。
貧困はかなしい、
だから、
食べるものを配るのだ、
そういうひともいる。
貧困はかなしい、
だから、
富める者から奪うのだ、
そういうひともいる。
どちらも、
その思いに、
変わるところはない。
わたくしたちは、
良いと思うことであれば、
その存在理由を問うことなく
受け容れ、
わたくしたちは、
悪いと思うことであれば、
その存在理由を問うことなく
拒絶する。
何かが存在しているならば、
それが、
善であれ、
それが、
悪であれ、
そこには、
その存在そのものを、
肯定する意図がある、
ということです。
存在の善悪には、
本当の姿は写っていない。
存在の理由にこそ、
本当の姿が映っているのです。
感謝、合掌
慈永
ありがとうございます。お布施は、こちらから😊😊😊