講師と支援員の話 その3
こんにちは。ぐうぽんです。
1つの学校で、時間講師と学習支援員の二足のわらじ生活で気づいたことを徒然と描いています。
今回は、学びの横つなぎについて。
図工と理科のコラボ
先日、図工で花を上手に書くコツを学習していました。
その方法は図形を用いるもので、例えば上から眺めたときは、中心の円を描き、外側にまた円を描き、その中に花びらを描くと形の整った花を描くことができるといったものでした。
授業では結構この意味の理解に苦しむ子どもが多く、先生や私が助言したり実際に描いてみたりして理解を促しました。
そんな学習をした数日後、理科の授業で校庭にある春の植物を観察し絵を描く活動がありました。
タンポポや桜、オオイヌノフグリなど、自分が気になった植物を見つけ、絵にしたり特徴をメモしたりしました。
そこで一人の子がとても上手な絵を描いていました。
「すごい上手だねー。あれ?これもしかして?」
「図工のときに勉強した、あのやり方で描いてみたんだ」
担任の先生も、絵を見るなり「これはすごいな」と驚いていました。
選んだ花はタンポポでしたが、花だけでなく葉も図工で学んだ内容を活かして細かい部分まで描けていたので、リアルさが伝わってきました。
それを見て「ああ、これこそ教科横断であり、学びを活かすなんだよなー」と感じました。
他にも算数で東京の人口を読む場面は、社会科で東京都を学ぶときに活かせます。
道徳で「自分で決まりを作り守る」ことは、授業でちょっと集中できていないときへの戒めに活かせます。
つい各教科は独立して考えがちですが、広く見通してみると案外教科同士は近しい状況になっています。
まあそれは学習指導要領が徐々に教科間の隔たりを埋めるよう動いているからと言えますが、それはとても理にかなっていると思います。
日々の学習の中で「あ、つながっている」と感じたとき、きっと勉強の面白さに気づけるんじゃないかな、と私は思います。
教科横断について書いています。
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