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組織風土、組織開発

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Purpose経営、組織の変革、など関心のあることを徒然なるままに・・・
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#人材育成

本を書いてみた(下)

本を書いてみた(下)

 6月28日、初の単著となる『海外事業を加速する 中途採用の成功法則』が発売されることになりました。既にAmazonでは予約販売が始まっていますので、もしよければ表紙だけでもご覧ください。

 一連の投稿は、自分もいつか本を書いてみたいと考えている人のために、なぜ私にそれができたのか、私にとって、本を書くために必要だったのはどのようなことだったかをお伝えするためのものです。
 よろしければ、ぜひバ

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Diversity & Inclusion

Diversity & Inclusion

ハーバードビジネスレビューから、『インクルーシブな企業には学習志向の文化が根付いている』。
多様性ある組織の文化的特徴は「学習志向」であり、それは高パフォーマンスの組織の特徴でもある、という興味深いエッセイです。

ダイバーシティやインクルージョンの機運が世界的に高まり、その進み具合を経営(者)の重要目標として掲げる企業が増えている中で、筆者はエグゼクティブの報酬とダイバーシティ目標の達成度

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学ぶべきは「国語」

学ぶべきは「国語」

7/14(水)の日本経済新聞から、『「普段着の日本語」学ぼう 哲学者が説く 論理力の鍛え方』。

 SNSなどのソーシャルメディアを通じ、背景や前後の文脈が分からないままに断片的な言葉が流通し、広がっていくことで、言葉と言葉をつないで理解、議論する論理能力が低下していくことを危惧しています。

 そうした断片的な言葉は「共感」か「反発」のいずれかしか生み出しません。「共感」は人間が持つ大事な能力の

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70歳定年はすぐそこ

70歳定年はすぐそこ

 ビジネス+ITの最新記事から、『今後起きる「シニア争奪戦」、企業側の勝負は「これから2~3年」だ』

 2021年施行予定の「改正高齢者雇用安定法」。企業には本人の希望に応じて70歳までの就労機会の確保が義務付けられます。
「70歳まで“使えないオジサン”の面倒を見なければならない」、「年金も十分にもらえないから70歳まで働かざるを得ない」、といったネガティブな文脈で語られることが多い「定年延長

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日本企業の旧くて新しい課題

日本企業の旧くて新しい課題

 青山学院大学名誉教授で国際経営学をご専門とする林吉郎先生の著書『異文化インターフェイス経営』、1994年に出版されたものです。

 グローバル経営において課題となる異文化間のコミュニケーションギャップが、現地駐在員の異文化コミュニケーションの問題に変わってしまっていることを問題視し、そのギャップを、本社の問題と捉えて異文化インターフェイスをデザインすることで解決を図るべきであることを主張してい

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「全部おススメです!」  「 ・・・ 😔」

「全部おススメです!」  「 ・・・ 😔」

PRESIDENT ONLINEの最新記事から『お客にオススメを聞かれて「全部オススメです」と答える店員が店を潰す 〜セールストーク3要素をおさえよう』。

問われているのは、店員個人が『自分の好きなもの』を『自分の言葉』で説明できるかどうか、だという記事です。

飲食店向けコンサルティングを行なう筆者によると、おすすめ商品をおすすめすることに苦手意識を持っている従業員が多いといいま

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エンゲージメントの目指す先

エンゲージメントの目指す先

 本日(9/3)の日本経済新聞(夕刊)から、『社会人の学び直し加速 スキル磨き「生き残る」』

 コロナによる景気の悪化やテレワークの進行によって、将来の雇用に不安を感じた社会人が、プログラミングなどの専門学校や社会人大学院に通うようになったと伝えています。

 記事では、法政大の田中研之輔教授(キャリア論)による「国際的にリカレント教育が遅れてきた日本でも終身雇用が崩れる危機を感じてキャリアを切

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70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア術

70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア術

田中研之輔氏著『プロティアン 〜70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア術』(日経BP)

法政大学キャリアデザイン学部の教授である筆者が、1976年にダグラス・ホール氏(ボストン大学)によって提唱された「プロティアン・キャリア」の概念を基に著した新著です。

「人生100年時代」と言われ、政府は70歳までの就業機会確保の義務化を法制化しました。一方、昨年末から年初にかけて、トヨタ自

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中高年の能力低下は、加齢でなく「制度」が原因

中高年の能力低下は、加齢でなく「制度」が原因

日経BizGateに投稿された太田肇先生(同志社大)のエッセイ『中高年の活躍阻む3つの壁 テレワークが崩す』。

 少子化にともなう労働力不足を補う役割を期待されている中高年社員にとって、仕事を継続する上での壁とは何かが述べられています。

1)能力の壁

 中高年になると創造性や記憶力、判断力など知的能力が衰えると言われています。しかし脳科学者によると、人間の脳は使い続けているかぎりいくつになっ

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折返し地点は48歳

折返し地点は48歳

今朝(7/19)の日本経済新聞から『新常態「その仕事、AIで」〜定型業務の求人30%減』。

従前からの人手不足に加え、コロナショックによる非接触化ニーズによって仕事の自動化、省人化が進んでいます。
記事によると、「自動化されやすい業務」の求人が大幅に減少している一方、コロナの不況下においても企業のIT投資は伸び続け、それによって新たな業務(求人)が増えているといいます。

『AIはヒトの

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