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エンゲージメントの目指す先

 本日(9/3)の日本経済新聞(夕刊)から、『社会人の学び直し加速 スキル磨き「生き残る」』

 コロナによる景気の悪化やテレワークの進行によって、将来の雇用に不安を感じた社会人が、プログラミングなどの専門学校や社会人大学院に通うようになったと伝えています。

 記事では、法政大の田中研之輔教授(キャリア論)による「国際的にリカレント教育が遅れてきた日本でも終身雇用が崩れる危機を感じてキャリアを切り開こうと考える人が急増した」というコメントのほか、ビジネススクールの受講生が2月から倍増しているという事実も紹介されています。

 一方、社会人が仕事をしながら学ぶには時間や費用など様々な障壁があり、政府による対策も始まっています。

 私も現在大学院に通っており、まさに修士論文の追い込み期間中😓ですが、そのテーマには関係なく、学び、考え、議論する、という習慣、特に批判的思考や建設的議論のスキルというのは、実は個人(ビジネスパーソン)はもとより、多くの組織に欠落したスキル、習慣なのではないかと思うのです。

 国の支援も有効ですが、企業としても人材育成投資の一環として社会人大学院を多用してもいいのではないかと考えます。

 そして、大学院に限らず、「他社に移っても通用する汎用性あるスキル」を積極的に身に付けさせて、どこへ行っても通用する人材に育てた上で、そんな「どこへ行っても通用する社員」が、敢えて選んで自社にいる、そんな状態を目指してはどうでしょうか。

どこへ行っても通用する社員が敢えて在籍し続ける会社

 今わたしが考えるエンゲージメントの理想形。そして、そんな会社は間違いなく生産性が高そうだと思いませんか?

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